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2010年11月

ル・リス スイス

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スイーツライターのお友達からお土産でもらったとても可愛らしい焼き菓子。
三鷹のパティスリー「ル・リス」のものです。

これはフランスのバランスという田舎町の郷土菓子。
ル・リスではどんな商品名がつけられているのかは知らないのですが、「スイス」と呼ばれるお菓子です。

このお菓子ノリエットが有名ですね。ル・リスのシェフはノリエット出身ということもあり様々な地方菓子を作っていますが、このスイスもそのひとつ。

スイスについてはノリエットの永井シェフの書籍(高木シェフと共に)に「シェフのフランス地方菓子」で詳しく紹介されています。
そこには、14世紀ローマ法王がバランスを訪れたときに作られたお菓子だそうです。このお菓子の形は、その際の法王の衛兵を表しています。

食べるのがとてももったいないのですが、ザクザクっとかじりながら頂きました。
香ばしさと歯ごたえのある力強いサブレです。

ユニークなこのスイス、現地では大きなもので50-60cmもあるそうです!
是非その大きなサイズも見てみたいものですね。

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ア・ポワン マカロン

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前回に引き続き、ア・ポワンのマカロンです。
四角のクリアーケースに入って、側面には可愛いハートのシールつき。
この字体や絶妙なグリーンの色もすきです。

ア・ポワンは、私のイメージでは丸っこいんです。
角がないというのでしょうか。柔らかいイメージです。

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マカロンは5種が2個ずつ10個入り。
フランボワーズ、キャラメル、カフェ、シトロン×黒ごま、ショコラ×柿の種。
後半2種はちょっと珍しい組み合わせですが、ア・ポワンでは定番。

特にショコラ×柿の種は、あまじょっぱい味とざくっとした食感が面白いです。

マカロンの生地はとっても繊細で、表面がシャクッという音(もっといい擬音語があるかもしれませんが、いい音が見つからない…)と共に口の中でしっとり溶けていきます。

またア・ポワンに行きたいな。
やっぱりシュークリームと、あとパンピーも好きです!
ヴィエノワズリーもおいしいし。。

好きなものをあげたらキリがないのですが、いつまでも色褪せることのない美味しさを味わえることに感謝です。

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ア・ポワン マカロン&ケーク

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今週末はア・ポワンの開店記念日マカロンデー。
それでも、週末はお菓子教室だしなぁ。。と諦めていたのですが期せずして、お教室の生徒さんからお土産で頂きました!
どうもありがとうございます。嬉しすぎます!!

先日出版されたア・ポワン岡田シェフのレシピ本の表紙もマカロン。
岡田シェフにとって最も思い入れのあるお菓子ではないでしょうか。

今日は大事に冷蔵庫へ。
明日感謝しながらいただきます。
もうすこしきれいに撮影もし直して、明日アップしたいと思います。

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こちらはオレンジのケーク。
ミニサイズですが、味わいはしっかり濃厚。
でもオレンジの酸味やほろ苦い香りが、爽やかさを出しています。
優しさの中にも主張があるケークです。


ア・ポワンは、私がお菓子の道を本格的に心ざした頃に出会ったお店なので、特別な思い入れがあります。
そんなこともありア・ポワンのお菓子にふれるたびに、当時の自分を思い出すんですよね。
これは、多分何年たっても変わらないんじゃないかなと思います。

そのア・ポワンの岡田シェフが過ごしたアルザスのジャック。
もうすぐ訪れるアルザスではもちろんジャックに行く気満々です。

以前夏に行った時とはまた違うお菓子が並んでいるだろうと想像するだけで楽しみです。


ところで最近アルザスは、最高気温0度くらいという寒さらしいです…。
ヒートテックぐらいではしのげないような気がしてきました(汗)

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無題

こんばんは。
少し忙しいので今日は画像なしブログです。

最近の出来事を箇条書きにしたいと思います。

先日グランスタのバレンタイン試食会に行ってきました。
東京駅構内で、いろいろとスイーツを購入できるので、帰省や出張土産を買うのにも重宝するグランスタですが、バレンタインのスイーツやお料理がいろいろと登場予定です。

