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2014年8月

9月のお菓子教室は秋モードで。

9月のお菓子教室の予定がきまりました。
秋の入り口ということで、ココナツやマンゴーなどのトロピカル系から少しずつ秋色にシフトです。
お菓子の詳細と現在空きのあるあ日程を記載しましたので、お申込み・お問い合せはmasa@sweet-cafe.jp(
下園)までご連絡下さい。

日程が合わない場合は個人レッスンでご都合のいい日に開催出来る場合もありますのでご相談下さいませ。
個人レッスンは追加で1000円プラスです。2名以上で通常料金ですのでお友達との参加もオススメです。

場所は東京世田谷区です。詳細は参加が決まりましたら個別にご連絡します。


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黒いちぢくのタルト

フランスで感動したフルーツの1つが黒いちぢく。
皮が黒くて、実の色が濃く、水分の少ないいちぢくです。

日本のとろんっとした柔らかいいちじくも美味しいのですが、やっぱり焼き込み系のお菓子には黒いちぢくが最適。

シュクレ生地にスパイスとキャラメルを加えたクレーム・ダマンドをしぼりその上に、スライスした黒いちぢくをたっぷり並べて焼きます。焼くことでいちぢくの味がぎゅっと凝縮します。(上の写真は焼く前の写真です。)

9/24(水)9:00~13:00 13:15~17:00

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焼き上がり、表面にフランボワーズ(ラズベリー)のジュレを塗り、ベリー系の酸味をプラス。
仕上げにシナモンパウダーをふりかけて、ほのかにスパイシーな香りをプラス。

見た目にもしっとり秋の装いを感じるちょっぴり大人っぽいタルトです。


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ケーク・エコセ

アーモンドやチョコが美味しくなり始める時期に食べたくなるお菓子です。ケーク・エコセは直訳するとスコットランド風のパウンドケーキ。

2種類の生地を重ねてやくのが特徴で、外側がココア風味のダックワーズ生地。内側はアーモンドたっぷりのしっとり濃厚な生地で構成されます。アーモンドの生地にはオレンジピールを入れて風味を出しています。

アルザスのパティスリーに行くと、いろんなお店で売ってます。
私はパティスリーネゲルのケーク・エコセが好きで、いつか習ってみたいなぁと思っているところです。
ネゲルにいらしたラ・ヴィエイユ・フランスの木村シェフもケーク・エコセお店で出してますよね!こちらももちろん美味しいです。

通常はケーク・エコセ専用の型で焼きますが、今回はアルザスらしくクグロフ型で焼きます。

そのため一見ショコラのクグロフの様に見えますが、カットすると断面が2層になっているので、見た目の楽しさがあります。

日持ちするので、秋冬のプレゼントに向いている焼き菓子です。

9/18(木)9:30~12:30


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絞りレッスン

お菓子作りに必要な技術が幾つかありますが、基本的なことをマスターするといろいろと応用がきくのでとても便利。
そんな技術をご紹介しつつ美味しい焼き菓子ができるそんなレッスンです。

今回は久々の絞り出しクッキー。クッキー生地を絞りながら、絞り方をマスターしていただきたいと思います!

ヴィエノワというサクサク軽いクッキー生地を3種類の絞り方で仕上げていきます。

9/15(月・祝)13:15~
9/17(水)9:00~13:00
9/21(日)9:00~13:00

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秋のキッシュ ~4種類のキノコと栗を使って~

8月には夏野菜のキッシュを作りましたが、続けて9月にもリクエストによりキッシュレッスンを開催します。
私自身も大好きなキッシュなので、作るのも食べるのも楽しみです。


夏野菜のキッシュと土台は同じで、チーズとアーモンドの香ばしいクザクの美味しい生地です。
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中の具材は旨味ある4種類のキノコと、秋の人気食材「栗」。キノコはオリーブオイルで炒め、ほのかにお醤油の香りをプラス。
栗はフランスの蒸し栗を使います。塩系の中にすこし甘さがはいることでほっと安心します。

