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2011年1月

サロン・デュ・ショコラ その2

この土日も賑わいをみせたであろうサロン・デュ・ショコラ。私は土日は伺えなかったのですが周りの知人からいろいろと噂をききつつショコラ気分を味わいました。

1/31(月)で最終を迎えますが、その後2/1~2/14伊勢丹新宿本店の地下1階のバレンタイン催事で登場するアイテムもあるので、サロン・デュ・ショコラにいけなかった方はこの期間に是非行ってみるといいかもしれませんね。

今年プレスプレビューの撮影時間は短かったのであまりたくさんの写真はとれなかったのですが、いくつか紹介していきたいと思います。

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まずは東京のサロン・デュ・ショコラに初登場のユーゴ・エ・ビクトール。
パリでも人気のパティスリーで、今回のサロン・デュ・ショコラの大きな話題にもなりましたね。

オープン以来日本の雑誌でもよく紹介されていたので、私も昨年は夏、冬と2回訪れました。
いわゆるパティスリーという感じではなく、ブティックといった雰囲気で、ディスプレイが面白いお店です。

写真はユーゴ・プジェ氏。ラデュレ、ホテル・ブリストル、そしてギーサヴォアといった名店で活躍したパティシエ。
ショコラづくりで大切にしていることを伺ってみると、「まずは良い素材を使うこと。そしてショコラに使うフルーツは市場に行って直接選ぶんです。」とのこと。

加工品ではなくフレッシュのフルーツ選びからするというのは、レストラン的で興味深いですね。


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そのユーゴ・エ・ビクトールのカルネ・サブール。手帳を模したボックスにドーム状のボンボンショコラが。全て色柄が異なり美しい一冊ですね。中でも酸味の強い「combawa コンバワ」というコブミカンのボンボンが周囲で好評でした。

パリの本店では、伝統菓子を新しい味でアレンジしたものや、種類豊富なマカロン、そして珍しいタルト(二等辺三角形のタルト型で焼いたもの)、ヴィエノワズリーなどが揃います。

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今年はつい先日フランスに行った友人からここのお菓子を模したフェーブを見せてもらいましたが、かなり忠実に作られているのにびっくりしました。(上の写真は全てフェーブなんです!)


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そして、会場内あれここショコラの祭典じゃないの?という香りを漂わせていたのが、サダハル・アオキ。
最近NHKの番組「チャレンジ!ホビー」でも活躍中の青木さんのブースです。パリでも好評だったという「東京焼きマカロンショコラ」。抹茶の今川焼きにチョコレートのマカロンを入れたという、なんとも斬新な和洋菓子。

こういう日仏融合的なお菓子、そしてこのパフォーマンス(実演があるから尚更いいのでしょうね)、青木さんがお得意とするところですね。
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この「東京焼きマカロンショコラ」結構な行列が出来ていました。マカロンショコラが冷めるとちょっと餡のような食感にもなるのかな。温かくてもおいしそうですね。


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そして、こちらはテオブロマの「パン ブリオッシュ オ フォアグラ」。ブリオッシュにフォアグラ、バルサミコ風味のチョコレートソース、りんごのキャラメリゼ、フレッシュの苺をサンドした贅沢なサンドイッチ!1日100食限定、1050円です。

時間がなくて購入できませんでしたが、こちらも周囲で好評の一品でした。フォアグラってショコラやフルーツなど甘いものと相性がいいのでスイーツの分野でも時々登場しますね。昨年末フェルベールさんのところで頂いたフォアグラ×ノエルのコンフィチュールの相性もとってもよくて美味しかったです。
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テオブロマの土屋シェフ、相変わらずパワフルでした!
テオブロマではおなじみの樋上さんの新たなデザインのボックスもとても可愛くて素敵でした。
写真の「キス ア ラ シャンパーニュ」は唇型のショコラの中にシャンパンガナッシュ入り。ロマンチックな雰囲気で女性が貰っても嬉しいショコラですね。

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こちらは、ブルゴーニュ地方ディジョンのショコラティエ「ファブリス・ジロット」の新作アソート。アンスピラシオン・ジャポン。ジロットさんならではの薄いガナッシュにジュレをサンドしたボンボンショコラです。


今回はJAPONがテーマなので、和素材の生姜、柚子、抹茶、胡麻を使った4種のボンボンが登場しました。

パッケージも転写シートも日の丸をイメージしたものなので、日本人としてはちょっと違和感があるのですが、フランス人としてはまた違ったイメージを抱くのかな。
こちらは購入したので、また後ほど感想をアップしたいと思います。

いつかブルゴーニュのお店にも行きたいものです!


