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2015年7月

8月のお菓子教室です。

フランスツアーのレポートを、と思いつつここ1週間予定が多くて、なかなか更新できずにいました。
最近は、ラデュレのクリスマス~新年のお菓子のプレス会や、夏スイーツの試食会、パークハイアット東京のパークブリュワリーのプレス会などにおじゃまして、夏から一気に冬の食を味わっているところです。

来月あたりからホテルを中心にクリスマスプレスお披露目会もふえてくるので、今年はどんな傾向のケーキが多くなるのか注目ですね。8月最初はドゥニさんの講習会に参加予定です。今年も楽しみです。


さて、来月レッスンのご案内です。
8月ということで思いっきり夏らしいものを作っていきたいと思います。
ご参加希望の方はご連絡下さいませmasa@sweet-cafe.jp(下園)

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まずは、夏のガトー・バスク。
フランス南西部のバスク地方の郷土菓子「ガトー・バスク」を夏らしくアレンジしました。

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ココナツ香る生地に、パッションフルーツのクリームを詰めます。クリームの中にはドライパイン、マンゴー、バナナを入れて賑やかでトロピカルな味わいに仕上げます。
いつものガトー・バスクとはまた違った表情を楽しんでもらえると思います。

夏のガトーバスク 
日程 8/8(土)13:15~、8/12(水)13:15~、8/24(月)9:00~13:00

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夏の素材の代表格「ココナッツ」。そのココナッツの自然な甘さを活かした生菓子と焼き菓子のご紹介です。
ブランマンジェはココナッツの風味を移し、口の中でとろけるような柔らかさに仕上げます。
濃厚な香りのマンゴーソースと一緒にいただきましょう。

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デモンストレーションではサブレ・ココを作ります。アイスボックスタイプのココナッツのサブレは、ほろほろっと崩れるもろさが魅力。小麦には無い独特の食感とナチュラルな甘さを感じられます。
どちらもシンプルな美味しさを実感できるお菓子です。

ココナツのブランマンジェ&ココナツのサブレ

■日程8/9(日)9:00~、8/11(火)9:00~

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トロピカル一色な8月ですが、合間にサレ系(塩味のもの)をプラスします。
「塩味のクッキー」という名前は素朴ですが、使っている素材はとっても贅沢。
スペイン産のアーモンドパウダー、スペインマルコナ種のアーモンドホール、スペイン産松の実、エダムチーズなどをあわせたとても香ばしくあと引くクッキーです。栄養価も高く、上質な素材をつかっているのでお菓子やおつまみとしてはもちろん、個人的には朝ごはんや小腹が空いた時にも重宝しています。
※塩味のクッキーの画像が見当たらないため、写真はカレー味のクッキーです。雰囲気はとても似ています。

レッスンでは生地を仕込んで、そのままお持ち帰り、ご自宅で一晩寝かせてから焼いていただきます。
塩味のクッキー
■日程8/10(月)9:00~12:00、8/22(土)9:00~12:00、


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そして新作案内です。

今年はオレンジのロールケーキを作って以来、ロールケーキの良さを見直しています。
生地とクリーム、具材、というシンプルな構成で、素直な美味しさがあるのがいいですよね。
6月はフォレ・ノワールのロールケーキを作りました。こうやって季節にあわせて素材を変えていくのも楽しいですね。

8月はトロピカルなロールケーキを作ります。
ココナッツのジェノワーズ生地に、クレーム・ムースリーヌ(ココナツorパッション)を塗り、パイナップルやマンゴーを巻いてほんのりライムの香りを加え、爽やかさをプラス。バカンスを思い起こさせるそんなロールケーキに仕上げます。
ルレ・トロピック
日程8/22(土)13:15~、8/25(火)13:15~、8/30(日)、8/31(月)9:00~
※8/24(月)もしくは8/27(木)午後も検討中ですのでご希望の方はご連絡下さい。

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その他のレッスン案内
8/25(火)9:00~ガトーピナコラーダ、8/26(水)9:00~ファーブルトン&ガレットナンテーズを予定しています。

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ストラスブールお菓子散策。

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アルザスでのお菓子旅行記の続きです。
アルザスに到着したのは夜。翌日から街歩き!ということでワクワクでしたが、なんとこの日はとっても暑かった!
まだ日本の方が涼しいと思えるくらい。
ちょうど7月頭にヨーロッパが熱波の影響を受け、40度くらいまで温度が上昇していたのです。

それもあって、34~35度くらいのストラスブール。もちろんこんな暑いストラス初体験です。
それでもスケジュール変更するわけにも行かず、この日は暑い中皆で歩きました!

