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2012年12月

2013年1月のお菓子教室

今日は大晦日。
今年のお菓子教室は先日仕事納めをしましたが、もう気持ちは来年に向けて動き出しています。

スパイスやドライフルーツの香りが漂っていた12月のお菓子とはガラッとかわり、1月は新年&バレンタインを感じるお菓子を作っていきます。

ご興味のある方はmasa@sweet-cafe.jp(下園)までお問い合わせください。
単発レッスンですので、初めての方、お菓子作り初心者の方でも歓迎です。
会場は東京世田谷区です。会場や会費、持ち物等詳細は個々にご案内させていただきます。


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年明けのフランス菓子といえば、やっぱりガレット・デ・ロワ!
キリストの誕生を3人賢士が世につたえたとされるエピファニーをお祝いするお菓子です。

フィユタージュ生地でクレームダマンドをサンドして焼いた、ごくごくシンプルなお菓子です。
手作りならではのフィユタージュ生地のさくさく感と、スペイン産のアーモンドのふくよかな味わいを堪能していただけたらと思います。

レッスンでは、王冠とフェーブ(中にいれる陶器の人形)をお付けしてお待ちしていす。


ガレット・デ・ロワ
1/12(土)、1/13(日)、1/16(水)の13:15~17:15に空きがあります。
*終了時間は遅くなることがございます。


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そして1月といえばバレンタインに向けてチョコレートも気になる季節です。
まずはフランスロレーヌ地方の郷土菓子「ガトーショコラ・ナンシー」。

ロレーヌ地方のナンシーという都市のチョコレートケーキです。
通常のガトーショコラとの違いはアーモンドパウダーがはいっていること。
そのため、チョコレートがツンととがることなく程よくまろやかでコクがあります。

そのままでもおいしいですが私はアレンジしてオレンジピールとドライイチジクをいれて華やかな香りに仕上げます。

スリムパウンド型で焼くので、たくさん切り分けてバレンタインのプレゼントとしても重宝します。

ガトーショコラ・ナンシー
1/19(土)、1/30(水) 9:00~13:00


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そして、こちらもショコラのお菓子。
フランス南西部バスク地方の郷土菓子「ガトー・バスク」のチョコレートバージョンです。
ガトーバスクは大好きなお菓子ですし、数年前にバスク地方を訪れたこともあり、思い入れのあるお菓子でもあります。

今までガトーバスクはプレーン、栗入り、トロピカルバージョンなど作りましたが、ずっとショコラタイプを作りたいと思っていて、今年の新作レッスンで作り出しました。そのリクエストレッスンとして再登場です。

生地にはフランスペック社のココアを使用し(これが薫り高くてとてもおいしい!)、中にはショコラのクレームフランジパーヌを入れています。

そしてショコラと相性のよい、オレンジピールとノワゼット(ヘーゼルナッツ)を組み合わせて作ります。

ほんのりビターな味わいにオレンジの酸味とノワゼットの香ばしいコクが合わさり、食べ飽きない味に仕上げます。お土産には同じロレーヌ地方の郷土菓子マドレーヌをレシピつきでお付けします。

■ガトー・バスク・ショコラ
1/13(日)、1/16(水)
各日9:00~13:00


そして最後に新作レッスンのご案内です。
1月はお正月らしいお菓子をということで、「ゆず」を使ったケーク(パウンドケーキ)を作ります。
基本的にあまり和素材を扱うことはあまりないのですが、ゆずはフランス菓子に使っても負けない強い個性があるのでいつか使ってみたいと思っていました。

今回どんなお菓子にしようか迷っていたのですが、やはり乾いた焼き菓子よりも、しっとり感のあるケークのほうがゆずの香りや味を楽しめると思いケークに決定しました。

どんな型を使うかは未定ですが、試作が進み次第ブログにてご紹介しますね。

ケーク・オ・ユズ
1/20(日)午後、1/23(水)午後
*午前は9:00-13:00、午後は13:15~17:00

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2012年もあっという間に過ぎ去った感じがしますが、そんな中でもたくさんのお菓子にチャレンジした一年でした。

焼き菓子は、大体材料も製法も決まったものが多いですが、それでもちょっとした違いでお菓子の出来上がりが変わっていくので、シンプルながら簡単というものではなく、突き詰めていくやりがいのあるフィールドだと感じています。

今年もたくさんの方にレッスンに参加していただき、毎回新たな出会いがあり私自身とても刺激になっています。

たくさんあるお菓子教室の中から私のところを見つけて時間をかけてきてくださっているかと思うと、私もそれにこたえるべくがんばっていかなくては!というモチベーションにもなりますし、なにより「あのお菓子とってもおいしかったです。」とか「何度も作りましたよ。」という声をいただくと、本当にやっていて良かったなと思います。

お菓子の仕事は自分にとって大好きな事ではありますが、やっぱり弱い人間なので途中でくじけそうになることも多々あります。そんな中続けていけるのはやはり周りのみんなの声があってこそです。

周りに支えられて今の自分があるかと思うと、本当に毎回の仕事に妥協のないように真摯に向かい合っていかないととも思います。

まだまだ未熟なところがたくさんある私ですが、また来年も焼き菓子・フランス菓子の魅力を伝えていけたらと思っていますので、どうぞよろしくお願いします!


