« 2月のお菓子教室はナッツやショコラなどで! | トップページ | 3月のお菓子教室 »

ドイツ菓子 フランクフルタークランツ

1

今月の新作レッスンは珍しくドイツ菓子を作ります。
「フランクフルタークランツ」という、ドイツのフランクフルトのお菓子。クランツは
軽めの生地ヴィーナーマッセ(フランス菓子でいうとジェノワーズに近い)にブッタークレメ(バタークリーム)をサンドして、周りにナッツをたっぷりつけたお菓子です。ドレンチェリーの飾りがなんともクラシカルな雰囲気です。

日本ではあまりドイツ菓子の専門店が少ないので見かける機会がすくないですが、ユーハイムのものは比較的ご存じの方が多いかしら。ユーハイムのは私はまだ食べたことがありませんが、ナッツ少なめで上品軽やかな雰囲気です。
関西のほうだとツマガリやエスコヤマでありますね。都内だと、以前はホレンディッシェ・カカオシュトゥーベで販売されていませんが、最近は販売されていないというお話を生徒さんから聞きました。

私は昨年の夏にスイスのバーゼルを訪れた際、このお菓子を頂きました。
とっても大きくて直径24~27cmくらいあったかしら。それを17等分ほどしましたが、それでも充分な量でした。
大きいのに軽やかなのが印象的。素直に美味しいなぁと思いました。

その思い出もあり今回お菓子教室で作ることにしました。


6

中にはアクセントで赤すぐりのジャムを。
フランボワーズでも美味しいと思うのですが、ウィーン菓子やドイツ菓子は赤すぐりを使うことが結構多いですよね。バターの油脂分がしっかりしているお菓子なので酸味をプラスすると飽きずに食べやすくなります。
バタークリームは、クレーム・パティシエールにバターを加え、キルシュの風味をプラスしています。

写真のものは一回目の試作のもの。
まずはドイツ菓子のレシピ本を参考に組み立てました。田舎っぽさがありながら伝統的なお菓子は佇まいからして素敵です。
・・が、形としては完成したものの、食べてみると当たり前ですが「自分の味」じゃない。
ここからが試作の勝負どころで、生地、クリーム、クロカント、ジャムそれぞれ自分の味になるように配合を変えていく必要があります。私のお菓子づくりはただお菓子を作るということが目的ではなく、「自分の味」を作ることなんだな、と毎回思います。そんなこともあり、一つ一つの生地への試作&試食を繰り返す日々です。

もう一息頑張ります!


フランクフルタークランツのレッスンはこちらの日程で空きがあります。

■フランクフルタークランツ

2/22(月)9:00~13:00、2/28(日)13:15~17:00、3/2(水)9:00~13:00
参加希望の方はご連絡下さい。お土産にはドイツ菓子とは全く関係ないですが、前回レッスンでご紹介するかも、と言っていたコルシカの郷土菓子カニストレリをおつけします。栗粉を使った焼き菓子です。くるみをいれてちょっと香ばしめにしています。栗粉の味が独特なので好き嫌い別れるかもしれませんが、楽しみにして下さい~

また、他のレッスンの空き情報はこちら(レッスンは実習形式です。世田谷区で開催。詳細は個別にご連絡します)ご連絡はmasa@sweet-cafe.jp(下園)まで

3
■コンベルサシオン
「会話」という意味の小さな可愛らしいお菓子です。
フィユタージュとクレームダマンドという組み合わせはガレット・デ・ロワと同じなのですが、
サイズが違うのと、表面に塗るグラスロワイヤルのサクッとした食感で、全く別のお菓子の印象を持つと思います。
フランス菓子らしく、バターの風味、お砂糖の甘さ、アーモンドのコクを充分に感じられるお菓子です。
2/20(土)9:00~13:00、2/21(日)9:00~13:00、2/29(月)9:00~13:00

2

ザッハトルテ(追加しました)
ウィーンの銘菓「ザッハトルテ」。
チョコレートを加えたスポンジ生地に、上掛けのチョコレートをかけて仕上げます。
スポンジは難しくないのですが、この上掛けがの扱いが難しくなかなか慣れないと難しいお菓子です。
でもうまくいくとマットな艶とショコラの新鮮な香りにうっとりするお菓子です。
アプリコットジャムの酸味がチョコレートとマッチした上品な味です。
3/6(日)9:00~13:00


|

« 2月のお菓子教室はナッツやショコラなどで! | トップページ | 3月のお菓子教室 »

地方菓子お菓子教室」カテゴリの記事

ドイツ菓子」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ドイツ菓子 フランクフルタークランツ:

« 2月のお菓子教室はナッツやショコラなどで! | トップページ | 3月のお菓子教室 »