試食会では、アルデュール(福岡に本店あり)のマカロンショコラティーヌ(マカロン型のショコラ)、フェアリーケーキフェアのショコラ・オランジュのカップケーキ、マルコリーニの可愛いハート型ケースのボンボンショコラなどを頂きました。

そしてスイーツだけにとどまらず、お料理系もバレンタイン向けの商品があるのが面白いところ。
とんかつまい泉のかつバーガーはハート型のバンズでミニサイズなので、見た目も可愛い。
イータリーからは、ハムやチーズの詰め合わせ。ワインとおつまみで大人なバレンタインディナーといったかんじでしょうか。

グランスタ限定のスイーツなども多く、また改めて紹介出来ればと思っています。


バレンタインといえば来年のサロン・デュ・ショコラTOKYOに、ドゥブルベ・ボレロさんが出店されるようです。
プレビューには渡邊シェフもいらっしゃるそうで、楽しみです。
プラリュのショコラを使った、ボンボンショコラ大人の味わいで美味しいですよ。


そして、本日はお菓子教室のアプフェルシュトロイゼルクーヘン1回目。
名前が長いですがりんごとクランブルの焼き菓子です。

シュトロイゼル(クランブル)にはりんごと相性のよいシナモンと僅かにカルダモンを入れました。
りんごは生をスライスしただけだと物足りないなと思い、キャラメリゼしてバター、レモン、バニラで煮てカルヴァドスで風味をプラスします。

りんごの酸味とシュトロイゼルのザクザク食感を楽しめる焼き菓子です。
これから参加されるみなさんどうぞよろしくお願いします~!

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きょうのチューボーですよのテーマは「鶏肉のワインビネガー煮込み」。
街の巨匠で、白金台の「ルカンケ」登場しましたね。
最近、久々に行きたいな~っと思っていたのですが、テレビに出たのでしばらく混み合うかなぁ。

行ってみたいレストランもパティスリーもたくさんありすぎる東京はホント誘惑が多いです。。

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レトルダムール バレンタインのスイーツ

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白金台のレトルダムール
オープンして5年を迎えるプラチナ通り沿いの都会的なパティスリーです。

今回は、来年のバレンタイン向けスイーツの試食会に参加してきました。
お店は1階が売り場、2階はサロンというつくり。

サロンは明るい白を基調に、プラチナ通り側には大きな窓があり、外の並木道を眺めながらお茶をできるのでほんとにゆったり気分でスイーツをいただけます。

今回試食で頂いたのはバレンタインにむけた生菓子、焼き菓子、ボンボンショコラ。

ショコラカルテット(写真奥の丸いお菓子)
丸くて小さなフォンダンショコラ。
カカオ分の異なるショコラ4種でそれぞれ作っているので食べ比べる楽しみがあります。
今回はそれぞれ1/4カットで頂きました。

小さいながらねっとり濃厚な味で、ショコラの味がストレートに感じられます。
自分の好みを探し出してみるのも楽しいですね。

※ショコラカルテットは4個入り1500円。来年1/14から期間限定販売。

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■ビジュ(ボンボンショコラ3種)

ボンボンショコラはフルーツを使ったもの3種。
フランボワーズ、レモン、フレーズの酸味が魅力のフルーツです。

少し珍しいのは、通常のボンボンショコラのようにガナッシュ全体をコーティングするのではなく、上部はガナッシュがそのままみえていること。(蓋がない状態です)

かなり柔らかめに作ったガナッシュなので、くちどけが良くフレッシュな味わい。
レモンは国産(大三島産)を使っていて、爽やかで酸味が尖った感じがしません。
果汁だけではなく果皮も入れているので香りがとてもよいです。

