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2013年4月

夏のガトー・バスクのレシピ公開

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以前フルティエール・ジャポンさんに提案させていただいたレシピが公開になりました。
夏でも美味しく食べられるようにとアレンジしたガトー・バスクです。

ココナツ風味の生地に、パッションクリームのクレームフランジーパーヌ。
中には、バナナ、パイン、マンゴーを入れたトロピカルな味わいのガトー・バスクです。
夏のバカンスを思い起こさせるようなワクワクするガトー・バスク。

フルティエールさんのHPにてレシピ公開中です。
ご興味のある方は是非。

今年のリクエストレッスンで6月か7月にも作る予定です。
文字だけのレシピではわからない!という方はぜひご参加いただけると嬉しいです。


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5月のお菓子教室案内

もう4月も後半。
暖かかったり、寒かったりの春の始まりでしたが、ようやく落ち着いてきた感じがありますね。
気候もよくなり、松葉杖もとれてとっても快適なこのごろです。

おかげでお菓子を作りたい気持ちもパワーアップして、5月は盛りだくさんなレッスンで頑張りたいと思います。
来月のテーマは4つです。

お問い合わせや参加希望のメールはこちららまでお願いします。masa@sweet-cafe.jp(下園まで)
参加費や会場は個別にご連絡させていただきます。お菓子作り初心者の方も歓迎です。

※お菓子教室の案内は毎月メルマガorメールでご案内しています。
メルマガ登録はこちらからどうぞよろしくお願いします。


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■コロンビエ<リクエストレッスン>

復活祭の7週目の日曜日「Pentecoteパンテコート」(聖霊降臨の日)に南仏(ラングドッグやマルセイユなどの地域)で食べるお菓子です。

アーモンドたっぷりの生地にフルーツのコンフィを入れ、表面はアーモンドを散りばめて焼きます。
南仏ではメロンのコンフィを入れるそうですが、私は日本でも作りやすいよう且つアーモンドと相性の良い、オレンジとラムレーズンを使います。

アーモンドのじんわりした旨味のある美味しさにアプリコットの酸味、ラム風味のシャリッとしたグラスの食感がたまらなく美味しいそんな素朴なお菓子です。

現地では鳩のフェーブを中に入れるそうですが、今回はマジパンで鳩を作って飾ります。これも結構楽しいです。
(鳩にならずにアシカになったりと・・それはそれでご愛嬌ということで)

ピンク色のかわいい飾りはアーモンドのクラックラン。
鮮やかなピンクとちょっと落ち着いたピンクの2色を作って飾り付けます。

作り方はいたって簡単なので、お菓子作り全く初心者の方にもおすすめのお菓子です。


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■ケーク・オランジェ・エ・オ・シトロン<リクエストレッスン>

2011年の夏、ロレーヌ地方の旅をした際に、メッスのM.O.F.パティシエ 「フランク・フレッソン」で教わったお菓子をベースに家庭で作りやすいよう 若干アレンジして作ったパウンドです。

オレンジの風味が爽やかなパウンドケーキに、酸味がきいたレモンクリームをサンド。 焼き菓子ながらクリームをサンドすることで、焼き菓子特有の歯ざわりやコクの中に、フレッシュ感も味わえるちょっと珍しいパウンドです。

底にあられ糖を敷くので、このザクザクした食感も密かな美味しさのひとつ。

普通のケークオランジェとはひと味違った美味しさを味わえます。


5/18(土)9:00~13:00

春の焼き菓子詰め合わせ<新作&特別レッスン>

春の陽気を感じる、明るくて爽やかな焼き菓子の詰め合わせを作ります!

実習はアプリコットとピスタチオのケーク(新作です)。
ドライアプリコットをマリネし、ピスタチオ風味のパウンド生地にあわせて焼き込みます。アプリコットの酸味とピスタチオの濃厚な香りを楽しめるパウンドです。

そして一緒にお付けする焼き菓子は3種。
アールグレイの茶葉を入れたサクサクの絞り出しクッキー(ヴィエワタイプ)夏の気配を感じるサブレ・ココ(ココナツのサブレ)あと1品新作の焼き菓子をお付けします。
※それぞれレシピ付きです!

