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2012年10月

白ワインとハーブのグラニテ レシピ紹介

今日は、先日キッシュレッスンの際お出しして好評だったグラニテのレシピを紹介します。
白ワインベースにハーブの香りがふわっと香る大人っぽくさわやかなグラニテです。
とっても簡単なので、よかったら作ってみてくださいね。
好みでハーブを変えてもいいと思います。

<材料>
・白ワイン 125g
・水 125g
・グラニュー糖 60g
・レモングラス 適量
・ヴェルヴェンヌ 適量
・カルダモン 2粒
・レモンの皮 2切れ

<作り方> 
手鍋に白ワインと水、グラニュー糖を入れて火にかける。

沸騰したらハーブを入れて弱火で2~3分煮る
※ハーブの量は、ハーブティを入れるのと同じ感覚で。

レモンの皮(1cm各程度を2枚)を加え、蓋をして10分蒸らす

こして、常温まで冷ます

冷凍庫にいれ、半分程度固まったところで一度かき混ぜる

そのまま凍らせる

食べる前にフォークなどでシャリシャリ削る

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Paris Menton(パリ・マントン)と焼菓子詰め合わせレッスン

今月の新作と詰め合わせレッスン、紹介が遅くなりましたが今日やっと落ち着いて写真をとれましたのご紹介を。
今月のキーワードは「ローヌ・アルプ」と「ノワゼット」!

今年の秋に訪れたローヌ・アルプ地方のパティスリーで教わったお菓子をベースに、焼き菓子、生菓子を作ります。
2つともノワゼットをメインにした秋らしいコクのある味わいです。


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まずはParis Menton(パリ・マントン)
レモンの名産地フランスのマントンから名付けられたお菓子です。

リヨンのパティスリー「デリス・デ・サンス」のデモ研修で教わったものを若干アレンジしました。
教わった時にはカカオエットのプラリネクリームでしたが、それをノワゼットにアレンジ。


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中央には小さなリングシューがはいっています。
この中にクレーム・シトロンとシトロンコンフィ入り。


ノワゼットとシトロンの相性の良さを感じる個性的なシュー菓子です。
シュー生地の絞り、クレーム・ムースリーヌの絞りなど、絞りの練習にもなるレッスンです。

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そして詰め合わせレッスンの実習はケーク・ノワゼット
アヌシーのパティスリー「フィリップ・リゴロ」で教わったものをアレンジしています。

ベースは同じですが、作り方や配合、材料などを微妙に変えて、よりヘーゼルナッツらしさを感じるように作っています。作り方はとっても簡単ですが、素材の美味しさがストレートに伝わるお菓子。

翌日からナッツの旨みがじんわり広がる、噛み締め系のケークです。

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その他にお土産の小さな焼き菓子を3種(レシピ付き)ご用意しています。

ノワゼットのプラリネのサブレ

ノワゼットプラリネとミルクチョコを合わせてサンド。ほんのりレモンのゼスト(皮)で香りをつけています。
小さいながらしっかりした食べごたえと素材の複雑な味わいを楽しめます。

フロランタン

定番の焼き菓子フロランタン。
キャラメルの風味とナッツのコク、シュクレ生地のサクサクした食感を楽しめるお菓子。
意外に作ったことがない人が多いようですが、それほど難しくないので家庭で作りやすいとはおもいます。

ムラング・カフェ・ノワ

コーヒ風味のサクサクの軽いメレンゲにシナモン風味のシュトロイゼルと胡桃をトッピングしたメレンゲ菓子。
単調になりがちなメレンゲ菓子ですが、秋らしい味になっています。