※ボンボンショコラはこの3個入りで1600円。来年1/14から期間限定販売。

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■白金ショコラ

レトルダムールでは白金フロマージュという人気のチーズケーキがありますが、それと対になるものとして作られました。来年1/4から販売を予定しています。

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2種類の有機のチョコレートにキャラメルをしのばせたムースの中に柚子のジュレ、はちみつのクリーム、ショコラの生地が層になっています。底は薄いサブレとナッツのクランチ。

柚子の爽やかさ,清々しい香りがとても印象的です。しっかり柚子を主張しつつ尖った感じがしないのは、はちみつクリームの効果なんだとか。このはちみつクリーム単体で食べるとすごく個性的(百花蜜を使用)ですが、全体を一緒に食べるとその癖は全くわからないのが不思議。。ショコラ、柚子とよく調和していました。

※白金ショコラは580円、来年1/4から販売予定。

倉嶌シェフ曰く、今回のバレンタインスイーツは、女性が自分のため、もしくは女性にあげる事を意識してつくったのだそう。

たしかにサイズといい、デザインといい、酸味のあるフルーツを使っているところが女性好みですね。
最近のバレンタインは女性が男性にあげるという形が薄れつつありますが、そのうちほんと「チョコを男性にあげてた時代もあったんだよ。」なんて事になりそうな勢いですよね。

一般的に女性のほうが新しい物、めずらしい物に対して好奇心が旺盛な気がします。
それが新商品や斬新なものが登場する日本のバレンタインにも反映されているのかなと思います。

今回は倉嶌シェフにお菓子へのアプローチの仕方、素材(特に最近は国産素材にこだわっているのだそう。)についていろいろとお話を伺いました。

直接フルーツの最産地に赴き、生産者の方と話をする機会もあるそうです。そうすると素材の使い方、見方もずいぶん変わり大切にそして美味しくしてやろう!という気持ちが強くなるとお話ししていました。
同日に同じことを浦和ロイヤルパインズの朝田さんもおっしゃっていました。

お菓子を通じて様々なことを知る機会、いろんな人間と出会って刺激をうけることは本当に素敵ですね。

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来月のお菓子教室申し込みしてくださった方どうもありがとうございます。
改めて週明け日程ご案内いたします。

現在12/8のシュトーレンのみ1名空きがあります。
他の日程は締め切りましたー。。
(間に合わなかった方には直接ご連絡しています)
みなさんお早めの申し込みホントいつもありがとうございます。

試作の繰り返しに時々げっそりするのですが、みんなの「美味しかったです!」「何回もつくりましたよー」の声が
とっても励みになります。

これからも美味しくて心がほっとするようなお菓子をつくるべく日々頑張りますね!


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今日は、真冬の寒さでしたね。
フランス行きに向けて購入したダウンコートが役立ちました!
ダウンコートってもこもこしていて毛嫌いしていたのですが,着てみるとすっごく暖かいのですね。


本日は白金台のレトルダムールにバレンタインの試食会で訪問。
ショコラを使った生菓子や焼き菓子、ボンボンショコラを頂いてきました。

倉嶌シェフに直接質問をしながらいただくことができたので、素材や製法について深く聞けてとても興味深かったです。
また、シェフは以前ブルターニュのダニエルにいらしたことがあるとのことで、フランス話でも盛り上がりとても楽しかったです!

今回頂いたスイーツについてはまた後日。

その後は、日経新聞web版のセミナーに参加。
同じく3つ星スイーツをしているジャーナリストの平岩さんと浦和ロイヤルパインズの朝田シェフとのトークショー。
最近のスイーツの傾向や、朝田シェフの仕事や菓子作りについての取り組み方などを拝聴し最後は3つ星スイーツでも登場した「うらわロール」の試食会。

5種類ものクリームをブレンドしたクリームはとってもミルキーでコクがあります。
カステラのような風味の生地ととても相性がよく、お替わりしたいくらいでした…。

最近ものすごくお忙しいお二人でしたが、どうもお疲れ様です!