ご自宅用に、母の日用に活躍するお菓子の詰め合わせです。


塩味のクッキー<新作レッスン>

イル・プルー・シュル・ラ・セーヌのファンなら、一度は食べたことがある「塩味のクッキー」。名前からは想像がつかない程の、豊かな旨味がギュッと凝縮されたクッキーです。

クッキーとはいえ、甘いわけではありません。チーズやナッツがたっぷり入っているので、程よいしょっぱさと
コクと旨味を堪能出来ます。

そのまま食べても美味しいし、ビールやワインのつまみにもぴったりです。

美味しくて、作った分は全部独り占めしてしまいたくなりますが、贈り物や、持ち寄りパーティーに持って行くと、きっと喜ばれること間違えのない一品です。来月の父の日のプレゼントにもおすすめです。

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母の日おすすめのスイーツセレクション。

価格コムの特集ページで、母の日におすすめしたいスイーツをジャンル別に紹介しています。
http://kakaku.com/gift/seasonalevent/mothersday/p2.html

今回はチーズケーキ、クッキー、パウンド、和菓子のジャンルの中からそれぞれおすすめの商品を紹介しています。
どれもオンラインで購入できるものなので、忙しくて買いにいけない方にもおすすめです!

個人的には久々にデメルの生クッキーを食べたいな。
以前、ウィーン菓子試食会の時に食べたのですが、生クッキーの名の通り水分量が多くしっとりしていて美味しかったのです。

そうそう、最近無性にクッキー詰め合わせを食べたい気分です。
今年は詰め合わせクッキー試食会を開こうかな?

それから骨折でなかなか動けずにいましたが、今年もトロワキャールでレッスン付きのお食事会を開きたいと思っています。また木下シェフに相談しなくっちゃ。今度は夏野菜のキッシュとかどうかしら。と思っています。

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ペッシュ・ド・ヴィーニュのタルトと週末の美味しい差し入れ

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今月新作レッスンは、ペッシュ・ド・ヴィーニュのタルト。
赤桃をつかったタルトです。

タルトはシュクレ生地とブリゼ生地と試しましたが、思った以上に桃の味が繊細だったのでブリゼ生地で作ることにしました。フルーツそのものの味を楽しみたい時は甘さが少な目のブリゼ生地のほうが相性がいいですね。

写真は焼成前(ブリゼは空焼きしてます)

ブリゼ生地にクレーム・ダマンド、ペッシュ・ド・ヴィーニュ、そして周囲にシナモン風味のシュトロイゼルを散らしています。
生徒さんで、このシュトロイゼルが大好きだからいっぱいかけたい~っという方がいましたが、今回は表面にジュレを塗るので周りだけ。
焼きっぱなしの時には、合間にシュトロイゼルかけるのもいいですね。

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そして仕上げは、赤ワインとフランボワーズ(ラズベリー)のジュレ。
昔はぶどう畑に植えられていたというペッシュドヴィーニュですので、ワインとあわせてみました。
それにフルーティーな酸味をのせたかったのでフランボワーズをプラス。

軽く冷やして食べると、ペッシュドヴィーニュのフレッシュ感がでてきて美味しいです。
そして、何より焼きたてのブリゼはやっぱり美味しい。相変わらずブリゼ大好きです。
サクサク軽くて、いくらでも食べてしまいそうで、危険です…。

ペッシュ・ド・ヴィーニュのタルトレッスン、もう今月末まで満席ですが、27(土)午前に個人レッスンを開催することになりましたのでもし参加希望の方はご連絡下さい。お友達との参加も大丈夫ですのでご相談下さい。
masa@sweet-cafe.jp(下園まで)

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今週末は美味しい差し入れがたくさんで、ちょっとテンションが上がってしまいました。
まずは、京都出張のNさんから頂いたグラン・ヴァニーユのケーク。
アプリコットとノワゼット(ヘーゼルナッツ)のパウンドです。

ちょっと小さめのパウンドですが、重みは結構あって食べごたえある予感。
ヘーゼルナッツの香ばしさとコクに、アプリコットの酸味がアクセントでとても美味しかったです。
この素材の組み合わせ好きです!


