お菓子工房『ドゥルセ・ミーナ』
日本で本格的で美味しいスペイン菓子を作っているお菓子工房『ドゥルセ・ミーナ』。
スペイン菓子の魅力がぎゅっと詰まったお菓子の詰め合わせとそれぞれのお菓子を紹介したいと思います!
日本にはあまり知られていないスペイン菓子ですが、本格的なスペイン菓子を作っているお店がなんと日本にあります。
茨城県の守谷市にある『お菓子工房 ドゥルセ・ミーナ』がそのお店。
今回は、『ドゥルセ・ミーナ』で販売している代表的なスペイン菓子を紹介したいと思います。
スペイン菓子の中でも、日本でよく知られているのが「ポルボロン」。
スペインではクリスマスの時期に欠かせないお菓子だそうです。
キャンディのように包むのが定番。
そして、「ポルボロン」と似たお菓子がその隣のヘーゼルナッツの「マンテカード」。
マンテカ(=動物の脂)で作られた、という意言葉に由来する、アンダルシア発祥のお菓子だそうです。
いろいろな味が作られており、「ポルボロン」も「マンテカード」の一種とのこと。
写真一番上の大きめのお菓子が「ロスコ・デ・ヴィノ」
ワインのリングクッキーという意味のお菓子です。
アンダルシアのモスカテル(マスカット)ワインを生地に練りこんでいます。
包装をあけた状態は、「ポルボロン」と「マンテカード」はほとんど同じような形状で、小さな丸いコイン状(厚みは1.5cmくらい)のお菓子です。
「ポルボロン」は、アーモンドの風味、「マンテカード」はヘーゼルナッツ特有の香ばしい香りがして、食べるとあっという間に口の中でほろっと崩れていきます。
「ロスコ・デ・ヴィノ」はリング状で、ザラッとした質感はポルボロンに似ていますが、それよりは若干しっかりした固さを保っています。
軽めの食感で粉の香ばしさとともに、マスカットワインの甘さがふんわり香ります。
「サンティアゴのタルト」です。
直径6cmくらいの小さなタルト型で焼いています。
こちらはキリスト教徒巡礼の地としても有名な、サンティアゴ・デ・コンポステーラの名物菓子。
構成は至ってシンプル。
サクッと軽い目のパイ生地に、フランス菓子でいうとクレーム・ダマンドのような生地を絞って焼いています。
アーモンド生地は、とてもアーモンドの風味が強くてコクもあって美味しく、何度食べても飽きのこないシンプルな焼き菓子です。
パナジェッツ
こちらのお菓子は、初めて出会うお菓子。
「パナジェッツ」。
スペイン、カタルーニャ地方で聖人の日11月1日頃に食べられるお菓子だそうです。見た目には一見マジパンのように見えますが、生地にはさつまいもが入っています。
周りには松の実が付いていて、甘くて香ばしい味です。
アーモンドの濃厚な風味とほのかに香る蜂蜜とさつまいもの甘さが特徴です。
スペインといえば、やっぱりアーモンドが美味しいので、アーモンドの味を活かしたお菓子「マジパン」は気になりますね。
ドゥルセ・ミーナの「マジパン」はとってもかわいい人形の形をしていて、見ているだけで幸せ気分になります。
猫や魚、ハリネズミなど小さいながらきちんとかわいく作られていて心が和みます。
表面は乾いた質感ですが、食べると中は柔らかくてアーモンドの旨みが詰まっています。
甘さもしっかりしているので、無糖のコーヒーなどといただくのがおすすめ。
砂糖がけしたアーモンドをチョコレートでコーティングしたお菓子。形が岩
(Roca)のように見えることから「ロカス」とよばれます。
美味しいアーモンドとビターチョコレートの相性はもちろん抜群で、いくらでも食べられそう!
スペインのクリスマス菓子「トゥロン」。
アーモンドに砂糖や蜂蜜、卵などを加えて作るお菓子です。
「トゥロン」には固いタイプと柔らかいタイプとありますが、『ドゥルセ・ミーナ』のものは「マジパン」を使った柔らかいソフトなタイプ。
左はオレンジ味の「トゥロン」です。
卵黄が入っているので、よりコクがあってリッチな風味。
オレンジピールの酸味がアクセントになっています。面白いのが表面をブリュレのようにキャラメリゼしているところ。
ほのかに香ばしくビターな風味がオレンジとよく合っています!
右の「トゥロン」は、スペインアーモンドを使用したバニラ風味の生地にクルミが入っています。
バニラの甘い香りにクルミのコリコリした食感が印象的。 とても優しい味に仕上がっています。
『ドゥルセ・ミーナ』のお店は茨城にありますが、お菓子はホームページで取り寄せもできます。
気になる方はぜひ!http://dulcemina.jp/
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