写真はクリスチャン。
壁のデザインが素敵ですね。

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暑いのでついついアイスにめがいきます。
日本には無いようなフレーバーがあるのが興味津々。

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クリスチャンではいろいろ食べましたよ。
カクタスというさっぱり柑橘系や、ヴェルヴェンヌ、アプリコット&エスプレット、スリーズバイオレット、シトロンノワールなどなど。


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こちらは、以前浅見シェフがいらっしゃったキュブレー。
ちょっと生菓子の種類が減ってましたが、暑いから減らしていたのかも(他の店舗でも心なしか生菓子の種類が少なくなっていたような)。
ここで頂いたタルトオニオンがコクがあって美味しかった!以前キッシュを頂いた時も美味しかったので、サレ系オススメです。こちらでも皆さんアイス食べてましたね。


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そして、ジーグレー。
洗練された美しいお菓子が並ぶ、ジーグレー。
やっぱり好きです。今回暑すぎて生菓子は私は見送りましたが、クグロフや小さなクイニーアマンを購入しました。また冬行きたい!

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そして、ネゲル!
やっぱりフルーツのタルトがアルザスらしいです。
もうこの辺りで体力も落ちてきていましたが、頑張って(いつもなら全然頑張らなくてもいっぱい買うのに、相当暑くて朦朧としていた。。)イチヂクのタルトとクグロフを購入。あとで他の方からボベスを分けて頂いてとても美味しかった!

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そして、ミュロップさん。
相変わらずケーキが美しい!
ここではレシピ本とクグロフを購入。レシピ本はタルトのバリエーションのもの。ヴァン・ショーやパンデピスをイメージしたタルトがあって、冬らしくて素敵です。

その他、パン・デピス専門店にも行きました。

とにかく暑かったこの一日。
いつもより全然食べてないなぁと思いつつ、アルザスでこれだけ多くの種類のアイスを頂いたのは初めてかも。
そういう意味ではよい経験でした。

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最近のお仕事など

フランスレポ途中ですが、最近のお仕事などをご紹介します。

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ニフティスイーツ部で先月ニューオープンのパティスリー「メゾン・ダーニ」を紹介。
フランス南西部バスク地方で修行した戸谷シェフのお店です。
注目はやはりガトー・バスク!なんと毎日焼きたてを提供するということでシェフの意気込みが感じられます。
店内のあちこちにバスクを感じる小物などもあって、地方菓子が好きな方にオススメのお店です。
http://sweets.nifty.com/cs/catalog/sweets_report/catalog_150702919735_1.htm

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そしてこちらのスイーツ部のレポート。
ハーゲンダッツの新作アイスです。
こちらは、もう召し上がった方もおおいでしょうか?
個人的には酸味のあるものが好きなのでシチリアレモンがお気に入り。そういえば最近「シチリアレモン」を押し出した商品が多いですね。最近の流行りかしら。

http://sweets.nifty.com/cs/catalog/sweets_report/catalog_150702919737_1.htm

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パナデリアさんで連載中のブルターニュお菓子紀行も、更新しました。
今回は、ブルターニュの大好きなお菓子屋さん「グラン・ド・ヴァニーユ」の紹介です。
焼き菓子メインのお店で、サブレやケークがとっても美味しい!
是非また行きたいお店の1つです。

http://www.panaderia.co.jp/fr-sweets/bret09/index.html


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こちらは終了したイベントでしたが、先月NHK文化センター青山教室で、夏の手土産スイーツ講座を開催しました。今回も満員御礼で、たくさんの方とお菓子を頂きました。
夏らしい水ようかんやマンゴープリン、アントルメグラッセ、そして定番のクッキー詰め合わせ、バームクーヘン等をご用意。
写真はペニンシュラホテルのマンゴープリン。
何度か頂いたことはありますが、やっぱりここのが一番好き!
とろけるようなマンゴーのねっとりした味わいと、ココナツの軽やかな甘さがマッチ。
マンゴーやココナツが苦手という方も、美味しかったです!と言って頂けて、とても嬉しかったです。

