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2010年12月

ストラスブールのパティスリー巡り テュエリー・ミュロップ

クリスチャンの後に向かったのは、明るいオレンジが目印のテュエリー・ミュロップさんのお店「エピス・エ・ショコラ」。

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エピス・エ・ショコラは洗練されたモダンなパティスリーです。
近くにミュロップさんの1号店がありますが、こちらのほうが少し狭くて素朴な雰囲気。
どちらも近くにあるので、どっちも行くのがおすすめ。

■THIERRY MULHAUPT
18, rue du Vieux Marché
aux Poissons http://www.mulhaupt.fr

EPICE ET CHOCOLAT
5, rue du Temple Neuf F-67000 Strasbourg

1号店は生菓子メインで、こちらのエピス・エ・ショコラはショコラがとても充実しています!
(今回の写真は1号店、2号店がまじっています)


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フランスではノエルの時期はショコラがとっても売れるそうです。そのためノエルを意識したエトワールモチーフのショコラが種類豊富に揃っています。

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そして、ブレデル。
ミュロップのブレデルは他のパティスリーよりやや小さめで上品な雰囲気。
ツリーやクローバー型のものは表面にうっすら色もついていてカラフルなのもちょっと珍しいかも。

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そしてマナラ!
やっぱりパティスリーらしくちょっと甘めでバターの香りがとってもいい~。
焼き色や艶も本当に美味しそうでいいですね!(実際おいしかったです。)

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最近日本でも広がりつつあるアルザスのノエルのお菓子ベラヴェッカ。
ミュロップのものはしっかり一体感があるのと、いちじくの種のプツプツ食感が印象的。


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全体的にとても大人っぽいお店なのですが、こんな可愛いお菓子もあります。
これはパンデピスの生地(ソフトタイプのパンデピス)にマジパンでつくったサンタなどを貼りつけているお菓子。こんなの可愛くて食べるのがもったいないです!でもプレゼントにすごく喜ばれそう~。

ノエルの時期は極寒ですが、やっぱりその時期ならではのお菓子やモチーフが多くて本当に楽しいです。
今回写真はありませんがヴァン・ショー用のスパイスセットがあったりと興味津々なものがたくさん。

今回は購入しなかったけど、ランゴ・デピスというパンデピスもおすすめです。

ストラスブールのパティスリー巡りももう後半。
冬は日が短いので少しずつ薄暗くなってきます…。そして一段と寒くなってくるんですよね。
あともうすこーしパテゥスリー巡りは続きます。

やっぱりストラスブールは美味しいお菓子屋さんが多い+街並みが素敵なので、巡りがいがあるというものです。


■アルザスノエル2010indexはこちら

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ミュロップで修行したドゥパティスリーカフェの菅又シェフの講習会(アカシエ興野さんとケ・モンテベロの橋本さんとのコラボ講習会)が来年開催されますね。
それぞれテーマを持って地方菓子も紹介するということでとても楽しみです!

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シュトーレン 2010

今年もたくさんのシュトーレンを食べました。
年を越す前にきちんとまとめなくてはと思っていますが、写真の整理がまだなのでまずは店名だけでもまとめておきます。
それぞれ特徴があってどれが一番とは言えないのですが、また詳細は改めて紹介していきたいと思います。

同時にアルザスレポートも出来れば年内に完成したかったのですが、なかなか微妙なところですね…。
年越ししてしまいそうな気がしますが、最後まで書き続けたいと思いますのでもうしばらくお付き合い下さい。


■お菓子屋さん
・ル・ププラン
・リリエンベルグ
・ラ・ヴィエイユ・フランス
・アウスリーベ
・ノイエス
・ジャック(ミュールーズ)
・メゾン・フェルベール
・ギルグ

■パン屋さん
・ツォップ
・シニフィアン・シニフィエ
・ビゴの店
・ベッカーズ・ディライト
・ベッカライ・ブロートハイム
・薫々堂(ドイツ風とアルザス風の2種)

その他
・パナデリア(三宅さん作)
・知人の知人作
・自家製
・ストラスブールのマルシェで

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ストラスブールのパティスリー巡り クリスチャン

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ストラスブールには本当に素敵なパティスリーが多く、そんな中でも有名なのがクリスチャン。
大聖堂前にもお店があるので、そちらの方が知られているかもしれませんがもう1店舗ありそちらのほうが商品が豊富です。

お店の壁もすっかりノエル仕様~。
お店にはたくさんのお客さんがいて、買い物するにもちょっと一苦労。
きちんとした行列が出来ているわけでもなく順番待ちというのがないのでどうやってヴァンドゥースの方に注文するか。。呼びかけるのもちょっとした競争ですね。

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クリスチャンはショコラが有名なのですが、このときはノエル用の可愛いショコラが目立ちました。
キノコやツリー、サンタさんなど。色合いが華やかでとても綺麗!

キノコはマジパンでできています。あまりマジパンそのものって好みでも無いのですが食べてみるとすごくおいしい!「あ、本当のマジパンって美味しいんだ」と初めて感じました。ややビター臭の香りが漂いアーモンドの味がしっかりしました。

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クリスチャンは生菓子焼き菓子共にアイテム豊富です。
こちらはアルザスの郷土菓子タルト・フロマージュ。
一般的にフランスではチーズをお菓子に使うことは殆どありませんが、お隣ドイツではチーズケーキが定番。その流れをくんでアルザスでもこういうふわっとしたあっさりタイプのチーズケーキが良く見かけられます。

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そしてしつこいようですがトルシュマロン。アルザスのモンブランです。クリスチャンのものは土台がタルトでした。
結構大きく甘さもしっかり!食べ応えあるモンブランです。エスプレッソと一緒に食べたいインパクトの強さがあります。

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そしてパン・デピス。


アルザスってとても可愛いところで、ハートのモチーフがとても多い。
クッキーやパンデピスもこういったハート型が多いのも特徴です。

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こちらはクリスマスクッキーのブレデル。
木枠の箱にざざっと並んでいる様子が田舎っぽくて雰囲気がありますね。

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この日は結構寒く、そしてランチも食べていなかったので(お菓子は食べていたけど)お腹もすいたということで、サロンで一休み。
何種類もあるショコラ・ショー(3.5ユーロ)の中からひとり1つずつオーダーしました。カカオ豆の産地別に約10種類くらいのショコラショーがあるのですが、一応フランス語で味の説明書きがされています。例えば花のような香りで女性的など。

ショコラショーはいろんなタイプがありますが、クリスチャンのものはココアのようなサラッとライトなタイプ。
店名を冠しているクリスチャン(数種類のカカオをブレンド)の他にベネズエラ(力強く男らしい)、、マダガスカル(酸味のあるレモンのような香り)、エクアドル(エピスの香り)の4種を注文。

皆で飲み比べたところ、一番好みだったのがエクアドル。カカオ分が強くて深みのある味でした。

寒いのでサロンも結構混んでいましたが運良く入れてほっと一息つけた時間でした。
やっぱり寒い、眠い(あまり寝てない)、たくさん歩いて体は疲れ気味だったので、サロンで体力回復して次に向かうのはやっぱりパティスリー。次はミュロップさんのところに行きます!