その後は、お菓子教室の試作や、しょうがのコンフィづくりで深夜になってしまいました。。
試作もう一息です!
そのもう一息が案外長くて苦戦するのですが(汗)
寒い冬にぴったりのおいしいりんごのクーヘンづくり頑張ります。

来月のお教室の案内は昨日送りましたが、あと残席も少なくなってきました。
ご希望の方はお早めにご連絡くださいね。

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ビストロノミーな一冊 料理通信12月号

201012


今月の料理通信はビストロ特集。
単なるビストロではなく、「ビストロノミー」というのがキーワードですね。表紙を見るなり即買いしてしまいました。

私ビストロの持つ活気ある雰囲気、ガッツリした料理がすきなんです。


ビストロ(食堂)とガストロノミー(美食)を持ち合わせたお店が「ビストロノミー」。なんだか言葉の音もしっくりくるいい言葉ですね。

もともとビストロは、気軽にふらっと出かけられる食堂。
でもビストロノミーはそんなカジュアルな雰囲気をもちつつもハイレベルな料理を提供してくれるというのがありがたい限り!

ビストロノミーの流れはパリだけではなく日本でも確立されてきています。
そんなハイレベルなパリと日本のお店や料理を取り上げている一冊です。

またビストロならではのポイントなどもしっかり取り上げているのが、ふむふむ。。と興味深いです。
改めて料理通信の内容の濃さに感心します。

第2特集はスイーツファンも見逃せない「ガレット&クレープ」特集。
ブルターニュの郷土料理そば粉のガレットとクレープを提供するお店はここ数年で結構増えてきましたね。
お店の紹介とレシピ紹介もあります。

私はカリッともちっとしたガレットが好きです。
それを作るにはやはり専用の鉄板が必要みたい。。
フライパンだと熱が足りなくふにゃ~っとなるんですよね。

でもブルターニュでそば粉を買ってきたので一度はつくらなくては!

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昨日今月のガトー・バスクのレッスン最終を迎え、次回りんごのクーヘンの試作に励んでいます。
ガトー・バスクは、今回あっという間にしめきったのですが、あと1レッスン分の渋皮煮がありますのでどこかのタイミングで単発で開催しますね。

それからショウガのコンフィをせっせと仕込んでいます。
来年のレッスンでショウガを使った焼き菓子をやりたいと思っているところです。
(コンフィは以前紹介したものとは違い、シロップ漬けの状態のコンフィです。)

そして来月のレッスン案内は今週中にご連絡しますね。
前半(1週目はおやすみします。)はシュトーレン&グリューワイン、後半はケーク・エコセです。
ケーク・エコセはアルザスでよく見かけるケークの一種。ドイツではレーリュッケンと呼ばれています。
ココアの生地とアーモンド主体の生地の2種の生地で構成されたお菓子です。

ケーク・エコセは通常の型ではなくクグロフ型でつくろうかと思案中です。
お土産にはベルギーの焼き菓子スペキュロスをご用意する予定です。

レッスン前にアルザスに行くので、ケーク・エコセは現地で色々と見て食べてきたいと思います!

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高知発 スイーツフェス2010 in niyodogawacyoのご案内

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ここ数年「スイーツ」をテーマに地域の活性化に取り組むイベントが盛んですね。
スイーツは年齢性別問わず楽しさや幸せを感じる食であること、そして地元の素材を生かせるというその土地ならではの個性を出せるのが魅力だと思います。

今回はそんな試みのひとつ高知発のイベント「スイーツフェス2010 in niyodogawacyo」をご案内します。

高知県の仁淀川町で、部門毎に設定されたそれぞれのテーマに沿ったお菓子を作りコンテストが開催されます。

例えば「龍馬部門」。龍馬伝の影響もあり日本全国的に龍馬ブームですね。その龍馬をイメージしたお菓子をテーマにした部門です。高知ならではのユニークなテーマですね。
その他に、地元の食材を使用した「地産地消部門」など全5つの部門が有ります。

地元の方はもちろん遠方からのエントリーもOKとのことですので、ご興味のある方はぜひ
公式HPをご覧下さいね。
http://katsuyori.jp/sweets/

………………
スイーツと高知県文化のマッチングイベント!
スイーツフェス2010開催


■コンテスト概要

【坂本龍馬】【戦国】【平家】【仁淀川流域】【ゆの森】など5つのテーマを意識したスイーツを公募します。
グランプリは賞金5万円&オリジナルトロフィーを授与!