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そして、こちらが松戸の人気店ツォップの取り寄せパン。
Aさんがお取り寄せしたものを分けて頂きました。

2種類頂いて、こちらはオレンジとカランツのパン。
ほんのり酸味のあるむっちり弾力のあるパンに、たっぷりのオレンジとカランツ。
ドライフルーツの程よい甘みにパン生地が合います。

入手困難なパンを分けていただいて感謝。どうもごちそうさまでした!
もう1種のパンはシンプルなライ麦パン。こちらはハムやチーズをあわせて食べたい。

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そして昨日駆け込みでフランス展に行ったというYさんからは、パリのバゲットNO.1に輝いたというセヴァスチャン・モビューのバゲットと、ムーラン・ドゥ・カランケのサクランボとバルサミコのジャムをいただきました。

バリバリの皮のバゲットは気泡が大きくて弾力ある生地。
しっかりかみしめて食べたい味でした。

ジャムはさくらんぼの酸味にほどよくバルサミコ酢の酸味がきいていて、甘すぎずパンにも合いますが、いろんなお料理に使えそうな感じです。チーズやお肉と一緒に食べると美味しそう。

足がまだ全快ではないので、今回のフランス展は諦めていたのですが、期せずして美味しいおみやげをいただけて嬉しい限り。


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そして、美しすぎてびっくりした差し入れがこちら。
なんとこれメロンなんです。

タイのカービングといわれるもので、今回初参加してくださったTさんの作品。
Tさんはカービングの先生をされているということですが、こんなに美しいカービングを見るのは初めてでびっくりしました。
メロンの他にもスイカや石鹸などを掘るのだそう。
もうすぐイベントやコンテストを控えているということで、楽しいイベント情報を教えて頂きました!
興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

■タイフェスティバル
http://www.thaifestival.net/
5/11,5/12開催
タイの料理やら雑貨やらイベントなど盛りだくさん。
タイ料理好きとしては行ってみたい!

■モノマチ
http://monomachi.com/
5/24~5/26
モノづくりの魅力が沢山詰まったイベントです。
行ったことないのですが、イベント告知のはがきを見ると、手作り感あふれるあたたかな作品がいっぱいで、まさに私好み!こちらも行きたいなと思案中です。

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ペッシュ・ド・ヴィーニュのタルト 試作中

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今月の新作はペッシュ・ド・ヴィーニュのタルト。ペッシュ・ド・ヴィーニュは日本語では赤桃といわれますが、その名の通り赤い色をした桃です。
少しかたさがあって、酸味があります。

昔はぶどう畑に植えられていて、そのためペッシュ・ド・ヴィーニュ(ぶどう畑の桃)と呼ばれるそうです。
そもそもぶどうよりも繊細なため、ぶどうの病気をいち早く知るために植えられていたとか。

そんなペッシュ・ド・ヴィーニュ、とても素敵な色で一度使ってみたいと思っていました。
今回は焼き込み系のタルトにします。

まだ試作中なので、多少変更があるかもしれませんが、写真のものはブリゼ生地(シュクレと迷い中)に、クレーム・ダマンド。
そこにペッシュ・ド・ヴィーニュを並べて周りにはシュトロイゼルを散らしています。

最後ワインでコンポートしたペッシュドヴィーニュのシロップとラズベリージャムを合わせたジュレを塗っています。

見た目にちょっと大人っぽい雰囲気でいいですよね。
後もう一息完成まで微調整していきたいとおもいます。


また4/30(火)10時~フォンダンオランジュのレッスンを開催します。
こちらもご希望の方はご連絡下さいね。

参加しようか迷っている方でもお気軽にお問い合わせ下さい。
masa@sweet-cafe.jp(下園)


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アルザスのホテルと食事

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パナデリアで連載中の「アルザスお菓子の旅」vol.19は、アルザスのホテルと食事を紹介しています。

私がアルザス滞在中に泊まったホテルや、そこで食べた食事を紹介。
写真はストラスブールのメゾンルージュ。
立地条件もよく、こじんまりとした素敵なホテルでした。
外壁が赤いので(ボージュ山脈の石を削って使っているからだとか)、こういう名前が付いているそうです。

初めてフランスに行った時には、ホテルの(ごくごく普通のホテルなのですが)朝食からテンションが上がって、きゃーきゃーものでした。

ハムやらチーズやら、可愛い小瓶のジャム、焼きたてのパンなど、どれもが魅力的に見えて、何を食べようか迷ってついつい朝から沢山たべちゃう始末。。

そんな私も少しはフランスの旅に慣れてきて、ようやく冷静に朝ごはんを食べることができるようになりましたが、やっぱり毎回わくわく気分はあります。

そんな食事中心に、レポートしていますので良かったらご覧くださいね!
ホテル情報も掲載しています。

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トルコからの便り&お菓子

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パリから日本へ自転車を使って大陸横断、地方菓子の旅をしている郷土菓子研究社の林君から今月も届きました「THE PASTRY TIMES」。
各地の郷土菓子を自分の足で使って見て、食べて、取材をしているスーパーパワフルな男の子です。