■アルザスノエル2010indexはこちら

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クリスマスケーキ2010

メリークリスマス!

甘いお菓子に囲まれた生活をしている私でも、やっぱりクリスマスは特別です。
今年もクリスマスケーキをちょっと多めにいただいています。

毎年クリスマス会を主催していましたが、今年は仕事のため友人主催の会におじゃましてきました。
会終了後に駆けつけたので、カットしたケーキとのご対面でしたが、友人にホール状態の写真を送ってもらいました。
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今年はこちらの7種類。
友人達のお任せセレクト。

イデミ・スギノ2種類、パリセヴェイユ、アカシエ、オー・プティ・マタン、オー・プティ・グルマン、ア・ポワン。
フルーツのムース、モンブラン、ショコラ濃厚系などバリエーションある品揃え。
あ、やっぱり普通のショートケーキはないのね。

コレに加えカー・ヴァンソンのアプフェルシュトゥルーデルを頂きました。

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今回印象的だったのは、アカシエのビュッシュ・アンヴェルセ。名前の通り逆さまの薪をイメージ。
淡い色からはわかりませんが数種類のスパイス、チョコ、オレンジを使ったとても大人っぽい味。
パンチがあって濃厚なで一切れで満足感があるケーキでした。

ただ、この形状なのでカットがとても難しかったとのこと…。
たしかに、逆さまなだけに、ちょっと大変そうね。。

カットしてくれたお友達どうもありがとう!

アカシエではパンデピスのタルトやエクレールがあり、ややシリーズ化していますね。
パリセヴェイユではスペキュロスがシリーズ化し、エクレア、ケーキ、マカロンとありましたね。(今出ているかは不明ですが。)

私もこういうお菓子の味の組み合わせを再構築するのは興味があって、最近気になっているのはヴァン・ショー。
赤ワインと柑橘類、スパイス。この組み合わせは生菓子にもかなり応用出来るかと思います。
焼き菓子だと、赤ワインの部分をどうやって扱うかが少し課題かな。


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ストラスブールの小さなマルシェ

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ジークレーから川沿いを渡りつつ街の中心に向かっていると、小さなマルシェを発見!
やっぱりマルシェは何度行っても心が踊ります。色とりどりのフルーツ、見たことのない野菜、地元の特産などなど。見ているだけでも楽しいものです。

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フランスにはいろんな品種のりんごがあります。日本のりんごは最近大きいのですが、フランスのは日本の半分くらいのサイズ。いろんな種類があるのですがきっとお料理やお菓子など調理法によって使い分けしているのでしょうね。いつか食べ比べをしてみたいものです。

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こちらは乳製品のお店。牛乳、生クリーム、フロマージュ・ブラン、バターなどをおいています。
やっぱりお菓子好きにとって乳製品は気になるものですね。
フロマージュブランは、脂肪分別に量り売りしているものもあって面白い。

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友人が購入したフロマージュブラン。カップ入りのタイプです。このデザインが可愛い!
底にはフルーツのピューレ入り。何のフルーツか忘れたのですが、寒ーい中冷え冷えのフロマージュブランを食べて「美味しいねぇ」と食べました。
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こちらはチーズ屋さん。
やっぱりフランスといえばチーズ!
日本では考えられないくらいの豊富な種類がそろいます。またその土地ならではのチーズがあるのでそれも食文化として面白いところ。

それからやっぱり値段も安いのが嬉しいですね。日本だとチーズは高級品ですがフランスだと普段の食事なので手軽に買えます。

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チーズは量り売り。
好きなだけカットしてもらえます。

もちろんその前に試食もできるので、ちょっと食べていい?って聞くと小さくカットしたチーズをもらえます。
私はブラックペッパー入りのチーズを購入しました。
ピリっと辛味がきいているのが美味しかった。

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そして、アルザスならではのシュークルートの量り売りも発見!
桶の中にはたっぷりのシュークルートが。(しかもBIO)
せっかくなので200gほど購入し、この日の夕飯に登場しました。

今回は購入しなかったけど、お肉屋さんでソーセージが何種類も売っているのでそれをボイルしてシュークルートと食べてもアルザスらしくていいと思います!

小さな小さなマルシェでしたが、やっぱりその土地の食を見るのはとっても楽しい!
寒い中でもいろいろと見たり食べたりと満喫しました。

■アルザスノエル2010indexはこちら

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昨日は今年最後のリベルターブルに行ってきました。

洋梨やショコラのデセールをいただきました。見た目にも美しい数々のデセールをいただき繁忙期の充電をしました。森田シェフもさすがにこの時期お忙しそう。リベルターブルのクリスマスケーキも食べたいなぁ~なんて思ってしまいますが、明日(今日)は友人のクリスマス会でいろいろとシェアさせて頂く予定です。

イデミ・スギノ、ア・ポワン、アカシエ、パリセヴェイユ、カー・ヴァンソンなどなど魅惑的なお菓子だらけで想像しただけでうっとりしますー。

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ストラスブールのパティスリー巡り ジークレー

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Kublerでたんまり食べたあとはお散歩を兼ねて次のパティスリージークレーに向かいました。

■ ZIEGLER
23, avenue de la Foret Noire 67000 Strasbourg
Web.http://www.ziegler-jc.com

こちらも昨年夏に訪れたパティスリー。去年はここでたんまり購入した後、近くの公園で試食会が始まったんだっけな。懐かしい。

ジークレーは日本ではあまり知られていないような気がしますが、こちらすごくおすすめのパティスリーなんです。
外観はシックな雰囲気ですが、ショーウインドーやお店の中はとってもスタイリッシュ。

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生菓子は、種類が多く定番モノよりオリジナルのタイプが多いように思います。
作りがとても丁寧で、どれも美味しそうに見えてしまいます。なので選ぶのがなかなか大変なのですが…。

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結局選んだのは直感で、りんごのタルトとナッツのタルト。
リンゴのタルトは、アルザス風でシュクレ生地にりんごのスライスとアパレイユ。

ナッツのタルトはショコラのシュクレ生地に濃厚な塩キャラメルペースト、表面にはたっぷりのキャラメリゼナッツ。
どちらもトーっても美味しかった。特にナッツのタルトの方皆にも人気!
かなり濃厚なので今の寒い時期にぴったりでした。