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こちらは、今回サロン・デュ・ショコラのカタログの表紙も飾ったショコラの扇とそれを作ったナオミミズノ×洋菓子マウンテンのショコラティエの水野さん。プレスプレビューのフォトセッション前に会場入り口で最終の飾り付けを和泉シェフと行っていました。


細身で独特のふわっとした雰囲気をお持ちの水野さん。
今年はスティックタイプのユニークなボンボンショコラが注目されていましたね。
それからやっぱり「杏と塩」のボンボンショコラは美味しいですよね。今年食べられなかった方は来年是非!


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それから今年のジャン・ポール・エヴァンのブースでは和をモチーフにした素晴らしいチョコレート細工がディスプレイされていましたね。(綺麗にとれた写真がなく掲載できず残念ですが。)


最初エヴァンさんの作品かと思いましたが、これらはエヴァンさんの友人フィリップ・モザさん(写真の方)の作品だそう。

フィリップ・モザさんはスイス在住のショコラティエ。
チャーミングな表情とアーティストらしい風貌で、独特な雰囲気をお持ちの方でした。

これらの作品は日本に来てから作ったそうですが、日本のわびさびまでを表現されているところが素晴らしいなと感じました。

日本に来て折り紙で鶴を作ったそうで、その写真をアイフォンで見せてくれました。
今回来日したショコラティエ達結構アイフォン使っている方が多かったような。


急ぎ足での紹介でしたが、その他に南仏のクリスチャン・カンプリ二のボンボンも購入しましたのでそちらも後日紹介出来ればと思います。

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そして、サロン・デュ・ショコラは明日で終了ですがバレンタインシーズンはこれからが本番ですね!

先日のパリセヴェイユ教室でもショコラがテーマでしたので、そちらもブログで紹介したいと思います。

私のお菓子教室も来月はショコラがテーマ。
前半は「ガトー・ショコラ・ナンシー」。ロレーヌ地方ナンシーの郷土菓子です。
後半は「パリ・アルザス」。パリ・ブレストのアレンジでアルザスバーションです!

パリ・アルザスは、ショコラのシュー生地とショコラのクレーム・パティシエール、キルシュ風味のクレーム・シャンティ、グリオット。
そう、「フォレ・ノワール」の組み合わせで作るんです!こちらは自分でも楽しみ。

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マ・パティスリー -アカシエ-

今日もサロン・デュ・ショコラの会場はたくさんの人で賑わったようですね。
今年は特に売り切れの商品が多いように感じますが、皆さんの勢いがすごいのか!?それとももともとの数が控えめなのか気になるところですね。


さて、6階はサロン・デュ・ショコラ、そして地下1階のマ・パティスリーでは浦和のパティスリーアカシエさんが出店していますね、1/31(月)までの出店です。先日コラボ講習会でフランス菓子に対する熱い気持ちを語ってくれた興野シェフのお菓子が並んでいます。

なかなか本店に行く機会がないという方はぜひこの機会に足を運んでみてくださいね。

ショーケースの中では、やっぱり「アントワネット」が大きさ・形・色といい一番目立ちます。
先日の講習会で頂いたばかりですが、改めて見てもその大きさにはびっくりします。
その姿はまるでボリュームたっぷりのドレスを着たお姫様のようですね。


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今回は新宿伊勢丹限定のトリュフ・アズールとアリババ・ショコラを選びました。
サロン・デュ・ショコラ、そして先日のパリセヴェイユ教室でショコラ三昧な日なのに、それでもショコラのお菓子を無意識に選んでしまいます。やっぱりそういう季節だから…?