さらに参加された全てのスイーツにおいて、地域の産業とのマッチング商品化が検討されます。
製造加工~販売までコーディネート!

■応募について
スイーツは全て1種3,000円にて買いとりします。何点でも応募可能です。
お子様もご参加できますので、ご相談下さい。

■日時 
12月5日(日曜日)コンテストは正午より(※締切は12月3日)

■場所 
高知県吾川郡仁淀川町大崎460-1 中央公民館 1F~4F

遠方からの参加について 
クロネコヤマトのクール便での参加も可能です(前日までに送付)

その他イベント
イベントでは、コンテストの他、クリスマスケーキなどの試食会、夢色パティシエールSPプロフェッショナル(塗り絵コーナー)イラストスイーツ展示。スティールパン演奏、特設スイーツカフェ等開催

公式URL
詳細はホームページにてご確認下さい。
http://katsuyori.jp/sweets/

【お問い合せ】
スイーツフェス実行委員会 080-5668-5887(代表)
メールアドレス:sweetsfes@gmail.com

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イルプルでピザ、ケーク、そして一足お先にシュトーレン

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先日久しぶりにイル・プルー・シュル・ラ・セーヌでランチを食べました。
平日なのでメニューは限られていますが、私の好きなピザに決定!

イル・プルのピザはアメリカンでもイタリアンでもなくあくまでイル・プル風。
トマトの旨味とチーズの香ばしさがぎゅっと詰まったピザで、油っぽくないけど濃厚で美味しいです。

温めてもらっている間に店内にある書籍を読めるのも嬉しいですよね。
なかなか見ることのできないドゥ二さんの料理本や最近でたおせちの本を読んだり。

おせち本では砂糖をむやみに使わないお料理が紹介されていますので、甘いおせちが苦手な方やお正月の食べ過ぎを防ぎたい方にもオススメです。
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そして、まだお店には出ていませんがシュトーレンを試食で頂いちゃいました!
以前頒布会で2回ほどシュトーレンは食べていますが、今回のはよりふっくらしっとりしているような気がしました。
優しい甘みが広がります。ローマッセ入りのリッチなシュトーレンです。

今シーズン初のシュトーレン。ここでいただけるとはとても嬉しいことです。
今年は例年ほどシュトーレンをたべることは思いますが、それでも機会があればいろいろと食べてみたいと思います。

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そしてこちらは新作のケークオショコラ。
ペックの新商品ペルー産のカカオを使用したチョコレートを使ったケークです。
ほろっとした食感ですがショコラの風味がどっしりきいたケークです。(重いというわけではないです。)
とってもシンプルですがショコラそのものの美味しさを味わえるイルプルらしい1品。


やっぱりイルプルのお菓子や料理は心の奥からあたたまるような充足感があります。
ただ単に美味しいという薄っぺらいものではない奥深いものがあり、いろいろと考えさせられます。

私自身弓田シェフのお菓子づくりへの考え方には大きく影響されていて、今があります。
ただ、それを単に真似するだけではなく自分なりに解釈していかないと意味がないですよね。

常に美味しさを目指して、お菓子の道は永遠に続くようなそんな気がします。

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クリスマス前ですが、すでに来年のヴァレンタインのリリースや試食会がスタートしています。
先日も銀座三越の試食会に行ってきました。