毎月取材した事を新聞にして、送ってくれるのですが今回はトルコ。
いろんな文化が混ざり合っているトルコならではの興味深いお菓子が沢山あるそうで、長い滞在になっているようです。


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今回はトルコのお菓子のオマケ付き!
うわ~、なかなか個性が強い。
いつも見慣れているフランスをはじめとするヨーロッパのお菓子とは雰囲気がぜんぜん違います。

食べるのがもったいなくてまだ撮影しかしていないのですが、食べるのがとっても楽しみです。

THE PASTRY TIMESはhttp://www.kyodogashi-kenkyusha.com/thepastrytimes/こちらで概要を紹介されていますので、気になる方はぜひ!


林くんのユニークな文才に笑わされる楽しくためになるお菓子新聞です!

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グランドハイアット 桜スイーツ

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先日六本木のグランドハイアットのフィオレンティーナのお菓子をいただきました。
淡いピンクが素敵な桜スイーツです!

さくらんぼ入りのパウンドは、周りがシュトロイゼル。
こういう構成も面白いですね。

そしてホワイトチョコをつかったアマンドショコラと、ギモーブ。
どちらもほんのり桜風味。
アマンドショコラの方は特に甘じょっぱさがあってあとをひきます。

今年はお花見をほぼ出来なかったので、このお菓子を頂いた時はとても嬉しかったです!
もうそろそろ桜の花も全部散るころかな。
新緑が美しい季節ですね。

暖かくなって、いよいよ春本番ですね。
お菓子もいろいろと作って行きたいなと明るい気分になります。

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レッスンのお菓子写真集

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数年前から始めたお菓子教室ですが、まだHPに過去の写真をまとめ切れておらず、現在編集中です。
どこかで形にしてまとめたいなと思っていて、まずはフェイスブックにて簡単ですが今まで作ったお菓子達をアルバムにして掲載しました。

写真は昨年作ったカヌレ。
実は生徒さんに型を借りて、レッスンのデモでご紹介したのです。
蜜ろうがなくても、バターでも十分美味しく香ばしく焼けるので、家庭でも簡単にできる地方菓子の1つだと思います。

今まで、フランス地方菓子、ウィーン菓子、その他素朴な焼き菓子を作ってきましたが、改めて振り返るとたくさんのお菓子を作ってきたなぁと感じます。また改めて見直したいお菓子もあるので、日々成長ある美味しさを目指していきたいと思います。

下記リンクからフェイスブックのアカウントがなくてもアルバムを閲覧できる予定ですので、よかったらご覧ください。

http://www.facebook.com/media/set/?set=a.453000598110492.1073741831.100002016668232&type=1&l=01e616e8cd

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4月のお菓子教室案内

今日から4月ですね!
暖かい光が春らしくて今日はいいお天気だなぁとしみじみ。
3月は、「骨折」という大イベント!?があったので、バタバタなうちに終わってしまいましたが、ようやく松葉杖にもなれて、筋肉痛にもならなくなってきました。

それから、あと1週間でギプスが取れる予定で、思ったより早く取れそうで嬉しいです!
ただ、その後取り外し可能なギプスに変わるだけかもしれませんが…。とりあえずは、多分外れるだろうという希望的観測でいます。

約1ヶ月左足を使っていないのでどのくらい筋肉が弱っているのか若干心配ではありますが、少しずつ鍛えていきたいと思います。


骨折して2週間くらいお休みさせてもらっていたお菓子教室も先日から再開し、皆さんに助けてもらいながら楽しくやっています。
ご案内が遅くなりましたが4月もいつものようにお菓子教室を開いていきますので、またよろしくお願いします!