トリュフ・アズール(写真手前)は、トリュフを模した生菓子。見た目からは想像できませんがグレープフルーツとベルガモットをショコラと合わせています。

ショコラとグレープフルーツの組みわせは少し珍しいですね。グレープフルーツの苦味が印象的。そこに華やかなベルガモットをプラスすることでちょっと複雑な香りと味わい。これは初めて食べる味でした。

アントワネットをはじめ、興野シェフのお菓子は香りが印象的なものが多いですね。


そして、アリババ・ショコラ(写真奥)。
パリのストーレーで修行経験のある興野シェフならではの一品。
以前も食べたことがあるのですが、ついつい選んでしまうお菓子です。

ショコラの生地にショコラのクレーム・パティシエール、ラムレーズン。
シロップがじゅわっとしみでてくる生地は程よい気泡がはいっていて弾力があります。

かなりしっかりラムがきいていてショコラのビターな味と合わさって、大人の味。
久々にババで酔いそうになりました。

その他に新作のミルフィーユやエクレア、ムラングシャンティなどが並んでいます。
色々と食べたかったのですが、一度にたくさん食べるのは勿体無いのでまた次回本店に行ったときに頂きたいと思います。

今回はサロン・デュ・ショコラの会期中ということで、きっとたくさんのショコラティエがアカシエのお菓子も見に行ったんだろうなと思います。どんなふうに感じたのか彼らにも感想を聞いてみたいものですね。


そして、アカシエの興野シェフが最近ブログをはじめたそうです。

催事情報や、新作案内、フランス修行時代のエピソードなど(コンテストのブルターニュをテーマにしたピエスモンテやフランス修行時代のシェフの写真も紹介されています)。
ピエスは本当に美しく、そしてブルターニュ独特の趣を感じるものですよ。)とても興味深い記事も紹介されています。今後の更新も楽しみですね!

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 サロン・デュ・ショコラ 2011

今年もはじまりましたね。チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」。

今年で第9回目を迎えますが、今回のテーマは「JAPON(ジャポン)」。
日本の産地や素材、物づくりの価値をショコラを通じて伝えようという内容です。

フランスをはじめとする世界各地のショコラティエ、そして日本で活躍するショコラティエのショコラがこのテーマをもとに様々なショコラをクリエイトしています。

今回の出店しているブランドは74ブランド。フランスを中心に15カ国のショップが登場しています!
これだけのショコラが集まる機会はそうそうないものですよね。
改めて日本の食に対する関心や探究心の強さを感じます。

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開催に先駆けて25日に開かれたプレスプレビューに参加してきました。
まずは、もう皆さんにもおなじみのサロン・デュ・ショコラの主催者シルヴィー・ドゥースさんとフランソワ・ジャンテさんによるご挨拶。フランス語と日本語両方での挨拶でした。日本語を勉強されているのでしょうか。最初の「こんにちは。」だけではなく、その後の挨拶もずっと日本語で話されたのでその心遣いに感激しました。

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そしてパリ出身の歌手クレモンティーヌさんによる特別ライブ。
Chocolat et Sweetsやバカボンのテーマ(日本のCMでも使われていますよね)を歌唱。
とても優しく素敵な歌声でした。

彼女もショコラは好き!ということで今回いくつか試食したとのこと。
たくさん食べたかったけど5~6個で我慢したわ。とおっしゃってましたよ。

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その後アルファベット順にショコラティエが紹介されます。
「A」がつくショコラティエ・・・。

私はきっと「アルノー・ラエール」だ!と思ったのですが、それより先に青木さんでした~。
青木さんの次がムッシュ アルノー・ラエールでした。(手前の女性は司会の方)

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その後次々とショコラティエの名が呼ばれ、壇上には数々の名ショコラティエが並びます。
日本でおなじみのエヴァンさん、フェルベールさん、そして今年初上陸のユーゴ&ビクトールのお二人、それから日本人ショコラティエも続々。今回関西のお店からのシェフが目立ちますね。
滋賀のドゥブルベ・ボレロの渡邊シェフもいらっしゃいました!