さて、次回は秋冬スイーツ講座です。
日程確定しましたらお知らせしますね。
今のところ11月末の土曜で検討中です。この時期だとクリスマスらしいお菓子もご紹介できるのでは?と思っています。


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最後は、お菓子教室のご案内です。
7月はやっぱり夏らしいトロピカルなものを!と夏ならではの美味しさを感じる焼き菓子、生菓子をご紹介します。
お菓子の詳細や日程はこちらでご紹介しています。
キャンセルがでたりもあり、空いた日程もありますので、興味のある方は是非。
初めての方、初心者の方も歓迎です。
■詳細はこちら
http://douce.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/7-7968.html

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スフレンアイム

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お菓子ツアー初日はひたすら移動に使い、2日目の朝はまずはバスでスフレンアイムへ。
ここは陶器が有名なところですね。お菓子好きなら聞いたことがある地名かな?と思います。

私は以前も一度訪れたことがありますが、その時は一軒しか行けず。
今回は数軒巡る事が出来ました。


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クグロフの陶器の型がたくさん!小さいものから大きなものまで。
店によって模様の雰囲気が異なるので、それを見て周るのも面白い。
私は小さなネイビーのクグロフ型を1つ買いました。


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こういった、お料理用の型もたくさんあります。
さすがに大きな型は買えませんが、見ているだけでとても楽しい。

この他に復活祭に使うアニョー・パスカルの型や長い発酵生地のお菓子ラングホフの型も数種類売っていました。

陶器は重いので、皆さん荷物の重量との相談ですが、これだけ多くの陶器を見るとついついテンションが上がって、もう何を買っていいものやら。。とわけが分からなくなります。

最終的に私はスープ用のボウルを家族分3つ(でも1つは帰国途中に割れちゃいました。。)、小さなベッコフの鍋(ディスプレイ用)、小さなクグロフ型を購入。
早速自宅に飾ってニンマリしています。

スフレンアイムまで行けない場合は、ストラスブール大聖堂の近くのポットリー・ダルザスがオススメ。
http://www.poterie-alsace-strasbourg.eu/
センスのよいマダムのセレクトショップです。ここでもベッコフの小さな鍋と、壁掛けの飾りを購入。

何度行っても魅力的なアルザスの陶器たちです。

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フランスから帰国しました。

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昨日フランスから帰国しました。
東京は暑い!!
でも、実はフランスも暑かったのです。

熱波の影響で、フランスに降り立った翌日は34度。。
じりじりと照りつける日光が強くて、まるで日本の真夏のようでした。

ただ、その後は涼しい日もあったりだったので、助かりました。

今回ストラスブール散策の日が暑かったので、例年のようにはお菓子を食べられなかったのですが、お陰でアイスを何種類も頂きました。日本にはあまりないフレーバーのものもあったりで楽しかったです。私はクリスチャンのベルヴェンヌのアイスを頂きましたがさっぱりして美味しかった!

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今回は、クグロフをいろんな箇所で頂きました。

キュブレー
ジーグレー
ネゲル
テュエリーミュロップ
クリスチャン
ギルグ
ジャック
メゾン・フェルベール
ダニエル・ルベール

この10箇所のお菓子屋さんとホテルの朝食で食べたので、私としては過去最高の種類を頂きました。
それぞれ特徴があって面白かったです。

その他、個人の旅行ではなかなか食べられないアントルメやアントルメグラッセなども切り分けられてとても楽しかったです。

写真手前のハート型のサブレを使っている可愛いお菓子はフェルベールさんのタルトリンツァー。
お菓子のデモンストレーション研修で教わりました。
サブレとコンフィチュールのみのとてもシンプルな構成ですが、美味しかったです!