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マカロンも豊富!すこし珍しいフレーバーもあり興味をそそります。

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マカロンは手前のものがなんと「ヴァン・ショー」のマカロン!
これ食べるとほんとにヴァン・ショー味でとても美味しい!この旅のお気に入りベスト5に入ります。

その他にポンム・タタンとショコラ・ジャンジャンブルを購入。

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やっぱり冬はパンデピスがたくさん揃っています。
いろんな種類がありましたが、栗とくるみがはいったものが珍しく皆で共同購入。
舌のような形をしたソフトパンデピスもアルザスでは定番ですね。

ジークレーはフランスでは珍しく、一つ一つかわいくラッピングしてあってしかもセンスがよいのでとって参考になります。友人といちいちお菓子に、ラッピングに反応していました。

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既にアルザス2日目にはマストアイテムになったマナラくん。
ふっくら焼きあがっていてかわいらしい。

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そしてレジ奥にあったブレデル。拙いフランス語で「あのノエルのサブレを1枚ずつ」(と言ったつもり…)でどうにか伝わりました。やっぱりジークレーのお菓子は焼き菓子も形が整っていて美しいですね。
こうやって並んでいるだけでもノエル気分が高まってきて、嬉しくなります。

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ジークレーは品揃えが豊富で、生菓子、焼き菓子、ショコラ、ヴィエノワズリー、トゥレトゥールがそれほど大きくはないお店にズラッと並んでいます。

トゥレトゥールはキッシュを購入しようと思ったのですがお目当てのものが品切れで、こちらのパテを購入。
中央にフォアグラが入っていて、美味!
人参と根セロリのサラダ付きです。

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こちらはショーウインドー。
ショコラで作ったツリーや可愛いボックスやディスプレイなど、ほんとに素敵。
感心しきりでお店を後にしました。

実は当初ジークレーは行くか確定していなかったのですが、行ってみて本当によかった~。
お菓子が美味しいのはもちろん、ラッピングやディスプレイなどお店づくりのヒントが沢山。

この後は更に歩いて「フォレ・ノワール通り」というなんとも可愛い通りを探しつつ市場に向かいました。


■アルザスノエル2010indexはこちら


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ストラスブールのパティスリー巡り キュブレー

さて、やっとアルザス1日目のレポートが終わりました。(長かった…)
今日からアルザス滞在2日目のレポートにはいります。

この日はストラスブールのパティスリーをメインにマルシェ・ド・ノエルをめぐりました。

この旅の中で最もフル回転した一日で、とにかく歩いて食べて、そして時には走って…。
今思い出しても、いろんなシーンが頭に浮かぶ充実した一日でした。

朝一に向かったのはキュブレーです!

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日本人シェフの浅見さんが活躍するパティスリーキュブレー。
昨年夏は、ツアーで訪問し厨房見学もさせていただいたご縁のあるパティスリーです。


Pâtisserie Kubler

29, avenue des Vosges
67000 STRASBOURG

http://www.kubler.fr/

お店はすっかりノエル仕様!
こんな風にアルザスでは11月末からすっかり街はノエルモードです。(この時期パリはまだそんなにノエルっぽくなかったです)

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道路に面したショーケースには主にアントルメやケーク類、ヴィエノワズリーがズラッと並びます。
キュブレーのお菓子はクラシカルで華やかなものが多いです。

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お店に入って気になったのは、クランブルがたっぷりかかったお菓子。
これ夏に訪れたときは気づかなかったけど、その時もあったのかなぁ。

パッと見、クランブルとりんごのタルトかな?と思っていたのですが、これブリオッシュでした!
ブリオッシュの上にほのかにシナモンが香るクランブルがたっぷり。「シュトロイゼル」という商品名だそうです。

どうやらアルザスの定番発酵菓子のようです。(この後行ったジークレーにもありました)

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やっぱりノエルの時期なのでブレデル(クッキー類)があります。
こんなふうにざくっと盛られている感じがなんとも素朴でかわいいですね。
思わずついつまみ食いしたくなります…

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そして、発酵菓子も豊富。クグロフやサン・ニコラを祝うマナラ。
やっぱりマナラはこの時期しか出会えないのでついつい反応してしまいます。
キュブレーのマナラには目がついていますね。

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お店奥のサロンで朝食をとりました。(とはいえほとんどお菓子ですが)
まずはトルシュ・オ・マロン。旅の途中からトルシュ・オ・マロンを意識して食べてきました。
マロンペーストはホックリ、甘さひかえめですが食べ応えはしっかりありました。

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そしてフォレ・ノワール。
キルシュがし~っかりきいている大人味。伝統的な作り+お酒がきいているので好みでした。

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手前は、先ほど紹介したシュトロイゼルというパンのミニ版です。
おやつパンといった感じで親しみやすい味。

奥はサービスでいただいたノエルのクッキー。
エトワール(☆)のものは、マジパンベースにシナモンが効いたねっちり濃厚な味。


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朝食なので一応しょっぱいものを。。
キッシュ・ロレーヌです。ふわっとしていますが、塩味がしっかりきいた濃厚な味。
ワインが欲しくなるような美味しさ。

ついついたくさん、いただいてしまいましたがこの後もストラススイーツ行脚は続きます!
やっぱり4人だといろんな種類を食べられていいですね。

■アルザスノエル2010indexはこちら


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浅見シェフにも再会できていろいろとお話ができました。
相変わらず素敵な笑顔と響く深い声(声がとても素敵。)が印象的。
ちょうどノエルの前でとてもお忙しそう。ノエルに向け氷細工を作る予定もあるとのことで(もう終わったかと思いますが)そちらも観たかったなぁ。

来年のサロン・ド・ショコラ(東京の)には、来日はできないそうですがチョコレートは出されるようです。
アルザスで人気のある素材を使ったチョコを出すとのことで楽しみです。


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ノエルのお菓子レシピ クグロフ、ヴァン・ショー、ブレデル

最近ノエルの焼き菓子が人気を集めていますが、きっと自分で作る方も増えていると思います。
そんな方に今回は焼き菓子とヴァン・ショー(グリューワイン)のレシピを紹介します。

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まずは、クグロフ。こちらは以前お菓子教室で紹介したケーク生地で作ったクグロフです。
シュトーレンをイメージしたクグロフなのでドライフルーツやスパイス、ナッツを使っています。
しっとり食感と香りを楽しめます。

■レシピはこちら

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こちらは、カネルブレデル。
スパイスがきいたサクっと軽い食感のサブレです。
いろんなクッキー型で抜いて、ツリーに飾っても可愛いですよ。

■レシピはこちら

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そして、ヴァン・ショー。
赤ワインでつくっています。好みのフルーツやスパイスを使って気軽に作れる冬のドリンク。
私の場合はアルコールを飛ばしているので、お酒が苦手な方にもおすすめです。
一晩寝かせて、スパイスをまろやかにするのがポイント。

■レシピはこちら


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今年はアルザスでブレデル(クリスマスのクッキー)の本を2冊も買っちゃいましたので、来年はいろんな種類を作りたいと思います!