最近のバレンタインは「女性が好きな男性にあげる」という空気が薄くなってきて「お世話になっている人」や「仲の良い人(同性でも)」にを対象にすることも多いですね。

例えば会社だと同僚や上司に義理チョコをおくることが一般的ですが、(三越さんは)来年は上司が部下にあげる「部下チョコ」を打ち出していました。それから今年はやりの「女子会」。女性だけで集まりわいわいおしゃべりしつつ食事をしたりするのですがそういう場にオススメのチョコなどもありました。

チョコをあげる対象の多様化が進んでいるのですね。(というか進ませているといったほうが正しいのか。)

来週もバレンタイン試食会が2件はいっているので、クリスマス通り越して頭の中はバレンタインモードになりそうです…。

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パリセヴェイユ 新作ケーク7種

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本日まで東急百貨店東横店フードショーに出店中だったパリセヴェイユ。
催事に合わせて新作のケークが7種類も登場していました。

7種類って…。多すぎて困ります~。
最近「ケーク」は自分の中でとても興味のあるテーマなのです。
形はシンプルながらその中にどうやって美味しさを構築していくか工夫しがいがあります。

伝統菓子や定番の組み合わせをケークにアレンジするのもとても興味があって、以前はフォレノワールやピナコラーダをケークに仕立ててお教室で紹介しました。(今はリンツァートルテの組み合わせをケークにしたいなと考案中。)

と話はそれましたが、新作全部購入しました。久々の大人買いです!

パリセヴェイユオリジナルのキューブ型のケークは専用の箱があり1個、2個、3個用の黒い箱が用意されています。
自分用なのでまとめやすいように3個入の箱2つと1個を1箱にしてもらいました。

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新作はこちらの7種類。
ケークながら、どれもセンスよくドレスアップしているので華やかさが有ります。
このあたりが金子シェフらしいところでしょうか。

左の列上から
ケーク アマンド オランジュ …アーモドとオレンジの組み合わせ
ケーク キャラメル ポンム…キャラメル風味のケークにりんごの組み合わせ
ケーク ジャンジャンブル…しょうが風味のケークにしょうがのコンフィ
ケーク オ マロン エ カフェ コーヒー風味のケークにマロン

右の列 上から

ケーク ユズ…柚子のペースト入り
ケーク ピスターシュ グリオット…ピスターシュの生地にグリオット入り
ケーク オ スペキュロス…スパイス風味の生地にドライの黒いちじくいり。

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7種の中で一番好みだったのがケーク アマンド オランジュ。
見た目もちょっと変わっていて、ショーケースの中でも最初に興味をもったケーク。

アーモンドとオレンジ風味のしっとりしたケークの中にはオレンジピールとマジパン入り(マジパンを入れるってシュトーレンみたいで面白いですね。)。
表面をマジパンでおおって卵をぬりフォークで模様をつけて焼いている仕上げも面白い!

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そしてこちらも好きな組み合わせのケークでした。
ピスターシュの濃厚な生地にさっと煮たようなグリオットが入っています。
相性の良い素材同士のケーク。十分にピスターシュの風味を味わえる贅沢なケークです。


それ以外にはスペキュロスのケークというのが珍しいですよね。
スペキュロスは、かりっとした食感のスパイス風味のベルギーの焼き菓子です。
サンニコラの形を模しているものが有名ですよね。

最近金子シェフスペキュロスがブームらしく、ケークの他にスペキュロスをイメージしたエクレアとマカロンも新作で出していましたね。

こういう、伝統菓子を他の菓子としてアレンジするのは考えるだけでも面白いですね。

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たくさんのケーク。一度に買い込んだのでシェフに「うちの催事での買い物の仕方まだ知らないですね~」なんて笑顔で言われましたが(汗)。。
だって、どのケークが本店で再登場するかわからないので全部食べてみたかったのでしょうがないですー。
(パリセヴェイユは催事で新作を出して、その後本店で登場する流れが多いのですが必ずしも全部が登場するわけではなく…)。

私もこのパリセヴェイユのオリジナルキューブケーク型を持っているので、何か作りたくなってきました!
とりあえずしょうがのコンフィ自家製でつくったのでしょうがとバニラのケークなど作ってみたいところ。


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プレジール デ サンス 金子シェフ×荻野シェフ コラボ

東急百貨店東横店のフードショーで開催中のイベント「プレジール デ サンス」。
東急フードショーの10周年のファイナルイベント、パティスリーとキュイジーヌのコラボを味わえるということでたくさんのスイーツファンが集まっています!