こんな風に、今月は見事に茶色!なお菓子ばかりですが、どれもじんわり噛み締めて味わう美味しさのものなので個人的にも大好きなお菓子です。

それぞれ少しずつ空きがありますのでご興味のある方はmasa@sweet-cafe.jp(下園)までご連絡下さい、


パリ・マントン
28(日)13:15~
31(水)13:15

詰め合わせレッスン
・28(日) 9:00~

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11月のお菓子教室について

こんばんは。
しばらく更新が滞ってすいません。

新作&詰め合わせレッスンの試作と準備に加え、栗の渋皮煮を作っていたら、朝から晩までやってもなかなか終わりがみえず…。で、今日に至りました。

来月のお菓子教室のお知らせももうそろそろしなくては!と思っております。
週明けにはご案内しますが、ざっと簡単に紹介を。

すべて栗菓子ですが、それぞれのお菓子に栗はどんな品種、大きさのものを使うかはまだはっきりとお伝えできないのですが、銀寄、利平、筑波などを使用予定です。


リクエストレッスン

・ガトー・バスク・オ・マロン

自家製の栗の渋皮煮を使ったガトー・バスクです。
表面がざくっと、内側はややしっとりした生地に、ラムの風味がきいたクリームと渋皮煮を入れて焼きこみます。
生地にザラメを入れるのでザクッとした食感が楽しめる、リッチな味わいのお菓子です。

・ケーク・オ・マロン

フランス産のマロンペーストを練り込んだ香り豊かな生地に、和栗のペーストそのものと自家製の渋皮煮を丸ごといれた栗づくしのパウンドです。それぞれの栗の風味や美味しさを味わえる、素朴ながら贅沢なパウンドです。

新作レッスン

ちょっと前まで、ほうじ茶と合わせようと思っていたのですが変更です。
ふと、この組み合せは栗に合うはず。と思い浮かんだ素材「コーヒーとヘーゼルナッツ」を栗と組み合わせようと思います。
コーヒーの渋みとヘーゼルナッツの香ばしさは栗の渋皮煮と相性がいいはず。

イメージでは、ヘーゼルナッツとアーモンドを使ったソフトな生地に渋皮煮をいれ、全体をコーヒーの生地(ソフトなシュクレ生地のようなもの)で包んだものです。

イメージが曖昧すぎて、ほんと申し訳ないのですが、そんな感じでやって行きたいと思います!


案内もう少々お待ち下さいませ。

今月後半レッスンの模様と空き案内も近々ご案内しますね!
今月はノワゼットやナッツを使った地味な茶色いお菓子ワールドで、かなり大好きなお菓子ばかりでおすすめのレッスンです。

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ミルキーなガレット・ペルージェンヌ

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ガレット・ペルージェンヌの続きです。
ペルージュの町の入り口に、こんな小さなガレット屋さんがありました!
まさに手作り感満載の小屋のようなお店でガレットが作られています。

私達一行は興味津々でそこに吸い寄せられてしまいました。

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これはお店の看板。
こちらも手作り感ありますね。
窯の中にガレットを入れている様子が描かれています。


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ここではおじさんが一人で、黙々とガレット・ペルージェンヌを作っては奥にある石窯で焼いています。


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ガレット・ペルージェンヌは2種類あって、これはクリームタイプのもの。
サワークリームのような粘度のあるクリームです。その上にお砂糖をふりかけて焼きます。


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奥がクリームタイプ、手前がバター&砂糖タイプです。

クリームのものは、ねっとりミルキーな味でとっても味が濃くて美味しかった。
生地も石窯で焼くからか、独特の香ばしさとクリスピーな食感がありました。

美味しいのはもちろん、このタイプはちょっと珍しいので、是非ここではクリームタイプを食べて見て欲しいです!


生地に乳製品とお砂糖だけで、あとは焼くだけ。というごくごくシンプルなおやつ、ガレット・ペルージェンヌ。
素材の美味しさが全面に出る素朴な地方菓子でした。また食べたいなぁ!


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Tarte aux pommes タルト・オ・ポム

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秋も深まり、いろんなフルーツが美味しい季節になって来ましたね。
紅玉もやっと出回ってきてスーパーで見かけるようになってきましたね。

今月のレッスンはその紅玉を使ったタルト、Tarte aux pommes タルト・オ・ポムを作っています。
5年前にレッスンで登場して以来の久々のリクエストレッスンです。


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焼きっぱなしのタルトの中でも定番のりんごのタルトですが、構成としてはこんな感じです。

シュクレ生地
クレーム・ダマンド
りんごのコンポート
フレッシュのりんご
アプリコットジャム


りんごをコンポートと生とで2種類の状態で使っているので、それぞれの香りや食感が異なるのを楽しめます。
1台にりんご3個分使っているので、りんごを満喫できるタルトです。