4月は春らしい甘酸っぱいフルーツを使った3テーマで開催します。

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■フォンダン・オランジュ
フランスバスク地方のパティスリー「リオネル・ロー」のデモンストレーション研修で教わった焼き菓子をベースにしたアーモンドとオレンジの焼き菓子です。

アーモンドのコクと発酵バターのリッチ感。そこにオレンジの爽やかな風味をプラスしたお菓子です。

バスクに行ったのが確か2007年。
大森先生のフランスツアーで訪れました。
その際に、デモでガトーバスクショコラとこのフォンダンオランジュ、そしてグリオットとピスタチオのアントルメをおそわりました。

ただ、教わってそのままだったので、いつか自分のお菓子としてアレンジし、紹介したいなとずっと思っていたのですがそれが6年ごしでやっと登場したわけです。

仕上げにアプリコットジャムとオレンジとレモンのグラスをかけているので、甘酸っぱい酸味とシャリッとした食感を楽しめます。

作り方はいたってシンプルなので、気軽に家庭でも作れるお菓子だと思います。


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そして、春がくると食べたくなるのがこのタルト。

■アルザス風ルバーブのタルト

アルザスではフルーツが豊富にとれるので、それをつかったタルトがいろんなパティスリーで色鮮やかに並んでいます。そんなタルトのひとつですが、ルバーブを使ったタルトというのがいかにもフランス的ですよね。

また、アルザス風のタルトは、クレーム・ダマンドではなく、プリンのような液体状の生地を合わせることがおおいです。そのため、オーブンで焼くのですが生菓子の様なフレッシュ感があるのが特徴です。

そして、フルーツの美味しさを活かすために、土台の生地はブリゼ生地を使います。
甘くなくて、サクサクッと軽快な食感のブリゼ生地は、フルーツそのものの美味しさを活かしたいときにピッタリです。

今回はルバーブとフランボワーズ(ラズベリー)を使って酸味とフルーティーな要素を入れていきます。

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そして仕上げはふわふわのイタリアンメレンゲ。
甘そうに見えますが、土台が甘くないことと酸味が強いので、このくらいメレンゲを絞ったほうが全体のバランスがとれて美味しいのです。
絞りの練習にもなるのがいいですね。

メレンゲだけだと卵白特有の臭いが気になるので、バニラビーンズとレモンの皮で香りをプラスします。


このお菓子を食べると初夏のアルザスに飛んで行きたくなる、そんなお菓子です。

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そして、新作レッスンは初めて使うフルーツです。

■ペッシュ・ド・ヴィーニュのタルト

ペッシュ・ド・ヴィーニュは日本だと「赤桃」と呼びますが、その名のとおり赤みがかった桃です。
日本の桃よりも小ぶりでやや実が固く、酸味があります。

直訳すると「ぶどう畑の桃」。
昔はぶどう畑に植えられていたそうです。

ぶどうよりも病気に敏感なため、ぶどうの病気にいち早く気づくために、この桃を植えられていたのだとか。
そんな訳でヴィーニュ(ぶどう畑)という言葉が入っているそうです。面白いエピソードですよね。

この赤桃を使って、焼き込み系のタルトを作りたいと思います!
ちょっと大人っぽい味にしようかと思っているので、赤ワインとかシナモンなどを組み合わせるかも?しれません。
(まだ試作段階なので未定ですが。赤ワイン使うにしてもアルコールは飛ばしますね!)


4/20(土)、4/21(日)13-17時に空きがあります。
4/21(日)は午前9-13時も開催予定です。


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最近いただいたお菓子&お料理など

昨日からぐっと寒くなりましたね。
本格的な春が来るまでは、やっぱり寒暖の差が激しいですね。
まだ冬物をクリーニングには出せないなぁ(どっちみち足が治るまでは出しにいけないのですが…)というところです。

3月後半から一部レッスンを再開したことで、また生徒さんたちにもお会いできてお菓子を作れて、やっぱり楽しいしやりがいがあるなと感じる今日このごろです。

そんな中美味しい物好きな方達から珍しい、貴重な差し入れをいただくことがあったので、紹介したいと思います。

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まずは、いつもおしゃれと美味しいものにアンテナを張っているFさんの差し入れです。

この形面白いと思いませんか!?
私も初対面のこのお菓子、オザワ洋菓子店の「イチゴシャンデ」といいます。
昔から人気のあるお菓子のようですが、ぱっと見キノコのような不思議な風貌。

構成は、サブレ、苺、生クリーム。そして全体をチョコレートでコーティング。
苺が丸ごと入っているのがポイントですね。

全部を一緒に食べると、サクサクジューシー、クリーミー。そしてチョコのコクが感じられます。
そしてこの味の組み合わせは…そう、あのアポロを思い出す懐かしい味なんです。