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今週の3つ星スイーツ シュトーレン

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日経新聞web刊の今週の3つ星スイーツは、今が季節のお菓子「シュトーレン」。

ドイツ生まれのお菓子ですが、今では日本で作っているお店がとっても多い!
ドイツのお隣りフランスではアルザス地方以外はほとんどシュトーレンを見かけないのに遠く離れた日本で人気が高まっているのはなんとも不思議な現象ですね。

私もここ3~4年でいろいろと頂く機会が多く、毎年10~20種類くらい食べています。(食べ過ぎですね…)

シュトーレンの面白さはやっぱり「熟成させる」というところにあると思います。
焼き立てのシュトーレンは、作ったことがある方ならよくわかるとおもうのですが巨大なフルーツパンといった感じ。

その焼きたての状態にタップリと澄ましバターを吸収させ、表面にはお砂糖で膜を作ります。
この工程を経ることで保存性が増し、バターのコクがじわじわと広がっていきます。

生地の中ではドライフルーツの香りがゆっくりと広がっていき、その香りが生地の発酵臭やスパイスと絡まってなんともいえない芳香になります。

私も今月は何度かシュトーレンを焼いていますが、最初にカットするその瞬間は心がときめきますー。

ちなみに今年は今のところ15種類のシュトーレンをいただきました。
あと何種類食べられるかな。

そしていつまでこのお菓子に対する貪欲さが続くのか、自分でも怖いです(笑)

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ホテルにてミュールーズ~コルマーのお菓子会

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アルザス散策初日はミュールーズのジャックとコルマールのギルグでたくさんのお菓子、そしてとってもマニアックですがマナラ研究会も開きました(笑)。
写真は皆で共同購入したお菓子とパン。
その他に各々個人用にお菓子を購入しているので、初日から結構飛ばし気味です!


アルザスの好きなところは、焼き菓子が多いこと!
やっぱりパリや他の地方に比べても独特な焼き菓子が多いです。
特にノエルの時期ならではの焼き菓子が豊富なので、焼き菓子好きにもおすすめしたい地域です。


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まずは、ジャック。
こちらはレッカリーというお菓子。味としてはパンデピスととっても似ています。
香辛料入りのソフトパンデピスといった感じで、ジャックのは結構薄めの生地です。
噛み締めて食べるとおいしいお菓子。

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ただいま研究中のケーク・エコセ。
アルザス定番のケークですね。周りがココア風味のダックワーズ生地、中央はクレームダマンドに近いしっとり濃厚なアーモンド生地。周囲にたっぷりアーモンドがついていて、アーモンドづくしのリッチなケークです。


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以前のレポートと重複してますが、ジャックの生菓子。
小ぶりで丁寧な作りです。
次回こそトルシュ・オ・マロンを…

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ジャックのクロワッサンとショソンポンムです。
どちらもとっても美味しい。
出来れば軽く温めて食べたかったですが冷たくても美味しかったです

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ジャックのシュトーレン。
ドイツやオーストリアでは定番のクリスマス菓子ですがフランスではアルザス地方で作られています。
ただドイツのシュトーレンと大きく異なり、アルザスのシュトーレンはブリオッシュベースの軽い生地ということ。
シュトーレンの形はしていますが、ちょっと甘めのフルーツパンといった感じなのです。

ジャックのシュトーレンはオレンジピールとレモンピールが多めの爽やかタイプ。
ふっくら焼き上げているこの形もいいですね。

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ギルグのケーク・サレ。
ただいま国際フォーラムで開催中のマルシェ・ド・ノエル。
ギルグのシェフが来日されていたようで、会いたかったー。
まだいらっしゃるかなぁ。

ケーク・サレの他にキッシュも数種類あって、こちらも美味しそうでした。
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ギルグのトルシュ・オ・マロンとクエッチのタルト。
ギルグは、結構洗練されたケーキが多いのですが、ついこういう素朴なタイプを選んでしまいます。
昨年夏に食べたギルグのアプリコットタルトがとっても美味しかったので、今回はそのクエッチバージョンを選びました。

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ギルグのシュトーレン。
フルーツはところどころに入っているくらいのあっさりタイプ。
朝食にもよさそう。

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こちらは、アルザスに来る直前にベルギーに行っていた友人からの差し入れ。
ピエール・マルコリーニのマカロン。

ふっくらしていて美味しそう。(実はあまりにもたくさんお菓子がありすぎて、これは食べ忘れてました。。。残念!)

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最後、マナラの食べ比べ。
ちょっと写真が薄暗いので若干不気味ですが(笑)ホントは可愛いのですよ。
ジャックや、通りがかったブーランジェリーなどで購入しました。(大体みんな1ユーロ前後)
みなそれぞれ形が違うのが面白いですよね。

マナラはたいていプレーンとチョコチップの2タイプが多いのですが、この日は全部プレーン。
表面にお砂糖がかかっていたりするとアクセントになって美味しい。

でもやっぱりジャックのものがリッチな風味とほのかな甘さで美味しかった~。

ちなみに、日本ではPAULで「サン・ニコラ」という名前で、マナラが販売されています。
こちらは結構形が整っていて可愛らしいのですが、こういう整っているものはアルザスにはあんまりないかな…。

神奈川のパン屋さん薫々堂さんでは期間限定でつくっていたそうです。

もしかしたら、探せばいろんなところでマナラが出ていたりするのかもしれませんね。
私も来年はつくってみようかな。


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マルシェ・ド・ノエル コルマール

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コルマールのマルシェ・ド・ノエルの紹介です。
駅から街中に歩く途中こんな可愛い看板が。
マルシェ・ド・ノエルはこちら。という看板がこの時期には設置されるのですね~。

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ストラスブールに比べ、コルマールのマルシェ・ド・ノエルは小規模でほのぼの。
イルミネーションもすこし控えめなのがちょうどいいくらいでかわいいのです。

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アルザスならではの発酵菓子にはやっぱり目がいきます。
山積みにされたクグロフと、手前ぽんぽん重なっているのはマナラですー。(この無造作具合がフランスらしい。。)
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小さなサイズのクグロフがあったので、購入。
何かで賞をとったというクグロフらしく、生地がしっかりして美味しかったです。