そして、純粋にアルファベット順なのに、何故か最前列中央には背の高いショコラティエが集中しています。リヨンのフィリップ・ベルナシオン、フィリップ・ベル、セバスチャン・ブイエをはじめほんとに2メートル近いんじゃないか…という圧倒感!
後列のショコラティエの姿が見えない~。


そんなこともあって、フォトセッションの際途中で前列と後列を入れ替えましょうかという提案があったものの、それを聞いた前列ショコラティエ陣がまさかのブーイング!?皆楽しそうにごねだして会場に笑いが。

これ、全員が日本人だったらスムーズにそして静かに前列後列入れ替わるのだろうけど、この国民性の違いがなんとも面白い。

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そして、このちょっとした騒ぎをきっかけにみんな楽しくなったようで何故か?ウェーブが起こります!
う~ん。とってもお茶目で可愛くて楽しい!
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そんな楽しい雰囲気でのサロン・デュ・ショコラのスタートでした。(青木さんとてもいい表情ですね~)
次回は会場の様子やショコラを紹介していきたいと思います。

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プレスプレビューではあまり撮影の時間がなくざざっとしか見れなかったのですが、明日伊勢丹に再訪するのでもう少しじっくりと見てきたいと思います。
平日だから少しは落ち着いているといいのですが、連日売り切れのショップも多いようですね。

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特に初上陸のユーゴ&ビクトールや、削りチョコカルーセルが人気のジャン=シャルル・ロシュー(これは昨年夏本店に行ったとき試食させてもらいましたがナッティで美味しかった!)、南仏のクリスチャン・カンプリ二などなど売り切れが多いようです。

個人的には、海外のショコラもとっても魅力的ですが、美味しい&鮮度のよい日本のショコラもおすすめです。
特に東京ではなかなか出会えない滋賀のドゥブルベ・ボレロ、京都のナオミミズノに注目してもらいたいところです。


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パリ発 チョコレートの祭典 サロン・デュ・ショコラ

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今年もこの熱いシーズンがやって来ましたね!
1/26(水)から伊勢丹新宿本店でチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」が開催されます。

写真のオフィシャルムック本で予習した方も多いと思いますが、これを読むとショコラティエの今回の商品だけではなくショコラづくりの哲学も感じられるのがうれしいところですよね。

ただいかんせん、これだけショコラが登場すると何を買っていいものか!?かなり迷っている方も多いかもしれませんね。私も「絶対これ!」と決めているものはなく会場で直接見てから決めようかと思っています。(ただこんな悠長なことでは人気のものは売り切れてしまうのですが…)

最近は、ボンボンショコラよりもショコラそのものを味わえるタブレットが好みなのでそっちに目がいきそう。
それからパリ以外の地方のショコラティエにはなかなかいけないので、地方色が強いお店が気になります。
個人的にはやっぱり南仏のクリスチャン・カンプリニが気になるのです。

そして、パリのパスカル・ル・ガックは美味しいはモチロンのこと、今知人が働いているのでそういう点でも気になります。

国内では京都のナオミミズのや滋賀のドゥブルベ・ボレロに注目です。
ボレロさんは今回サロン・デュ・ショコラ初出店なのですが、食に情熱を注ぐ渡邊シェフのショコラとても楽しみです。明日お会いできるのも楽しみ!

そして、昨年末にお会いしたアルザスキュブレーの浅見さんのショコラ~。
浅見さんは残念ながら来日はされませんがショコラはやってきます。


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今回、珍しい食材を使ったボンボンを出すのですが、その食材が「picon(ピコン)」。
初めて聞いたときには、その可愛すぎる名前にちょっと戸惑ったのですが、アルザスではこのピコンをビールとあわせて飲むのがとてもメジャーらしいです。(他の地方でもそうなのかな?)


ピコンはオレンジの皮と薬草を主原料としたリキュールなのですが、見たことも飲んだこともなかったのでアルザスのスーパーで探してきました!小さな瓶だったら買っていこうかと思ったのですが、大きい瓶しかなく断念…。
でも、瓶を見つけただけでもよかった。

次回アルザス行く時にはピコンビアを飲もう!と心に決めました。
(でも日本でも取り扱ってるみたいなので、どこかのバーやレストランで見かけたら飲んでみたいと思います!)