夏野菜のキッシュよりもすこし乳脂肪をアップして、よりなめらかで濃厚な味わいです。

9/7(日)13:15~17:00

9/13(土)9:00~13:00
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【9月新作レッスン】ピティビエ・フォンダン

ピティビエというと、フィユタージュとクレーム・ダマンドで作るガレット・デ・ロワの様なパイ菓子がよく知られていますが、今回作るのはそれよりももっと歴史的に古い「ピティビエ・フォンダン」とか「ピティビエ・グラッセ」と
呼ばれるお菓子です。

フランスの中部サントル地方のお菓子で、アーモンドがたっぷりはいったソフトで濃厚なバターケーキの生地に、仕上げにフォンダンをかけて仕上げます。ドレンチェリーやアンゼリカを使ってクラシカルに飾り付けをします。

素朴ながら昔ながらのフランスの地方菓子の魅力を感じるお菓子です。


9/27(土)9:00~13:00、13:15~17:00

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8月新作トルタ・ディ・リコッタ

お久しぶりのブログです。
書きたい書きたいと思いながらなかなか時間が取れずもう8月も後半ですね。

ものすごく忙しいというわけではないのですが、今までの様に自分のペースだけで仕事ができないのでどうしても時間が足りなくなってしまいます。

でも、できるかぎりはブログでもいろんなスイーツを紹介したいと思っていますのでどうぞよろしくお願いしますね!


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さて、先日よりスタートした今月の新作レッスン「トルタ・ディ・リコッタ」。
イタリアうまれのお菓子です。レッスンでイタリア菓子を作るのは初めて。

先日、イタリア菓子職人の藤田シェフの講習会に参加した際に教わったお菓子をベースに私なりにアレンジしたものです。
※藤田シェフの講習会の様子はニフティスイーツ部でも紹介してます。

イタリアのお菓子というと、その土地で美味しい食材を使うというのが多いですよね。
このお菓子もそうで、イタリアで定番のリコッタを使います。
リコッタは、日本ではチーズだと思われている事が多いですが、実はチーズではなくチーズを生成する過程で作られる「乳製品」です。

このリコッタ南イタリアではよく作られるそうで、今回はタルトの詰め物にリコッタをたっぷりと使っていきます。
南イタリアでは羊乳のリコッタが多いそうですが、日本に入ってくるのは牛乳のリコッタがほとんどだということです。

それから、ラードや蜂蜜を使うのもこのお菓子の特徴。
バターがあまり作られないイタリアでは、ラードを使う事がよくあるのだそう。
そういえば、スペインもマンテカードにはラードを使っていますね。

今回はラード入りの生地も試作したのですが、敷きこみがちょっと難しかったために、レッスンではバターの生地を使っていきます。バターのほうがよりコクがあり、風味が良いです。ラードを使用するとすこしライトな感じに仕上がります。

イタリア人は粉ものがお好き、ということで生地が分厚いのも特徴。
4ミリ厚に伸ばしたタルト生地はざっくり食感で、ほんのり蜂蜜の甘い香り。
私は空焼きをして、より生地の香ばしさやザクッとした食感を出していきます。

そこにリコッタや卵、バターをあわせた生地とレーズンを流し、表面はリンツァートルテのように格子状にタルト生地を貼り付けます。

シンプルながらとっても印象的な味に仕上がったと思います。
その秘密はプロヴァンスの百花蜜のおかげかなと自分では思っています。

野生のパワーがあふれる百花蜜ほんの少ししか加えていないのですが、その百花蜜とリコッタとレーズンが合わさった時に調和する味や香りがとても大好きです。

見た目はザ・茶色。という焼き菓子オーラむんむんですが、アパレイユの水分が多いので焼き菓子の良さと生菓子のようなみずみずしさもあるお菓子です。

今まであまりイタリア菓子について知る機会はなかったのですが、このお菓子や講習会で藤田シェフのお話などを伺って、もっとイタリア菓子についても知りたいなと思うようになってきました。(だって、イタリアって粉もの菓子が多いんです~!)