今年は参加シェフが多いこと、毎年パティシエのみでしたが今年はキュイジニエも登場しお料理がでる会もあるのが興味深いところ。

すでに安食さんと興野さんのコラボ,金子シェフの単独は終了。
こちらは都合がつかず泣く泣く見送り。。


そんなわけで初参戦したのは、本日パリセヴェイユの金子シェフとOGINOの荻野シェフ。
職人として尊敬しあうお二人同士のコラボということでイベント前から話題になっていました。

整理券は10時から配られますが、いったい何時に並べば。。と心配になりつつも9時過ぎに到着。
午前の部最後の1枚をゲットしました!

今回のコラボは、計3皿で1コース。3000円でした。
全部デセール。出来ればせっかくなので荻野さんのお料理が出ればとても嬉しかったなぁ。

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まずは金子シェフのデセール。
「なめらかなチョコレートとウイスキーのグラニテ、ほうじ茶のアイスクリームのグラス仕立て」
下から濃厚なチョコレートムース、キャラメルとほうじ茶のディスク、ウイスキーのグラニテ、シャンティ、ほうじ茶のアイス。

ほうじ茶の香ばしさとウイスキーの風味、そしてショコラのなめらかで濃厚な風味を味わえる大人っぽい一品。

こちらは以前参加したデセール会でいただいていたので、2回目。
ウイスキーはアルコールを残しているので、途中酔ってしまいました…。

ウイスキーはラムにしても相性よさそうですね。

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こちらは荻野さんのデセール。
この時期だけのマロンパイ。パイの中にはサバトンのマロンペースト入りダマンドと自家製渋皮煮の角切りいり。
上には金子シェフバニラアイスと塩キャラメルソース。

意外にアイスは溶けにくく、アイスと焼きたて熱々のマロンパイを頬張ることができました。
結構ボリュームがあり食べ応えあります。塩キャラメルソースはかなり濃厚~。

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最後はマドレーヌ。
荻野さんのマドレーヌに金子シェフのコンフィチュール(ミルクとオレンジ風味のオリジナルヌテラ)
軽く温めたふんわりマドレーヌにコンフィチュールをつけて食べます。

ここで「パンが欲しいね~」なんてみんなで言っていたら(あまったコンフィチュールがもったいないので)、ブリオッシュムスリーヌが登場。温めなおして提供してくれビックリ!

このあたりで、すでにほろよい。
(最近飲まないのでめっぽう弱い。。)

カウンターで金子シェフ,荻野シェフ、そして一緒にカウンターに並んでいる友人や知らない人も交えいろいろとおしゃべりしていると帰りたくなくなりました(笑)

金子シェフは今日で最終。
どうもお疲れ様でした~!

帰り、物販コーナーでパリセヴェイユの新作ケーク7種類と生菓子3種を大人買いして帰宅。
そんなわけで、一日金子スイーツにどっぷりはまってきました。

ケーク,生菓子は後日紹介しますね。


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アルザス 「ジャック」のショコラ&ヴィエノワズリー

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先月アルザスに行っていたお菓子の友人から頂いたジャック土産です。
お菓子好きにとってアルザスのジャックは大きな存在なのではないでしょうか。
数々の日本人パティシエが修行し、現在日本で活躍していることもありぜひ一度は行ってみたいと思わせるパティリーです。