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こちらはベニエ(揚げパンみたいなものです。)
中央はマナラのベニエ!!右はプレッツェルのベニエ
美味しそうです。そして可愛い。

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こちらはちょっと派手めなイルミネーション。
小さな汽車型の焼き栗屋さんです。
この周りは香ばしい香りがプンプン。

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せっかくなのでヴァン・ショーも。通常ヴァン・ショーは赤で作りますが白ワインの生産が盛んなアルザスでは白のヴァン・ショーもあるんです。
土地やマルシェによってカップが違うのですが、こちらのカップは男の子と女の子のキャラクターのお子様向けっぽいかわいいカップ。

白のヴァン・ショーは、赤に比べまろやかで優しいです。
結構甘めでのみやすかったです。
心なしか体もほかほか。
(この日まではそこまで寒い!というほどではなかったので比較的余裕もありました)

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すこし駆け足気味にまわったコルマールのマルシェ・ド・ノエル。
昨年訪問したブーランジェリーコテ・フールものぞきつつ、バゲットをつまみ食いしてジャックとギルグで買ったお菓子を両手に抱え、ストラスのホテルに戻りました。
この日はこれでおしまいではなく、これからホテルに戻って早速お菓子会のはじまりです(笑)


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GILGでお菓子三昧 コルマール

ジャックを堪能して、お次はミュールーズからコルマールに移動。
この区間は比較的近いので移動はそんなに時間はかかりません。でももう17時くらいだったかな。
あたりは薄暗くなってきました。

コルマールの駅からてくてく歩いて、まずはGILGに向かいました!
■GILG(Colmar)
60 grand-rue 68000 colmar

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着いた頃は結構暗くなっていましたが、大きなウインドーから美味しそうなお菓子たちが覗いています~。

GILGはマンステールに本店を構えるパティスリー。
とっても都会的で洗練されたお店ですが、アルザスの地方菓子にも力を入れていてアルザスの中でもとても好きなお店です。

今はコルマールとリボーヴィレ(こちらは行ったことがない。)に店舗があります。

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ノエルとういこともあり、店内にはノエルのお菓子がたくさん!
特にパンデピス系はいろんな形、いろんなデザインで揃っていました。
写真のようなサンタさんやもみの木などのソフトで乾いたかんじのパンデピスは見た目も可愛らしいー。

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こちらもパンデピスのアレンジ系。
しっとりパンデピスに、マジパンをサンドしたものと、ドライフルーツをサンドしたものをチョコでコーティング。
食べ応えもありとても美味しい!

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今回のノエルの旅で、個人的に注目していた小さなサブレ類「ブレデル」。
ノエルの時期にアルザスではいたるところでこういった小さなサブレを見かけます。
その詰め合わせはたいていこういう箱にはいって上の蓋はなくラップやビニールをかけられているんです。

そのため日本への持ち帰りはなかなか難しいのですが、どうにか無事にもって帰れました。
すこし湿気ていたので焼き戻したらサクサク感が戻り美味しかったです。

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友人とシェアしたのはシュトーレン。平たいシュトーレンンでレーズンやオレンジ入り。
比較的さっぱりした味です。

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夕飯に食べたケーク・サレ。ベーコンやお野菜を小さくカットしていれています。とってもソフトでしっとり食感。
程良く塩味が聞いているのでやっぱりワインが欲しくなります。とても美味しかったです。

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夕食後のデザートはお決まりのトルシュ・オ・マロンとクエッチのタルト。
トルシュ・オ・マロンはなかなか濃厚なタイプ。
クエッチタルトはブリゼ生地にクエッチとブリュレのようなアパレイユを流したアルザスならではのタルト。
やっぱりフルーツ焼きこみけいのタルト好きです。


こんな感じでやっぱり好きなお店なのでいろいろと買い込んじゃいました。
中でも美味しかったのはケーク・サレとパンデピスのショコラがけタイプです。

GILGといえば、現在開催中の有楽町の国際フォーラムでのマルシェ・ド・ノエルでパンデピスをだしているようですが、その他のお菓子も出しているのかな?

昨年好評だった有楽町のマルシェ・ド・ノエル今年は更に充実しているそうですね。
詳しくはこちら
本場に行ってきたばかりですが、やっぱりこちらも気になります!
是非行ってみたいと思います。


■アルザスノエル2010indexはこちら

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東京の本当のおいしいスイーツ探し2

Book


新しいスイーツのガイドブックの紹介です。
以前紹介した「東京の本当に美味しいスイーツ探し」の続編が出ました!

またまたお友達のchicoちゃん監修によるものです。
chicoちゃんはスイーツをメインにライター活動をしているので幅広くいろんなお店を知っているので、この本では様々なジャンルのお店が紹介されています。

前回はパティスリー中心でしたが、今回はパティスリーに限らず、レストランやサロン、焼き菓子専門のお店やカフェなど様々な形態のショップを紹介しています。お店のスペシャリテからおもたせスイーツの紹介、そして食べ歩きマップなど前回より更に充実した内容です。

前回の本が出てから、それほど月日はたっていませんが、それでも東京はすごいものでその短い間にもいろんなパティスリーやカフェが誕生しています。そんな新しいお店もいち早く注目して紹介されています。
食べ歩きが好きな方には是非おすすめしたい一冊。

私も行ったことがないお店があるので、chicoちゃん誘ってこの本片手にいろいろと巡ってみたいところです!

■タイトル 東京の本当においしいスイーツ探し 2
■価格 1575円

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パリセヴェイユ 2010年 12月のお菓子教室

アルザスノエルレポ途中ですが、本日は久々のパリセヴェイユお教室だったのでその紹介を。

本当は先月受講予定だったのですが、ちょうど受講日がフランス出発日と重なったので振り替えをお願いしていました。今回のテーマはノエルの焼き菓子だったので絶対受講したかったのです!希望の週に空きがあれば受講できるのですが空きが出るかどうかは運もあるので、どうかなぁ。。と思っていたのですが、運良く滑り込めました。

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まずはアルザスの郷土菓子クグロフ。
特にノエルのお菓子というわけではありませんが、マルシェ・ド・ノエルでもあちこちでみかける発酵菓子です。
ミキシングする際の注意点や成形のコツ(ドーナツみたいにして型に入れるんですよね~)などを教わりました。