リコッタのタルトのレッスンの空き情報です。

8/31(日)13:15~17:00

ご希望、お問い合せはmasa@sweet-cafe.jpまでご連絡下さいませ。


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最近のお仕事など

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今年の9/1に50周年を迎えるホテルニューオータニで登場の50周年記念の話題のあのスイーツをニフティスイーツ部でレポートしました。

旬を迎えた極上のフルーツをふんだんに使った贅沢なスイーツです。
その名も「エキストラスーパーフルーツショートケーキ」。

もうこれ以上はないっというくらいの特別感ですよね。

8月上旬までの販売予定なので、気になる方はぜひ!
.........

それから、お知らせ遅くなりましたが、先週末の日経新聞プラス1にて、「真夏に食べたい お薦めのフルーツゼリー」が紹介されました。
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO74532130Q4A720C1000000/

私も選者の一人として参加させていただきました。
この季節にピッタリの果実感たっぷり、ジューシー、見た目にも涼しげなゼリーが揃っています!

見た目に美しいアンリ・シャルパンティエのテリーヌ仕立ての「テリーヌ・ドゥ・フリュイ」と、岡山の清水白桃を贅沢に使った志ほやの「清水白桃半割り果実ゼリー」が特にオススメです!この夏の贈りものにどうぞ。
私も贈りものとして使わせて頂きました!

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8月のお菓子教室も夏らしく!

あっという間に終わった7月。
私としては2週間位しかなかったのじゃ!?というくらいの猛スピードでした。
気づくと本格的な夏!
暑いのは苦手ですが夏は日が長くてちょっと得したような気になるし、大好きなアイスやら美味しいフルーツがたくさんで嬉しい季節ですね。

さて、お菓子教室8月のレッスンではちょっと欲張ってたくさんのメニューを開催します。
気分としては「夏のお菓子合宿」的な感じで、この夏を過ごしたいと思っています。

参加ご希望、お問い合わせの方はmasa@sweet-cafe.jp(下園)までご連絡下さい。
場所は東京世田谷区です。1人1台仕上げの実習形式のレッスンです。

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【ガトー・ピナコラーダ】
夏のカクテル「ピナコラーダ」を焼き菓子に再構築した、オリジナルのお菓子です。
ココナッツとパイナップル、そしてラムの組み合わせで、一気に夏気分になれるそんな南国テイストな味。アーモンドたっぷりでバターは控えめなので、コクはあるけど重さはないのが夏向きなところ。

プティング型というリング状の凹凸ある型で焼くのですが、この型が型離れが悪くしばらくお休みしていました。
そのため、合羽橋のお店に型のコーティングに出したところ、なんだかとってもかっこいい感じで帰って来ましたので、久々のリクエストレッスン登場です!

ぜひ夏の定番としておすすめしたいお菓子です。


8/13(水)9:00~12:30
8/17(日)9:00~12:30 追加しました
8/26(火)13:15~16:30 追加しました
1
【夏野菜のキッシュ】

チーズ風味の香ばしい生地に、トマトやズッキーニ、パプリカなどの夏野菜をたっぷり入れたキッシュです。
いつも作るキッシュよりアパレイユの乳脂肪を低くして夏仕様にしています。
低脂肪にしているとはいえ、チーズやクリームのコクもしっかり。
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そして一般的なブリゼ生地とは一味違うチーズとアーモンドの香ばしさが味の決め手。普通のキッシュが物足りなくなってしまうほどの、くせになる味です。
8/13(水)13:15~17:00
8/26(火)9:00~13:00


