トロワキャール ビストロレッスンの様子
昨日開催したトロワキャールでのビストロレッスンの様子を紹介します。
トロワキャールは昨年10月に世田谷にオープンした新しいビストロです。
世田谷線の松陰神社前駅から徒歩6歩!?というものすごい駅近の便利な立地。
線路を挟んだ向かい側には人気のブーランジェリースドウがあるので、パン好きははしごもできちゃうという嬉しいロケーションです。
下高井戸から三茶方向への電車からホームにおりて、左手にすすみホームを降りるとすぐにお店へ上がる階段が見つかります!この階段の上がトロワキャールです。近すぎて意外に見落としてしまいそうですが、階段下にワインのボトルやイスがあるので、こちらが目印です。
今回はお菓子のレッスンということで、焼き菓子好きに人気の高いパウンドと、家庭でも作れるビストロらしいデセールということでスフレを教えてもらいました。
厨房はカウンターに面した細長い形状。カウンター越しにデモンストレーションの様子を眺める形。
カウンター前には焼きあがった美味しそうなパンがこんもりと並んでいるのも可愛らしい。
私はマダムのすぐ横について、私自身が聞きたいこと、みんなも気になるだろうこと(例えばどこの素材を使っているかとか、生地の状態についてなど)を質問しながらという流れで進めていきました。
マダムはパティシエールというわけではなく料理人なので、特にお菓子を専門に習っていたわけではありませんが、レストランで仕事をしていく中や、専門の書籍などでお菓子を学んできたということです。
ビストロならではの作業の進め方や製法等の話も興味深かったです。
初めてのレッスンということでしたが、とても分かりやすい説明で、そんな中にも菓子作りの考え方の芯がしっかりしているなぁと感じました。自分の中での美味しさの基準がしっかりあるという印象です。
教えていただいたのはまず「いちじくとレーズンパウンドケーキ」
ドライのいちじくをマリネしたものとラムレーズンの入ったしっとり濃厚なパウンドです。
ドライフルーツ、アーモンド、カソナード、ブランデー、ラム、シナモンなどとっても風味の良い素材でつくるパウンドケーキ。一見とっても素朴な焼きっぱなしのお菓子ですが、思っていた以上に使う素材の種類が多く、また製法でも細かなポイントがありました。
生地の中にお酒が入っていますが、焼き上がりにもタップリとお酒をうつので、作った日から1週間~10日目が程良く味がまろやかになって美味しいパウンドです。
日持ちするので贈り物にもよさそうですね。
是非自分でもつくってみたいと思います!
そして、もう1品は金柑のスフレ。
木下シェフのご実家で育てている金柑をコンフィチュールにしたものを使ったスフレです。
こちらもビストロのデセールとして提供されている一品で初めて訪問した際にいただいた思い出深い一皿。
(もうじき、パイナップルのスフレになるそうです。こちらも食べてみたいですね~)
スフレは試食を兼ねて、食事会のデザートとして出していただきました。
クレームパティシエールをベースに金柑のコンフィチュールとメレンゲを加えたスフレ生地です。
焼きたてが命のスフレ。焼き上がりスピーディーにシェフとマダムが次々に皿盛りしていきます。
ふわっと、ココット型の倍近く膨らんだスフレは、バニラの香りと金柑のほろ苦さがアクセントになっています。
ラムレーズンのアイスと一緒に食べると更に美味しい。
熱々のスフレを急いで食べるのはなんだか楽しい。
茨城から参加してくれたYさんとカウンター席に座って「美味しいねぇ」と笑顔で話しながらマダムとおしゃべりしたり。やっぱりカウンター席は楽しい。
パウンドケーキはお土産としてお持ち帰り。
日を追う毎に味が馴染んでくるので、少しずつ食べて美味しいタイミングを探してみたいところですがそれ以前に食べきってしまいそうな気がしなくもないです…。
デモンストレーションの後の食事会の様子はこの次にご紹介します。
※今回教えていただいたパウンドはお店でテイクアウト商品としての販売もしています。
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