金子シェフのクグロフは繊細でお菓子よりなクグロフです。
焼き上げた後にシロップを吸わせるのでババっぽいしっとり感があります。
中にはレーズンとオレンジ入り。

陶器の型でやいたので見た目むっちり感があっていいですね。

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そしてパン・デピス。
こちらも通年あるお菓子ですが、スパイスを使ったお菓子はノエルの時期により人気が高まります。
作り方はとっても簡単なので、こちらは復習したいところ。
バターが入っているので程よくどっしりしっとりしながらある程度パン・デピス特有のもさっとした感じもあってとても好みでした。


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そしてベルギーのお菓子スペキュロス。なんとサンニコラの型でつくったものも見せてもらいました。(試食は菊型でぬいたもの)
なかなか迫力あるサンニコラ。やっぱり大きな型で焼くと迫力があるし、異国の空気感が漂います。

私もアルザスで小さなスペキュロスの型を買ってきたので近々試作予定です。
うまく型から抜けるのかちょっと心配ですが楽しみ。

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今回スペキュロスは赤ワインに浸して食べると美味しいですよ。ということで赤ワインと共にサーブされました。
こういう食べ方は初めてでしたが、よく考えてみると赤ワインとスパイスはとても相性がいいので(ヴァン・ショーはその組み合わせそのものですね。)、合うというのも納得。

浸すと行ってもビシャビシャにはならず周りにしっとりワインが絡む程度。
初めての食べ方でしたがとても美味しかったです。

浸すというには一人当たりそれなりの量を入れてくれたので、余った分はもちろん飲みます!
ついでにとなりの方がお酒があまり得意でないということで、もう1杯もらって飲んじゃいました。

お教室が終わる頃にはまだ夕方なのにややほろ酔い状態…
シェフが好きだという赤ワインをセレクトしてくれたのですが、すっきりして後味が少しスパイシーな印象。
幅広くいろんな食事にもよくあいそうです。そんなに高くないとのことなので今度探してみようかなと思います。

今年のお教室ももう最後ということですが、パリセヴェイユではこれからクリスマスがやってきますね~。
クリスマスケーキ以外にもいくつかノエルらしいアイテムも出てくるようですので、年内まだまだ楽しみは続きます。

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マルシェ・ド・ノエル ミュールーズ

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最初に訪れたマルシェ・ド・ノエルはミュールーズの街。
ジャックからすぐ近い教会前の広場で開催されていました。

小さな可愛いおうちがズラッと並んでいます。

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おやつ好きには、やっぱりノエルのお菓子「ブレデル」。いろんな種類のクッキーが並びます。アルザスには何店舗か構えるブレデル専門店のcocoLMというお店が出店しています。

こちらのお店はよく試食をくれるので嬉しい。(旅行中3回くらいたべたかも)
一つずつも買えるし、詰め合わせた袋のものも用意されています。

アルザスにはこういう小さなクッキーをたくさん焼いてノエルを楽しむのですが、こういうところがドイツやウィーンに近いなぁと感じます。

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こちらはベニエ。揚げ菓子です。
揚げドーナツに近いかな。アルザスでは謝肉祭の時に食べると聞きますがノエルの時期にもあちこちで見かけました。揚げたてはきっと美味しいのでしょうね~。

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こちらはハチミツ専門店。
いろんな種類のハチミツや、はちみつを使ったキャンディーやパンデピスが並んでいます。
パンデピスは一年中アルザスにありますが、やっぱりノエルの時期にはより一層あちこちで見かけるお菓子です。

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こちらはヴァン・ショー!(温かいワインのドリンク。スパイスやフルーツがはいっています)
大きな鍋でたっぷり作っているのがそそられます。
あたりにはふわ~んとヴァン・ショーの良い香りがただよってとてもいい気分。

その他に、紅茶、調味料、よくわからないような雑貨屋さんなどいろんなお店が立ち並んでいます。
正直ノエルと関係ないんじゃ!?というお店もあったりしますが(笑)

私は紅茶屋さんで「アルザスのノエル」という紅茶を買いました。
紅茶にローズやフルーツ、アーモンドが入った華やかな香りでした。

紅茶屋さんでお買い物しているときに、地元の方から話しかけられて「日本に行ったことがあるよ」とか「葛飾北斎が好きなんだ」などといろいろとおしゃべりしてくれます。

それにたいして相槌くらいの返事しかできないのですが…
でも、結構フランスの方は気さくに声をかけてくれますね。(アルザスだから尚更なのかも)

やっぱり話せたらもっともっと楽しくなるだろうから、しばらくおやすみ中のフランス語もタイミングを見て復活させたいと思います。

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そしてジャックへ

place de la Réunionから駅の方にもどりつつ、通りにあるブーランジェリーのマナラにわいわい言いながら、もうひとつのジャックに向かいます。

ここで、ちょっとしたトラブルが発生。

道を間違えて、なかなか着かないなぁと不安になったところで、後ろからおじさんに声をかけられました。
なんかいろいろと言っているけどちょっと怪しい…。

フランスでは結構声をかけられるのですが、それが良心的な人なのか怪しい人なのかきちんと見極めようとする意識がとても大切。

今回は友人と一緒だったのでそれほど怖くなかったけど、これがひとりだったら結構不安だろうな~っと思いました。

しばらくそのおじさんは後を付いてきたのですが、どうにかふりきって、もとの道へ戻りました。
結局駅のところで道を逆に間違えていたと気づき、その後すぐにジャックにたどり着きました。

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久々のジャック!
昨年の7月以来です。
とはいえ、こんなにすぐ再訪するとは思ってもいませんでしたが(笑)
嬉しい限りです。

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通りに面してプティガトーがずらっと並んでいます。
少し遅い時間だったので売り切れているものもありました。(トルシュ・オ・マロンも…)

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やはり丁寧に作られたお菓子だなぁと惚れぼれします。
そして小さめのサイズで購入しやすい価格なのも、とっても嬉しい。(通常のプティガトーは3ユーロ前後のケーキが多いです)

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生菓子は4種類を購入。
リンツァー・トルテ、タルト・オ・シトロン、フォレ・ノワール、そしてヘーゼルナッツのケーキ。
ヘーゼルナッツのケーキは名前は失念しましたが、と~っても美味しかったです!
ナッツとバターのコクがしっかりしてクラシカルな美味しさ。是非コーヒーに合わせて食べたい。

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こちらはケーク・エコセ。
ロングサイズでの販売なので4人でシェアしました。
アルザスでは定番のケークです。ココア風味の生地の中にアーモンドの生地を重ねた構成。
2種類の生地を一度に楽しめるコクのあるケークです。

その他にもジャックではケーク・オ・シトロンやレッカリー、ボンボンショコラ、シュトーレンを購入しました。
それでも、まだ他に食べてみたいお菓子は山ほどあります!