そしてやっぱりこの形がほのぼのした気分にさせてくれるところがなんとも言えず可愛らしいですね。


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こちら、食べかけの写真になってしまいましたが清里のパティスリー「アン・グーテ・ア・ラ・カンパーニュ」の洋なしとオレンジのコンフィチュールです。珍しい組み合わせだなぁと思ったのですが、これがまた美味しい!ちょっとお酒がきいていて大人っぽい複雑な味わいでとても好みでした。

こちらのパティスリーは地元のフルーツを使ったお菓子が美味しいということで、いつか行ってみたいなというお店のひとつです。


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こちらは、アメリカ土産のバターフィンガーというお菓子。
結構濃厚に見えますが、思ったほど重くなくざくっと軽い食感。
ピーナツバターの風味がしっかりしていて、美味しかったです。
日本だとあまりピーナツバターを食べる機会はありませんが(昔給食でコッペパンの時に時々ついてきたくらいかな。)、アメリカだと定番のおかしなのかな?

昔このお菓子が好きだったというKさんのお話から、先日アメリカにいっていたMさんが買ってきてくれたお土産です。


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そして、この間はなんと手作りのお料理まで頂いちゃいました。
「骨折しているとお料理が大変でしょうから。」とお気遣い頂いて、ほんとにありがたい限りです。

タイ料理を習っているSさんからの差し入れは「マッサンカレー」&ジャスミンライス。
最近ひそかにタイカレーに目覚めた私にはとっても嬉しい差し入れ!

スパイシーなのですが、辛味は強すぎることなくとても美味しかったです。
具がごろっと大きく入っているのが贅沢~。

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そして、いつも笑顔が素敵なYさんからはPAULのパンセットを!

最近は出歩けないので最寄りのスーパーのパンしか食べていなかったのでとっても嬉しい。
※写真にのってないパンがもう一つあったのですが、撮り忘れててました

ハード系から甘い系までバリエーションがあって、とても楽しめました。


美味しいお菓子やお料理をいただいて、いつも「美味しいな」、とか「嬉しいな」と思うのですが、今の骨折生活の中で、更に「美味しいものは人を幸せにするなぁ」ということをしみじみ感じます。

それから、人の思いやりや優しさを普段より感じて、じん。とくるようになりました。

骨折は正直もう2度としたくないのですが、今感じているこの気持ちを忘れずにいたいと思います。

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トーストの風味引き立てる絶品バター 日経プラス1にて

先日の日経新聞プラス1何でもランキングにてにて、「トーストの風味引き立てる絶品バター」が紹介されました。
国内外のバターの中から、トーストにあう、そしていつもの朝食がちょっと贅沢になるバターを紹介しています。

私も選者として参加させて頂きました。
軽くトーストしたパンにバターを塗り塗り、そして試食。

それぞれのバターに個性があって、とても興味深い企画でした。

以前お菓子教室でバターレッスンを開催して、バターの食べ比べとキャトルキャールの食べ比べをしました。
その時にはお菓子に使う際の特徴がはっきりでてきたのですが、今回はトーストに塗る、ということで若干視点が違ったので、自分の好みもお菓子の時とはちょっと違った結果になったのが面白かったです。

今回の何でもランキングの結果はこちら。
詳しくは日経新聞のサイトで紹介されています。

1位 エシレ(有塩)
2位 帝国ホテル 特撰発酵バター 
3位 グランフェルマージュ A.O.C.ドゥミ・セル(有塩)
4位 カルピス(株)特撰バター(有塩)
5位 町村農場特製新鮮純良バター
6位 明治北海道バター
7位 冨士チャーニング製法バター(有塩) 
8位 ノースプレインファーム 醗酵バター(無塩)
9位 蒜山ジャージーバター
10位 よつ葉バター(加塩)

個人的にパンに付ける場合は、発酵で軽いタイプ(フランス産は大体そういうものが多いですね)。
そしてなめらかな質感のものでした。
国産だと町村や富士チャーニングあたりが好み。

今回ランクインしていませんが、ボルディエのバターも力強くって、美味しいですよね。
でも、これは普通の食パンよりはハード系のパンとかのほうが相性がいいかも、なんて思いました。

それから、バターの状態ですが、私はパンに冷たいバターをのせて、冷たい固体のうちに食べるのが好きです。
液体状のバターよりも固体の時のほうがバターのミルク感やフレッシュ感、甘みを感じるような気がします。

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