私が昨年訪れた際も日本人の男性が2~3人修行中でした。皆20代かと思うのですが、きっと彼らはたくさんの刺激や影響を受けている真っ只中なのでしょうね。

そんなジャックのお土産を頂きました。
まずはタブレット。

ジャックには本当に数多くのお菓子が並ぶので、正直タブレットの存在去年は気づきませんでした。。
買ってきてもらって嬉しい限り。

多分いろんな種類があるとおもうのですが頂いたのはカライブ 66%です。
ちょうど私の好きなカカオ分。
苦味の中に酸味があり、やや大人向けかな。もちろん美味しいです。

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こちらヴィエノワズリー。
ジャックのものは左側。カットした有りますが生地で具材を巻き込んだリング上のクーロンヌ的なものですね。
マジパンとナッツらしきものが巻かれていて、甘くて良い香り。

友人によるとジャック2号店にはヴィエノワズリーが揃っているそう。
私は本店しか行ったことがないのですが、次回は2号店も行きたい!

そして右はストラスブールのネゲルのもの。
ブリオッシュよりもうすこしあっさりした味ですがしっとり食べ応えあるパンでした。


わざわざアルザスからパンを運んできてもらいとても嬉しかったです。
本来は、その土地で食べてこその美味しさというものがあるのですが、そうそう簡単にはいけないお店ですからそのお菓子やパンを食べながら、その土地やお店に思いを馳せる事が好きだったりします。

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今日からフードショーのイベントスタートしましたね。
どのくらい朝並んだのかしら?
噂では去年よりすごかったとか。。

参加したシェフや朝から並んだ皆様お疲れ様ですー。
しばらく参加できないので、お菓子の写真だけ拝んでおこうと思います…。

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アルザス土産その3

先日紹介していたアルザス土産の続きです。

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こちらは、ストラスブールのパティスリーミュロップのパンデピス。
ミュロップには数種類のパンデピスがあって、パウンド型のランゴデピスが有名ですがその他にもいろんなタイプのものがあります。

こちらはラング・パン・デピス・シュクレ。
舌の形をした糖衣がけのパンデピスです。

乾パンのような乾いた生地で結構噛みごたえがあり食べた瞬間には素直に美味しいと言えるものではないのですが、かみしめていくとジワジワとスパイスの香りが広がっていき滋味。

パンデピスいろんな種類があって楽しいですね。多分地域によって微妙に変化していくのでしょうね。
スイス側のレッカリーという平たく焼いたタイプのパンデピスもミュロップさんのところにありそちらもおいしい。

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GILGの小さなクッキーの詰め合わせです。
これは私がリクエストしたもの。
昨年あまりゆっくりGILGで買い物できなかったのですが、帰国後店内の写真を見て「あ!これ気になる」と思っていたクッキーです。
いろんなタイプのクッキーがあり、くるみのプラリネをサンドしたもの、ローマッセを焼いた半生菓子のようなもの、オレンジ風味のもの、フロランタンなどなどナッツを主体にしたものが多かったです。

フランスらしくぱぱっと箱に詰め合わせたものなので、ほどよく欠けていたりしますがそれも愛嬌ですね。
きっとクリスマスにはこういった小さな焼き菓子をいろんなところで見かけることがあるのかなと思います。それも楽しみです。

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最後、こちらはアルザスではありませんがお隣ロレーヌ地方のお土産。
コメルシーのマドレーヌです。

どういうふうに作られているのか不明ですが、この包装からして大量生産なのかな。
そのあたりのカフェやホテルではこのマドレーヌを見かけたそうです。

現在では観光的意味合いが強いお菓子になっているのかなぁ。

それでもやっぱりコメルシーのマドレーヌといえば一度は食べてみたいと思っていたお菓子。
食べてみると思ったよりも軽い。ふっくらした食感とそれほど甘すぎないので日本人好みの味かなと思います。

こうやって遠く離れた土地のお菓子を食べられるということはとてもありがたい事です。
Yさんたくさんのアルザス土産どうもありがとうございました!

次回は、Sさんからのアルザス土産に続きます。
(9~10月には知人がこぞってアルザスに行っていたのですー。)

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