パリセヴェイユ 2012年5月のお菓子教室
パリセヴェイユの今月のお菓子教室のテーマは伝統菓子。
まずは日本でも比較的知られている「パリ・ブレスト」。
パリとブルターニュのブレストとの間1200Kmを往復する自転車レースにちなんで作られた生菓子です。
自転車の車輪に見立てたリングシューにプラリネクリームをサンドするのが定番。
シュー生地にプラリネクリーム、その中に小さなシューをサンド。
周りにはキャラメリゼしたアーモンドをトッピング。
プラリネクリームは、クレーム・パティシエール、プラリネ、クレーム・オ・ブール、生クリームを使った濃厚ながらすっと口の中で溶ける繊細な味わい。
そしてもう一品はピティビエ・グラッセ。
ガレット・デ・ロワに似たフィユタージュ+クレームダマンドのピティビエよりも古いタイプのピティビエです。
ロワール地方のピティビエの地方菓子ですが、今でも存在するのかしら。
まだロワール地方には行ったことがないので、気になりますね。
パン・ド・ジェーヌのようなアーモンドたっぷりのどっしりした生地です。
焼き上がりアプリコットジャムを塗り、たっぷりのフォンダンで覆います。
こちらが完成品。
ピティビエは、フォンダンがけしたあと、ドレンチェリー、アンゼリカ、オレンジピール、アーモンドで飾り付け。
昔のお菓子らしいレトロな雰囲気。
試食は2品とも。
甘さとコクがしっかりのピティビエは、昔ながらのフランス菓子といった味わい。
アーモンドの味が主役になるので、これは素材勝負のお菓子ですね。
パリ・ブレストは濃厚だろうなと覚悟して食べましたが、コクがあるのですがクリームの口溶けがすっと軽く(クレーム・パティシエールをこしたり、ホイップした生クリームを入れているので)、暑い時期でも美味しく食べられるような仕上がりになっていました。
どちらも伝統的なフランス菓子ということで、比較的作りやすいお菓子でした。
パリ・ブレストは何度か作ったことがありますがそういえばピティビエはまだ作ったことがなかったのでそのうち自分のレッスンでも取り上げてみたいと思います。
こういうアーモンドたっぷりどっしりのお菓子は、フランス好きにはたまりませんね。
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