さて、明日はサロン・デュ・ショコラのプレスビュー。
毎年たくさんのプレス陣で写真をとるのも一苦労なんですが、たくさんのショコラティエ、プレス仲間に会えるとても貴重な時間なので、今からとても楽しみです!


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今週はサロン・デュ・ショコラ、久々のパリセヴェイユお教室、スイーツ女子会?(スイーツな女性陣の食事会)など控えていて本当に毎日いろんな方とお会いできるのでとても楽しみです。

テンション上って知恵熱でないようにしなくては(笑)

サロン・デュ・ショコラでお会い出来そうな皆さん会場で見かけたら、どうぞよろしくお願いします!

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サブレ・オ・ショコラ (レシピ付き)

もうすぐバレンタインということで、1/19ニフティースイーツ部でもバレンタイン特集が公開されました。


私も特集に協力させていただきました。都内百貨店(伊勢丹新宿本店、東急百貨店東横店、日本橋高島屋、銀座三越、エキュート)で登場するボンボンショコラのおすすめを紹介しています。

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その他にバレンタインにおすすめの焼き菓子のレシピも紹介しています。
サブレ・オ・ショコラにキャラメル・サレをサンドした、小さな焼き菓子です。

ココアのビターな風味のサクっと軽いサブレに、ねっとり柔らかめのキャラメルとフルール・ド・セルをサンド。仕上げにチョコでコーティングした一手間かけた焼き菓子です。

私自身とても好きなお菓子でこの季節になると必ず作っているお菓子なんです。
是非お試しいただけると嬉しいです。

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今週はOGINOでディナー!

そして来週はドゥパティスリーカフェの菅又さんのお兄さんが腕をふるうイタリアンで食事会。

こちらは濃厚~なスイーツメンバーで新年会なのですが、このメンバーで揃って食事をするのは初めてなのでとっても楽しみ!皆、スイーツに情熱を注いでいる女性ばかりで、よくプレス会などで顔を合わせる機会はあるのですが、こうやってプライベートで集まることはあまり無かったので。

今年は、いろんな方との出会いやお付き合いを大切にしていきたいなと思います。

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スイーツプリーズコラボ講習会 興野シェフ、菅又シェフ、橋本シェフ

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昨日代々木上原のドーバーにて、菓子講習会に参加してきました。
スイーツプリーズさん主宰の講習会で、今回は3人の講師によるコラボ講習会。

講師は浦和のアカシエ興野シェフ、都立大ドゥ・パティスリー・カフェの菅又シェフ、大阪ケ・モンテベロの橋本シェフの3人。そしてアシスタントには大阪からラヴィルリエの服部シェフが。

皆さん今月の料理通信にお菓子が登場していますね。(興野さんと菅又さんは対談も掲載されています)

興野さん、橋本さん、菅又さんの順でお菓子のデモが行われその都度試食が提供される形式。

司会は平岩理緒さん。
途中不明になりがちなデモの流れの確認をしてくださったり、シェフに素材へのアプローチを質問したりと興味深い話を聞き出してくれました。

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まずは興野さんのお菓子。
アカシエの代表的なプティガトー「アントワネット」。
淡いピンクと大きな形がまるで、ドレスをきたお姫様の様。
優雅な雰囲気と同様味もグロゼイユ×ローズの華やかな組み合わせ。

見た目かわいいですが、それ以前にこの大きさに驚いた方も多いかも。

興野シェフがフランスに渡ったときに、お菓子の大きさに驚いたという新鮮な気持ちを込めたサイズなのです。
確かに大きくこのアントワネットは2、3人で食べてちょうどいいくらいのボリュームです。

試食は1/4カット。薔薇の優雅で自然な風味が鼻から抜けます。
久々に食べましたが、やっぱり美味しかったです。

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続いて焼き菓子ケーク・シトロン。
定番のフランス菓子ですが、ちょっと珍しいのがチョコチップが入っているところ。
レモンとチョコの組み合わせはボンボンショコラではよくありますが、焼き菓子の部類ではあまり見かけないですね。