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最後は、スイス・バーゼルに移動しました。
バーゼルは、フランスとスイスの国境付近の都市で、空港もフランスのミュールーズ空港とスイスのバーゼル空港は同じ建物で、フランスとスイスが一緒に運営しています。

バーゼルはドイツ語圏でしたので、フランス菓子とはまた趣がことなりドイツ色がつよい!
バターやナッツを使った大きなケーキが多かったです。迫力ありますね。そしてなんだか懐かしい雰囲気。

今回のツアーもあっという間に過ぎ去った感があります。
小さなアクシデントもありながら、皆さんと無事に帰国できてホッとしています。

いろいろと反省点もありますが、皆さんとたくさんのお菓子をシェアできたり、現地の職人さんとの交流があったりでとても貴重な体験が出来ました。参加頂いた皆さんどうもありがとうございました。

また、この経験を次に活かしていきたいと思います。

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7月のお菓子教室案内

もう7月にはいりましたね。
まだ梅雨明けしてないので、夏という感じはそれほどしませんが、レッスンではトロピカルな夏らしいお菓子や素朴な地方菓子をご紹介していきたいと思います。

7月レッスンは上旬はおやすみして(フランスに行ってきます!アルザス&アルボアのお菓子を満喫してきますね)、中旬からスタートします。

ご参加希望の方、お問い合わせの方は下園(masa@sweet-cafe.jp)までご連絡くださいませ。
参加希望の方は参加希望のレッスン名、日程をご連絡くださいませ。

なお8/2(土)午後の枠は現在空きがありますので、ご希望の方がいましたらご連絡ださい。
テーマは基本的には7月のものでお願いします。個人レッスンの場合は+1000円となりますのでどうぞよろしくお願いします。2名以上ですと通常料金です。


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夏がくると必ずこのお菓子を食べたくなります。
ちょうどブルターニュ旅行から帰ってきて作った初めての新作がこのお菓子でした。
ブルターニュ旅行の際に教わったピナコラーダのキャラメルをヒントに、この構成で焼き菓子を作ろうと思い考えだしたお菓子です。

アーモンド豊かなココナッツ生地にドライパイナップルのマリネを散らし、焼き上がり生地にラム酒の香りをまとわせます。バカンスが来た!と感じる夏の焼き菓子です。見た目にかわいいプティング型で作ります。

【ガトー・ピナコラーダ】
■参加費 8000円
■日程 午前(9:00~13:00)…7/22(水)、午後(13:15~17:00)7/27(月)

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昨年の新作でご紹介したショートケーキです。
苺が終わる夏の季節にでも、華やかで爽やかなショートケーキをと作ったケーキです。オレンジとマンゴーを主役に、明るいオレンジ色で元気になれそうな色合い。さっぱりした低脂肪の生クリームにバナナとライム、マンゴーをサンドします。
仕上げはライムの皮をすりおろし、より一層爽やかに仕上げます。

スポンジにクリームを塗る「ナッペ」は正直簡単ではありませんが、出来る限りコツをお伝えして感覚を掴んでいただければと思います。
※マンゴーは作業しやすいように冷凍を使用します。

【夏のショートケーキ】
■参加費 8000円
■日程 終了しました。個人レッスンでの受付はOKです。

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イタリアうまれのリコッタが主役のタルトです。
蜂蜜が香るざっくりしっかりした食感の生地に、リコッタや卵、バターをあわせた生地とレーズンを流し、表面はリンツァートルテのように格子状にタルト生地を貼り付けます。

シンプルながらリコッタ、ラムレーズン、バター、蜂蜜、卵、粉それぞれの素材の味が組み合わさった時のなんともいえないあたたかな味わいが印象的なタルトです。
断面の写真がなかったのですが、中にはラムレーズンが入っています。それがまた相性抜群で美味しいのです!


【トルタ・ディ・リコッタ】
■参加費 8000円
■日程 午前(9:00~13:00)…7/28(火)


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今回はブルターニュ地方&ロワール地方の焼き菓子をセットで作ります。
ファー・ブルトンは、プルーン入りのもっちり食感が特徴の素朴な焼き菓子です。ブルターニュでは朝市やパティスリーでは必ず見かける定番のお菓子です。以前もレッスンで作った事があるのですが、もう少しルセットを軽くしてご紹介したいと思います。

そしてデモンストレーションでは、ロワール地方のお菓子「ガレット・ナンテ」をご紹介。ガレット・ブルトンヌよりも少し粉感の強いお菓子です。
粉とバターの素朴な風合いがストレートに伝わる地方菓子らしい焼菓子です。
(写真はガレット・ナンテです)


【ファー・ブルトン&ガレット・ナンテ】
■参加費 8000円
■日程 午前(9:00~13:00)…8/2(日)、8/3(月)
午後(14:00~17:30)…8/1(土)


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