次回はいつ行けるかなぁ。なんて思ってしまいます。

■JACQUES
50-52, avenue d'Altkirsch 68100 Mulhouse

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place de la Réunion 近くのジャック

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ジャックサロンの次にむかったのは、ほど近いジャックのパティスリー。
フランスには本店、支店の概念がどうなっているのかよくわかならいのでこちらはplace de la Réunion近くのジャックと紹介しておきます。

■JACQUES
1 place de la Réunion 68100 Mulhouse


こちらの店舗は初めての訪問。
秋に行った友人からこちらの店舗はヴィエノワズリーが多いと聞いて楽しみにしていました。

お店はもうノエルの飾り付けをしていました。
アルザスはもうそこらじゅうノエルモードです!

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さっそくヴィエノワズリーに注目~。
シンプルながらとっても美味しそうなクロワッサンと、旬のお菓子ショソンポンム(りんごのパイ)を選びました。
常温で食べたのですが、ここアルザスの常温が冷蔵庫並みなので冷たかったのが残念。それでもと~っても美味しかったです。

バターの状態がとてもよく仕込まれているのがわかります。(バターのコク甘さはあるけど油っぽさを感じさせない)ショソンはりんごのコンポートがさっぱり爽やか。こちらももちろん美味しい。

個人的にはジャックはクグロフをはじめとするこれらヴィエノワズリーをおすすめします!!

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今の時期のアルザスはあらゆるところで人形のパン「マナラ」を見かけることができます。
12/6サンニコラ(サンタクロースのモデルとなった聖人)の日にたべるユニークなパンです。パン屋さん、お菓子屋さん、マルシェドノエルのなどで並びます。

生地はブリオッシュのような甘くやさしい風味。
この後もいろんなお店で見つけて、数種類食べ比べしましたが、やっぱりジャックのはパティスリーならではのリッチな味でした。

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これは、アルザスのノエルのお菓子「ベラヴェッカ」。洋なしのパンという意味のお菓子で、プルーンやレーズン、アプリコット、洋なしなど数種類のドライフルーツを少量のつなぎでまとめたお菓子です。ほとんどドライフルーツを食べているようなリッチな味。
薄くスライスして赤ワインや温かい紅茶といただくと美味しいです。

日本でもここ数年でパティスリーでつくるところが増えてきていますが、まだまだ知られていないなお菓子かもしれません。

ジャックのベラヴェッカは色は淡いのですが、後味がとてもスパイシーなのが印象的!

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そしてこの時期に食べたいのがトルシュ・オ・マロン。
見つけた瞬間食べなくては~!と思ったのに、この後もジャックいくからそっちで買おうと思っていたのが間違いでした…。そちらの店舗では売り切れていたのです。。

そんなわけでトルシュ・オ・マロンは食べられず、この旅で唯一悔いが残ることです…。

トルシュ・オ・マロンは、アルザスのモンブランです。

通常のモンブランと違うのは構成。
シャンティーの中にメレンゲを入れているのが特徴です。

そんなわけで、多くのお店ではカップにシャンティーをいれて作っているところが多かったです。。

(ジャックでは残念ながら食べられませんでしたが、その後キュブレー、ネゲル、クリスチャン、ギルグ、フェルベールさんとこで食べてきました)

この後は、駅の方に戻り川の近くにあるジャック(こちらが本店かな。)に1年半ぶりに向かいました。


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ストラス→ミュールーズ ジャックへ!

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雪がちらほら降る寒い中、アルザス一日目はジャック訪問がメイン!
昨年夏訪れたばかりですが、それも遠い昔の思い出のような気がして不思議です。

ストラスブールからミュールーズまで電車で移動します。
最初なれないこともあり、チケットの自販機でうまく購入ができず手間取りました。
初めての方は出発30分前には駅に行ったほうが安心かも。

結局窓口でチケットを購入。
ストラス-ミュールーズ間の運賃は16.3ユーロ(大人1人)です。移動時間は約50分。

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電車の窓から見えたのは、広い土地に雪が降り積もる静かな景色。
たまに畑があったり小さな建物があったりと、とってものどか。夏は緑が美しいのでしょうね。

電車の中でおしゃべりしていたら可愛いフランス人の女の子二人組から「あなた達は日本人ですか?」と声をかけられました。彼女たちはミュールーズに住む学生さん。とっても日本が好きらしく(漫画のナルトが好きらしい~)「私たち日本がとっても好きなんです!」と嬉しそうに話すのです。

これにはびっくり!

彼女たちは東京や広島を訪れたことがあるそうです。ミュールーズで日本語を勉強しているそうですがとても上手。本当に日本が好きなのね。そして日本の漫画の影響力はやっぱりすごい!

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そうしているうちにミュールーズの駅につきました!
昨年はバスでジャックに乗り付けただけなので初のミュールーズ駅です。

ここから歩いてまずは街の広場近くにあるジャックとサロンへ向かいます。


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ジャックにサロンがあるのを知ったのはほんとここ最近。

ジャックのHPを見ていたらショップ情報に「Café Mozartカフェモーツァルト」が紹介されていて、ここにお菓子でも卸しているんだろうか?と思っていたのですがどうやらジャックのサロンだと気づき、是非行かなくては!と地図をプリントしていきました。

■Café Mozart
25 place de la Réunion 68100 Mulhouse


サロンは近代的な商業施設ビルの2階。
撮影はNGだったので写真は紹介できませんが、中は広々とした都会的な空間。
ちょうどお昼時だったので、店内はほぼ満員の人気ぶりでした。

中ではジャックのケーキ(パティスリーには並んでいないケーキもありました)や軽食をいただけます。
特にりんごとくるみのキャラメルタルトみたいなお菓子があってこれがとても美味しそうでした。

私たちは、日替わりの一皿(ライスとお魚のトマトソース)、クロックムッシュ、キッシュロレーヌ、サラダを食べました。特にクロックムッシュはバターの香りがとっても豊かで美味しかった!

そして、フランスならではの人参サラダや根セロリのサラダも美味しい。フランスに来てやっと野菜を補給できてほっと一息つきました。

ここでは隣の席に座っていたムッシュが、「今日のランチはこれだよ。」と自分が食べている料理を見せてくれたり集合写真をとってくれたり、と親切に話しかけてくれたのも思い出深い出来事です。


料理を注文するだけでも、お店の方とのやりとりに苦戦しつつこの旅で初めての食事を楽しみました。
いよいよこの後サロン近くのジャックに向かいます。

■アルザスノエル2010indexはこちら

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パリ2010冬index

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アルザス滞在後、ストラス→パリへ移動。
パティスリーや蚤の市、ビストロを巡りました。
アルザスに負けないくらい寒かったパリ!

震えながらも美味しいスイーツやパンを頂いてきました!