2
【カレー味のクッキー】

アーモンドやチーズ、ココナツにカレーの香りをふわりとまとわせた
しょっぱい系のクッキーです。ココナッツ入りで軽い食感。そしてカレー味なので夏にぴったりの味。松の実とくるみのコクと食感がアクセントです。

カレーはそれほど強くないので、小さなお子さんでもOKなお菓子です。中には胡桃と松の実入りで軽いだけではなく、コクもあって美味しいクッキーです。

生地を作ってお持ち帰りいただきますので、焼くのは好きなだけご自宅で。(生地は冷凍保存可能です)
ちょっとした手土産としても話題になりそうな一品です。

デモンストレーションでは、コーンブレッドをご紹介。コーングリッツのプチプチ感が楽しいほんのり甘い味。朝食にもピッタリです。

8/23(土)9:00~13:00
9/24(日)13:15~17:00


3
【アルザス風アプリコットのタルト】

初めてアルザスに行った時に出会ったパティスリーGILGのアプリコットタルトの美味しさに感動して、帰国後自分なりの工夫をして作ったタルトです。

サクサク軽いバターの風味香るブリゼ生地に、キルシュで香りづけしたアプリコットをたっぷり。そして、アクセントにはフランボワーズを。卵とミルクの優しい味のアパレイユを流して焼いていきます。

焼き菓子ながら生菓子のようなそんな味を楽しめるなめらかで甘酸っぱいタルトです。

※パティスリーGILGのことについてはパナデリアで連載中のアルザスレポートでも紹介していますので
良かったらご覧ください。
http://www.panaderia.co.jp/alsace/vol16/index.html

8/17(日)13:15~17:00 追加しました
8/20(水)13:15~17:00 
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【8月新作レッスン】トルタ ディ リコッタ

レッスンでは初めてのイタリア菓子です。
先日お菓子の講習会で、イタリア菓子のプロ藤田シェフに教わったリコッタチーズのタルトを私流にアレンジ。

イタリア的なシュクレ生地はバターだけではなく、ラードを使うのが特徴。油っぽそう、と思われがちですが意外にバターよりさっぱり。そしてレモンと蜂蜜入りの珍しいもの。

そこにイタリアらしくリコッタチーズをベースにした生地を入れて焼きます。ここにもレモンと蜂蜜が。

リコッタチーズ・ラード・レモン・蜂蜜等、イタリア菓子は、やっぱりその土地のものを使った素朴な焼き菓子が多いんだなぁとしみじみ感じます。

いつものフランス菓子とは異なる、イタリアならではの明るく素朴な焼き菓子をご紹介していきたいと思います。

8/27(水)9:00~13:00、13:15~17:00
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参加ご希望、お問い合わせの方はmasa@sweet-cafe.jp(下園)までご連絡下さい。
場所は東京世田谷区です。1人1台仕上げの実習形式のレッスンです。

初めての方も、お菓子初心者の方も歓迎です。

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トロピカルショートケーキ

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今日から8月ですね。
前回のブログから少し時間が空いてしまいましたが、7月の新作レッスンのお菓子をご紹介したいと思います。

まずはトロピカルショートケーキ。
苺があまり手に入らない夏、こんなショートケーキなら見た目も味も満足できるのでは?と思い作ったショートケーキです。

ジェノワーズ(スポンジ)に、軽めの生クリームをサンド。
サンドのフルーツは、マンゴー、バナナ、キウイの3種類。
そして上部にはマンゴーとオレンジをたっぷり。

仕上げにはナパージュとライムの果皮を香り付けに。


普段焼き菓子ばっかり食べているので、このショートケーキはとっても軽い!
2カットはぺろっといっちゃいます。

味も見た目も夏らしいので、今の時期にピッタリだと思います。
クリームを塗るナッペは、やはり1度や2度ではなかなか調子をつかめないと思いますが、何度か繰り返すことで体で少しずつ覚えられると思います。

暑い時期のナッペは、ちょっと大変ですが皆さん美味しそうに仕上がって良かったです。

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