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6月のお菓子教室

もうすぐ6月ですね。

夏真っ盛りを迎える前の時期ということで、お菓子のセレクトに悩みましたが、やっと決まりました。

空き日程を記載しますので、もしご希望の方はmasa@sweet-cafe.jp(下園)までご連絡くださいませ。
初めてのご参加、お菓子初心者の方も歓迎です。


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まずは、コロンビエ。
このお菓子は何度もレッスンに登場していますが、本当に素朴ながら味わい深くて、私自身何度食べても飽きないので今年も登場です。

コロンビエは復活祭後の7週目の日曜日「パンテコート」(聖霊降臨の日)に南仏で食べられるお菓子です。
聖霊降臨祭は、イエスキリストが復活・昇天後、祈っていた使徒らの上に神からの聖霊が降ったという出来事を祝うものです。

アーモンドたっぷりの生地にフルーツのコンフィを入れ、表面はアーモンドを散りばめて焼きます。
フランスではメロンのコンフィを入れるのが一般的ということですが、今回は日本で入手しやすくアーモンドと相性の良いオレンジとラム酒漬けのレーズンを加えます。

中にハトのフェーブを入れ、それが当たった人は1年以内に結婚するという言い伝えがあります。
今回はマジパンで鳩を手作りします。毎年なのですが何故か作った人に似てくるんですよね~。これも1つの楽しみです!

仕上げには2色のピンクのクラックランを散らして、お祝いムードで仕上げます。

6/22(日)、6/25(水)9:00~12:00

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そして、こちらは久々の再登場「ケーク・サレ」。
お惣菜系の一種なので、お持たせやお酒のおつまみ、ホームパーティーにもおすすめの一品です。

一時期ケーク・サレが流行った際に色々と食べましたが、ちょっとくどいものとか具材があまり入っていないのとかあったのですが、試行錯誤しながら自分好みのレシピを作りました。チーズの味や香りはしっかりしながらも、ヘヴィで重すぎないように工夫してレシピを作りました。

今回は南仏をイメージして、オリーブ、ドライトマト、エルブ・ド・プロヴァンス(プロヴァンスのミックスハーブ)を使用しました。ベースの生地さえおぼえればフィリングを変えて色々とアレンジできるのもいいところ。

スライスして冷凍保存もできるので食べたいだけトースターで温めて食べることもできる優秀なお惣菜です。

6/8(日)、6/9(月)9:00~12:00


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そしてこちらは昨年の新作レッスンで登場したペッシュドヴィーニュのタルト。赤桃のタルトです。
※上の写真は焼きこみの前の状態です。

日本では見かけることはありませんが、フランスでは朝市などでもよく見かけるペッシュ・ド・ヴィーニュ。赤い色をした酸味のある桃です。

元々ぶどう畑に植えられていた桃で、桃はぶどうよりも病気に敏感ということからぶどうの病気予防のために植えられていたそうです。

そんな赤桃は、赤ワインにも似た大人っぽい赤い色。実がしっかりしていて酸味があるので、焼き菓子にもむいています。

6/11(水)13:00~17:00
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桃の風味を活かすためにベースの生地は甘みの少ないブリゼ生地。そこにクレームダンドとたっぷりの赤桃をお花の様に並べて焼きます。周りにはシナモン風味のシュトロイゼルを散らして。

最後の仕上げに赤ワインとフランボワーズのジュレを塗って、見た目も味も大人っぽく仕上げます。
昨年作った時にはこのジュレの配合で結構悩んだなぁ~っと画像をみながら思い出しました。

それから新作&アルザスレッスンは「フォレノワール」を作ります。
直訳すると黒い森という意味のお菓子。

フランスとドイツの国境沿いにある森「フォレノワール(ドイツ語だとシュヴァルツヴァルト)」をイメージしたお菓子です。ドイツでは定番ですが、アルザスでもよく見かけるお菓子ですね。

素材はチョコ、さくらんぼの組み合わせ。ドイツ側だとチョコのスポンジに生クリームとさくらんぼを使ってチョコショートのような構成でつくります。
一方フランスでは、キルシュ風味のバニラのクリームとチョコのムースを重ねてつくるムース仕立ての物が多いです。さくらんぼは洋酒漬けのグリオットを使うことが多いかな。(ドイツ版はさくらんぼのシロップ漬けが多い気がします)


個人的にはドイツ寄りのフォレノワールが好きなので、今回はショートタイプで作っていきます。
そして大好きなアルザスのキルシュをきかせてつくります!

好きなお菓子だけに、試作は結構迷宮入りしそうな気配もありますが・・
さくらんぼの季節に食べたくなるようなお菓子にしたいと思います!


6/25(水)13:00~17:00
6/28(土)9:00~13:00,13:15~17:00

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