写真はトロカデロ広場から眺めたエッフェル塔。
冬の空気は透き通っていてとっても美しい眺めでした。

夜はキラキラ点滅する時間帯(5分間)が3回くらいあるようなのでその時間を目指していくと更に素敵な光景に出会えると思います。私たちはその瞬間を目指しつつ惜しくも間に合いませんでしたが移動中のバスの中から眺めることができました。

パリ滞在はこんなスケジュール。
いつもと異なり蚤の市に行ったり、夜景をみたりと盛りだくさんのコースでした。
(お店は前を通っただけのものもあります。)

■パリ 1日目
・蚤の市(モントルユ)
・BHV
・メゾン・デュ・ショコラ
・ユーゴー・エ・ビクトール
・ポワラーヌ
・ジャン=シャルル・ロシュー
・クリスチャン・コンスタン
・ローズ・ベーカリー
・ボン・マルシェ

■パリ 2日目
・蚤の市(アリーグル)
・ブレ・シュクレ
・ラデュレ
・パティスリー・デ・レーブ
・カール・マルレッティ
・ジャック・ジュナン
・トロカデロ広場
・カレット
・ギャラリー・ラファイエット
・プランタン
・シャンゼリゼ通り

■パリ 3日目
・デュ・パン・エ・デジデ
・ルモワン
・ジャン・ミエ
・セッコ
・マミー・ガトー
・レピ・デュパン

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アルザスノエル2010 index

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2010年に訪れたアルザスノエルのお菓子の旅のindexです。
訪れたパティスリーを中心に少しずつブログで紹介しリンクを貼る予定。
(写真はフェルベールさんのトルシュ・オ・マロン。)


■アルザス 1日目
【ミュールーズ】
・パティスリージャック (川の近くの店舗)
・パティスリージャック (街の中心にある方)
Café Mozart(ジャックのサロン)
・マルシェ・ド・ノエル

【コルマール】
・ギルグ
・コテフール
・マルシェ・ド・ノエル

【ストラスブール】
・ホテルにて、本日のお菓子会

■アルザス 2日目
【ストラスブール】
・キュブレー
・ジーグレー
・クリスチャン
・ネゲル
・テュエリー・ミュロップ
・リス
・パンデピス
・KRETZ
・市場
・マルシェ・ド・ノエル

アルザス 3日目
【ニーデルモルシュヴィル】
・メゾン・フェルベール

【カイゼルスベルグ】

【ストラスブール】
Le Saint-Sepulcre (アルザス料理のレストラン)
http://www.saintsepulcre.fr/


★お役立ちサイト★

フランス、アルザスノエルに行きたい方へ参考になるサイトの紹介。

エール・フランス
個人で航空券手配ができます。金土日祝より平日出発の方が安い傾向

BOOKING.COM
ホテルのオンライン予約、地図やクチコミもあるので便利。

SNCF公式サイト
電車の時刻表を調べられます。
ちなみにストラスーミュールーズ間は約1時間、ストラスーコルマール間は約約40分です。
ストラスブールの駅などで時刻表の小さな冊子がおいてあります(02Aという表示が冊子の右上にあります)

Noel en Alsace
アルザスのマルシェ・ド・ノエルの詳細が紹介されています

・ノエルのシャトルバス時刻表
コルマールから小さな村へのシャトルバス(ノエルの期間限定)の時刻表のPDFを確認できます。
小さな村へ行くには普段は難しいので、バスを利用すると便利。
私たちはcolmarとkaysersberg間で利用しました(片道2ユーロ)


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アルザス&パリから帰ってきました!

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何から話そうか。


そんな風にたくさんの出来事があった数日間でした。
本日(正確には昨夜)無事にフランスから帰国しました。


6泊8日の日程でアルザスとパリそれぞれ3泊し、マルシェ・ド・ノエルとパティスリー巡りをしてきました。
以前から行きたいと思っていたノエルのアルザス。

いろんな雑誌やブログで見ていたものの、やはり実際に訪れてみないとわからないものですね。
行ってみて本当によかったです。

写真は、マルシェ・ド・ノエルの象徴でもあるクレベール広場のもみの木。
とっても背が高く圧倒されました。点灯する瞬間にはカウントダウンがありたくさんの人が賑わいまるで日本の年越しのようなお祝いムード!

雪が降るとっても寒い中でしたが、本当にこの瞬間に立ち会えてよかったです。

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寒~い中でお世話になったのがヴァン・ショー。ワインにフルーツや香辛料を入れて加熱したホットワインです。
1杯2ユーロ、コップ代がだいたい1.5ユーロです。コップをとっておいて他のお店で使うことも可能です。

アルザスでは白のヴァン・ショーがあるのが特徴。
赤に比べ甘くてスパイスが穏やかなので優しい飲み口です。

今回は赤も白も頂きました。お店によっても味が違うので飲み比べも楽しいです。
アルコール感は殆ど無いので、あまりお酒が飲めない方にもお薦め!

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そしてこちらも,以前から食べたいと思っていた焼き栗。
ほっかほっかの栗は香ばしくアツアツの皮を手でむいて食べます。
ホックリの栗は素朴な味。石焼き芋を思い出します。

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マルシェ・ド・ノエルではいろんなお店が並びます。
小さなノエルのサブレやプレッツェル、クグロフなどのアルザスのお菓子、この季節恋しいパンデピス、はちみつ、その他雑貨やアクセサリーなど食品以外のお店もあります。

それでもやっぱりお菓子・パン系のお店ばっかり見てしまいます。。

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今回の滞在はキッチン付きのアパートタイプの宿泊所を選びました。
4人でいったので、せっかくだから4人同じの部屋がいいと思い探しました。

街の中心からは少し離れていますが、シンプルながら可愛い雰囲気もありとても素敵な部屋でした。
朝から夜まで出歩いた中で見つけたお菓子やお料理を夕飯にしました。

歩き過ぎてそして寒すぎて(氷点下でした…)体は疲労困憊ですが、それでも美味しいものを目の前にするととっても元気になります。

写真はある日の夕食。
マナラ(サンニコラの時に食べる人型のパン)や、ケークサレ(ギルグ)、パテ(ジークレー)、キッシュ(ネゲル)、シュークルート(市場)、スープ(これだけ手作り)、ラタトゥユ(缶詰)などを食べて、夕食後には買ってきた生菓子を食べるというものすごい食事でした(笑)

こんなことができるのは、本当におかしいくらいアルザスとお菓子を愛するメンバーじゃないと無理だよなぁ。。と思います。今回一緒にお付き合い頂いたメンバーに感謝です!どうもありがとう。


また旅の詳細は少しずつ紹介したいと思います。

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