8月新作トルタ・ディ・リコッタ
お久しぶりのブログです。
書きたい書きたいと思いながらなかなか時間が取れずもう8月も後半ですね。
ものすごく忙しいというわけではないのですが、今までの様に自分のペースだけで仕事ができないのでどうしても時間が足りなくなってしまいます。
でも、できるかぎりはブログでもいろんなスイーツを紹介したいと思っていますのでどうぞよろしくお願いしますね!
さて、先日よりスタートした今月の新作レッスン「トルタ・ディ・リコッタ」。
イタリアうまれのお菓子です。レッスンでイタリア菓子を作るのは初めて。
先日、イタリア菓子職人の藤田シェフの講習会に参加した際に教わったお菓子をベースに私なりにアレンジしたものです。
※藤田シェフの講習会の様子はニフティスイーツ部でも紹介してます。
イタリアのお菓子というと、その土地で美味しい食材を使うというのが多いですよね。
このお菓子もそうで、イタリアで定番のリコッタを使います。
リコッタは、日本ではチーズだと思われている事が多いですが、実はチーズではなくチーズを生成する過程で作られる「乳製品」です。
このリコッタ南イタリアではよく作られるそうで、今回はタルトの詰め物にリコッタをたっぷりと使っていきます。
南イタリアでは羊乳のリコッタが多いそうですが、日本に入ってくるのは牛乳のリコッタがほとんどだということです。
それから、ラードや蜂蜜を使うのもこのお菓子の特徴。
バターがあまり作られないイタリアでは、ラードを使う事がよくあるのだそう。
そういえば、スペインもマンテカードにはラードを使っていますね。
今回はラード入りの生地も試作したのですが、敷きこみがちょっと難しかったために、レッスンではバターの生地を使っていきます。バターのほうがよりコクがあり、風味が良いです。ラードを使用するとすこしライトな感じに仕上がります。
イタリア人は粉ものがお好き、ということで生地が分厚いのも特徴。
4ミリ厚に伸ばしたタルト生地はざっくり食感で、ほんのり蜂蜜の甘い香り。
私は空焼きをして、より生地の香ばしさやザクッとした食感を出していきます。
そこにリコッタや卵、バターをあわせた生地とレーズンを流し、表面はリンツァートルテのように格子状にタルト生地を貼り付けます。
シンプルながらとっても印象的な味に仕上がったと思います。
その秘密はプロヴァンスの百花蜜のおかげかなと自分では思っています。
野生のパワーがあふれる百花蜜ほんの少ししか加えていないのですが、その百花蜜とリコッタとレーズンが合わさった時に調和する味や香りがとても大好きです。
見た目はザ・茶色。という焼き菓子オーラむんむんですが、アパレイユの水分が多いので焼き菓子の良さと生菓子のようなみずみずしさもあるお菓子です。
今まであまりイタリア菓子について知る機会はなかったのですが、このお菓子や講習会で藤田シェフのお話などを伺って、もっとイタリア菓子についても知りたいなと思うようになってきました。(だって、イタリアって粉もの菓子が多いんです~!)
リコッタのタルトのレッスンの空き情報です。
8/31(日)13:15~17:00
ご希望、お問い合せはmasa@sweet-cafe.jpまでご連絡下さいませ。
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