しっとり感を出すために上白糖を使用したり、上掛けのジャムにアプリコットピューレを加えて風味を良くしたりと細かい工夫をされていました。

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続いてケ・モンテベロの橋本シェフ。
フランスボルドーで働いていたときに印象に残ったお菓子を紹介。

生菓子はルッス・フォイユー。
橋本シェフが働いていたお店のスペシャリテで、週末になると何台も作ったんだとか。

ビスキュイルッスというダックワーズのような生地にプラリネクリームをサンドしたとても古典的なフランス菓子。
プラリネは自家製を使用しています。フランスで作っていたときに近づけるために、様々な工夫をしたそうです。
日本とフランスでは環境や素材が違うので、同じルセットでも全然同じものにならないとのこと。

その差を技術や製法、配合を工夫し、可能の限り縮めていくことがきっと菓子作りの醍醐味なんだろうかと思います。

ルッス・フォイユーは、見た目通り私好みの生菓子。
ナッツの香ばしさ、バタークリームのコクと軽やかさを楽しめるお菓子です。

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焼き菓子はマルグリットオランジュ。
オレンジとアーモンドを組み合わせたしっとり濃厚な焼き菓子です。
ローマッセ主体の生地に卵や粉、バターなどの材料をあわせていく製法。
しっかりコクがありますが、オレンジの爽やかでビターな風味がきいています。

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最後は菅又シェフ。
アルザス修行経験を活かし、今回はアルザスの生菓子と焼き菓子を紹介。
アルザス好きには嬉しい限りです。

生菓子はフォレ・ノワール。
パリでも良く見かけますが、パリはショコラとグリオット(洋酒漬け)がかなり主張していることが多く「グリオット・ショコラ」的なものが多いとのこと。それに対しドイツでは生クリーム、ジェノワーズ、フレッシュなグリオットを合わせることが多い。

アルザスはその中間で生クリーム、ショコラクリーム、グリオットを組み合わせたものが多いかな。グリオットにフレッシュを使う分、ジェノワーズにキルシュをアンビベするのも特徴的。

私は、ややドイツよりが好みなので、やっぱりパリだとあまり好みに当たらないですね。
その大きな違いがグリオットの使い方。フレッシュを使うか洋酒漬けを使うかでかなり大きく印象が変わってきます。

菅又さんのフォルノワールも、ご自身のちょうどよい好みのバランスを整えていました。

軽すぎないジェノワーズショコラ、キルシュ風味のシャンティー・クレーム、酸味のあるムース・ショコラ、グリオットはフレッシュ(冷凍をマリネしたものですが)と洋酒漬けの2種を使用。

お店で頂いた時よりキルシュがふわっときいていてより美味しく感じました。グリオットを2種類合わせることで味のリズムがあるのも面白いですね。

上面にはビスキュイ・ジョコンドを重ねているのが菅又さんならではの構成。この理由もお話ししてくださった気がしますが、ちょっと失念。


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最後アルザスらしくパン・デピス。
修行先のミュロップさんのお店のパン・デピスもとても美味しく再現したかったそうですが、同じルセットでもかなり違うものになったそうで、このパンデピスはまたご自身なりに組み立てなおしたもの。

菅又さんのパンデピスはお店で何度が購入して食べていますが、あとに残るスパイシーな味がとても強く、尖った感じのパンデピス。そんなところがすごく好きだったりします。ルセットを見るとそんなに変わった感じはしないのですが、ちょっとした配合やスパイス使いで出来上がりに個性が出てくるのがパンデピスですね。

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お菓子のプレゼンテーションの後の記念撮影。
アシスタントとしていらしたラヴィルリエの服部シェフ(今回お土産にダックワーズとヴィエノワをいただきました!)と助っ人にいらした?プレジールの捧シェフもご一緒に。
皆さんご自身のお菓子への軸をしっかり持ちつつ、それぞれが尊重しあうそして高め合う関係性を持っていました。

