
先日松陰神社前のビストロのトロワキャールでアルザス料理会を企画、開催しました。
以前からトロワキャールの木下シェフのお肉料理が美味しいなぁと思っていたので、きっとアルザス料理を作っても美味しいに違いない!と思い、ご相談して今回の食事会が実現できました。
テーマはアルザス。
アルザスといえば、やっぱりタルト・フランベとシュークルート。
その2つを柱に、あとはおまかせで、コースメニューを出して頂きました。
写真はタルト・フランベを作るところをカウンター越しに皆でわいわい覗いているところです。

写真はタルト・フランベの生地にクリームを塗っているところ。

タルト・フランベの生地は一次発酵のみの薄く伸ばした生地を一度焼いています。そこに乳製品のクリームを塗ります。
新たまねぎ、ベーコン(自家製)のものと、新たまねぎ、マッシュルーム、サーモンマリネの2種類。

焼き上がり1/4カットずつをアミューズで。
ぱりっと香ばしく焼かれた生地とコクのあるクリーム、旨みのある具材が一緒になってとっても美味しい!
サーモンの方はグリーンペッパーとオリーブオイルとビネガーのドレッシングをかけて。
どちらも美味しいのですが、やはり定番のベーコンはアルザスを思い出す味で、気持ちが盛り上がります。

そして前菜。
以前から皆に好評なキャロット・ラペをはじめお野菜のマリネを中心に。
キャロット・ラペ、根セロリとりんごのラペ、レンズ豆のマリネ、ビーツとくるみのマリネ、パテ、自家製ハム。
これだけでも十分満足のボリュームとバリエーション。

ドリンクには、アルザス・ワイン3種を用意して頂きました。ドメーヌ・ロウという作り手のワインです。(ビオディナミ)
シルヴァネール、ゲヴェルツトラミネール、リースリングの3種です。
よく飲んでいる軽めのアルザスワインとちょっと違っていて、ふくよかで濃い感じ。
どちらも好きですが、同じアルザスワインでも作り手によって全然違うものなのですね。

メインはシュークルート。
お肉は豚肩ロースのコンフィ(霧島豚)、スペイン産の皮付き豚バラ肉、ブータンブラン(ふわっと柔らかい優しい食感)、シュークルート、じゃがいも。
お肉はいろんな形で味を楽しめましたが、自家製ブータンブランがふわっと軽い舌触りだったのが意外性がありました。リヨンのクネルを思い出すようなふわっと感です。

デザートは、当日までのお楽しみでした。
アルザスなのでスパイスとかフルーツなどを想像していましたが、登場したのはどちらの要素も入れてくれたこんな素敵な一皿。
タルト・オ・クエッチ・アルザシエンヌ
ブリオッシュ生地に、クレーム・パティシエール+クレームダマンド+サワークリームを重ね、そこにマリネしたクエッチ、上面にクランブル。
添えられたアイスはラムレーズンと数種類のスパイス(アニス、シナモン、ナツメグなど)いり。
特にアニス・エトワールの香りが強くてちょっとくせになりそう。
想像以上にアルザスの要素を組み込んでくれていて感激の一皿でした。

あっという間の数時間でした。
全員とはゆっくり喋れなかったのですが、参加していただいた皆さんどうもありがとうございました!
また感想などお聞かせいただければ嬉しいです。
せっかくなので途中で何かゲーム的な要素を入れればよかったかな?
最後木下シェフとマダムのまゆみさんとパチリ。(私の髪の毛もわもわ広がってますね…)
いつも作っていないメニューを出していただくのに、試作や準備等大変だったと思いますが、おかげで皆と美味しく楽しくアルザスを感じることができました。どうもごちそうさまでした!
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