今回久々に作って、どうして今までリクエストレッスンで登場させなかったんだろう…?と思うくらい大好きな味でした。
やはりこういうベーシックなお菓子というものは、何度食べても「いいなぁ」と思える普遍的な美味しさがありますね。

........
Tarte aux pommes タルト・オ・ポムレッスン、満席でしたが10/14(日)13:15~16:45に1名空きが出ました。
ご参加の方は詳細ご連絡しますので、masa@sweet-cafe.jp(下園)までご連絡下さいませ。

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ペルージュでガレットを。ガレット・ペルージェンヌ

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ブリオッシュ・サンジュ二を食べた後は、中世の趣が残る町ペルージュへ。
ここはフランスの最も美しい村に認定されており、三銃士の舞台ともなったところです。

ほんとに、ここだけ時がとまったような、そんな不思議な気分になる空間です。

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ここの名物のお菓子を作っているレストランを発見。
厨房の窓がひらいていたので、しばし見学。


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丸くて白い生地が沢山。
これが、ペルージュ名物のお菓子「ガレット・ペルージェンヌ」の生地です。
これは発酵させたものを、これから成形する生地です。

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こういう仕事風景を道端から見学できるのがいいですね。
発酵したブリオッシュ生地を平たく大きくピザの様に伸ばしていきます。
大体直径27~30cmくらいは会ったと思います。

この作業がとっても早い!
さすが手馴れています。あっという間に何枚ものばしていきます。

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伸ばした後はタップリのバターとお砂糖をふりかけます。

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焼き上がりがこちら!
とっても香ばしくて素朴。
みるからに美味しそうですね。


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お昼ごはんをこのレストランでデザートに頂いたいのですが、提供される時は大きなつぼにはいった酸味のあるクリーム(クレームラフィネに近いかんじ)と一緒にいただきました。

バターとお砂糖の甘さがじんわり素朴で、ちょっとメロンパンにも近いそんな庶民的な味です。
このクリームは、最初あまり合わないかなぁ~なんて言っていたのですが、不思議と食べていくうちに妙にマッチしているように感じたんですよね。

ここのランチで、苦しいくらいお腹いっぱいになりましたが、食後にもう1種類ガレット・ペルージェンヌを食べてきました!

このペルージュの町の入り口前にも、小さなガレット屋さんがあり、気になっていたのです。
こちらでは違うタイプのガレットがありましたのでそちらを次回紹介したいと思います。

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ブリオッシュ・サン・ジュニをもとめて。


しばらくぶりのブログです。
フランスから帰ってきて、いろいろと仕事が詰まっていたり、風邪を引いたり、なんだかんだと更新が遅くなってしまいすいません!

少しずつですがローヌ・アルプのお菓子の紹介していきたいと思います。

まずはブリオッシュ・サンジュニから!


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今回の旅で一番最初に訪れたパティスリーです。
ブリオッシュ・サンジュニの老舗、パティスリー・ガトー・ラビュリーです。
赤いテントが目立ちますね。

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ガラス窓越しに発見したのは、紛れもなく「ブリオッシュ・サンジュニ」!
大きな赤いプラリネが目印です。
タップリのクリスタルシュガーもおいしそう。


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もちろん早速購入。
こんな風にかわいく包んでくれます。
フランスのラッピングはほんとに簡単で可愛いですね。

そして自家製の赤いプラリネも販売されています。
お友達と共同購入しましたが、さて、どうやって使おうか・・
(やはりこのブリオッシュ作るべき!?)

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早速切り分けて試食です。
ナイフを入れるとプラリネにガツンっとあたります。
想像以上に周りの赤いお砂糖がぶ厚くて固い。。

食べてみると、ブリオッシュのあま~い香りがたまりません。
そう、想像以上に美味しかったのです。
これはお砂糖の甘さもありますが、バターや粉の旨みなどもあってのことだと思います。
う~ん、何気ないブリオッシュがこんなに美味しいとは。と感動しました。


表面のクリスタルシュガーがザクザクした食感で、これもまたいいなと思いました。

日本の本で見る限りでは、こういったお砂糖をかけたものはなかったのですが、いい発見でした!
美味しいブリオッシュを食べて、お次はまたもや発酵菓子を求めてバスで移動です!・・続く


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