それぞれの道で頑張りながら、でも大きな流れ(フランス菓子を大切にしながら自分ならではの個性を活かす菓子作り)としては目指す方向が同じという感覚でしょうか。

これからもそれぞれのシェフが高みを目指していくことがとても楽しみとなった講習会でした。

それと同時に、私は皆さんとはフィールドは異なるけど、やっぱりお菓子を作る人間として大きな刺激を受けました。

やっぱり今年もフランスに行こう。

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ケーク。

贈り物にもおやつとしても昔から定番の焼き菓子「ケーク」。

シンプルなお菓子ですが、素材の組み合わせや製法でいろんなバリエーションを作れるので食べるのも作るのも楽しいお菓子です。日持ちするお菓子なので、パティスリーに行くとたいてい必ずチェックします。
パリセヴェイユのお菓子教室でもケークがテーマだと俄然やる気(自分でもつくってみようという)が出てきちゃいます。


そんなわけで最近食べたケークをいろいろと紹介します。
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まずはケークといえば定番中の定番フルーツケーキ。
こちらはオーボンヴュータンのケーク・アングレのハーフサイズ。
(いただき物です。こんな素敵な差し入れありがとうございます!)


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表面にはプルーンとドレンチェリー。チェリーの赤がポイントになって可愛いですね。
よくみると型に敷いている紙はオーボンヴュータンオリジナルのものでした!

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たっぷりのドライフルーツ入り。フルーツの水分や香りが生地に移っていて、カットすると同時にふわ~っといい香りが広がります。しっとりほろっとした食感で、濃厚な味わいでした。

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こちらは三鷹のコティ。
最新号の料理通信でも大きく取り上げられていましたね。
最近いろんな雑誌に取り上げられているのでご存じの方も多いかな。
三鷹の商店街にある小さな焼き菓子屋さんです。

フルーツケーキはかなりしっかり火入りしているのでしっとり食感の中にも香ばしさを感じます。
レーズン中心のドライフルーツ入り。
コクと深みがあるパウンドでした。熟成したような風味が印象的。

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アルザスのGILGで購入したケーク。
カット包装済みのケークは日本では当たり前ですが、フランスではあまり見かけないような。

こういうタイプは焼き立ての風味は味わえないけど、いろんな種類を食べられるのが嬉しいですね。

シトロン、ショコラ、マーブル、フリュイの4種を購入。
どれもしっとり感と粉の風味をいかしたタイプのケーク。
定番の味ということもあり、比較的皆に好まれそうな優しい味でした。


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最後、アルザスでよく見かける焼き菓子ケーク・エコセです。
本来は上面が波打った「レーリュッケン」という型で焼きますが、今回アルザスつながりということもありクグロフ型で焼きました。

外側はココアのダックワーズ生地、内側はアーモンドたっぷりのしっとり濃厚な生地。
アーモンドをたっぷり使っているのでとてもリッチな味わいです。今回はオレンジピールとグランマルニエを加えてオレンジの香りと味を加えました。

2層の生地が重なり合っているのが特徴で、味や香り、食感を2種類同時に味わえるのが嬉しいですね。

アルザスではネゲルのケーク・エコセがとても美味しかったです。
また食べたいですね。


やっぱりケークは面白い!
シンプルな形の中に様々な工夫のしがいがあるお菓子です。


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明日は今年初のイル・プルーに行ってきます。
何かランチを食べたいなぁともくろんでいます。

ピザが好きなのですが、キッシュも捨てがたく。。

とりあえずいってから悩んでみます!

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明けましておめでとうございます!

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明けましておめでとうございます!
クリスマスが終わったかとおもいきやあっという間に年が開け2011年を迎えましたね。

昨年はなんといってもフランスのブルターニュ地方とアルザス地方に行ったことが大きな出来事でした。
(上の写真はアルザスで極寒の中たべた焼き栗!)
アルザスレポートも引き続き頑張ります。


それにしても今年はどんな一年になるんだろう。
歳を重ねるごとに時間がたつのが早く感じます。

今年は「時間を大切に」を抱負にして、お菓子と人と向きあっていきたいと思います。
まだまだ未熟者の私ですが今年もどうぞよろしくお願いします。


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