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2012クリスマスケーキとアプフェルシュトゥルーデル

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先日毎年恒例のクリスマスケーキ会をスイーツのお友達と開きました。
もう6年ちかくになるお付き合いの友人たちとここ何年かクリスマスケーキをいただいています。

メンバーによるリクエストを元にラインナップを決めています。
毎年お決まりのお店がありますが、半数近くはその年によって変わるかな。

今年は9種類。
上段 左から
アコテのマロンのビッシュ 濃厚なマロンクリームの中にはロール状の生地とサブレのような生地が入っていて食べ応え抜群。

アクオリーナのトルタ・ジェラートはパネトーネを使ったアイスケーキそこにイチゴとピスタチオのジェラートをあわせています。

Paris Gourmand,et vous?の シトロンドノエル(クレームシトロン、イタリアンメレンゲ、ジェノワーズ)
イルプルーのヘーゼルナッツとパッションのビッシュ

プレジールのポムキャラメル


下段 左から 
イデミスギノ イリウス(チョコ、ココナツ、ライム、パインなど)

フィグフィグ(いちじく、赤スグリ、スパイスなど )

キュイソンのエクリュ(コーヒー、チョコ、マスカルポーネなど)

パリセヴェイユのパレ・ドゥシー(桃のムース、白ワインで煮た杏、シナモン風味のジェノワーズ、桃のジュレ)

これらを10人で切り分けていただきました。
それぞれ個性的な味で、軽いものから濃厚なものまでそろっていたので飽きずに食べられてとてもおいしかったです!

このケーキ会のあとはシュトーレンなどの持ち寄り会でした。
私は仕事の都合で退出したので、こちらはまだ食べていないのですがもちろん切り分けたものをお友達に預かっていてもらっています。ということで、こちらを食べるのは、新年明けてからになりそう。

年越しシュトーレンしてしまいますが、こちらも楽しみです。

今年はクリスマスケーキをプレス会や試食会で何種類かいただいたりして、例年よりも多めにクリスマスケーキを食べたような気がします。

仕事とはいえちょっと贅沢な12月でした。
おかげでおなか周りのお肉もぜいたくになってきていますが・・・すぐガレットデロワの季節がやってくるのが悩ましいですね。


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そして、こちらは今月の新作で作ったアプフェルシュトゥルーデル。
ウィーンの代表的なお菓子です。

粉、水、油、塩だけで作った生地でりんごをくるくる巻いたシンプルなお菓子。
この生地を薄く薄くのばすのが特徴のお菓子ですが、生地の試作を何度も繰り返しました。

サクッとした軽快な食感をのこしながら、薄く延ばしやすい生地にするために、強力粉と薄力粉の割合や、生地の捏ね具合、休ませ時間など、いろいろと試行錯誤しました。

なかなか手間のかかるお菓子ではありますが、材料や作り方はとってもシンプルなのでがんばれば家庭でも作り安いお菓子だとおもいます。

このシュトゥルーデルの生地甘みがなくて、さくっと軽い食感なので、お料理系のシュトゥルーデルも作りたくなりました。作ることがあれば紹介したいと思います。生地を食べたかんじ、キーマカレーやチリコンカン、ジャガイモとひき肉など、とっても相性がよさそう!

自分にとってもチャレンジのお菓子でしたが、何度も作るうちに本当に愛着がわいてきました。
また紅玉がではじめる時期になったら作りたいと思います。

来月レッスンの詳細についてはまた後日ブログで紹介しますね!

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いよいよ今週末からクリスマスですね。
さいきんの私はフルティエールさんのレシピ提案や新作レッスンのりんごのシュトゥルーデル作り、雑誌の仕事など少しばたばたしていました。

そんなことと、急にパソコンのモニターがこわれて、来月レッスンのごあがおそくなっています。

来月テーマとしては、リクエストレッスンは定番のガレットデロワ、ガトーバスクショコラ。
そして新作は悩み中で、柚子もの、ショコラ系、バタークリーム系のいずれかにしようと思っています。

ご案内遅くなりますが、案内は週明けにしますね。
とりあえず今日はモニター買いに行ってきますねー

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ドゥパティスリーカフェ5周年×リベルターブル森田シェフ コラボケーク

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都立大のパティスリードゥパティスリーカフェがオープン5周年を迎えるにあたり、リベルターブルの森田シェフとのコラボケークが登場しました。
12/1~12/7の販売ということで、今日が最終日ですね。

私はもちろん2種類とも購入~!
どちらのシェフのお菓子も大好きなので楽しみでした。

まずは、ショコラ×洋なし×黒トリュフのパウンド。
見た目以上にトリュフの香りがしっかりとしていて、お菓子のようなお料理のような不思議な感覚になるパウンドです。

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もう一品はカフェ×ココナツ×酒粕の組み合せ。

カフェとココナツならよくある組み合わせですが、そこに酒粕を合わせたのがちょっとおもしろい。
上のメレンゲとダックワーズの中間のような生地が酒粕入りで独特の香りがふわっとたちこめます。


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断面はこんなかんじです。
どちらも比較的みっちり詰まった水分の多い生地です。

リベルターブルは現在休業中ですが、来年には新しいスタイルでオープンするということでいまから待ち遠しいですね!またイベントなどをお願いしたいな~っと思っています。

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いよいよノエルですね~
パナデリアに連載中のアルザスお菓子旅行でカイゼルスベルグのマルシェ・ド・ノエルの様子をレポートしました!

来年はフランスのノエルを感じに行きたいな~っと今から思っています。

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