ジャン=ポール・エヴァン 2010-2011ウインターコレクション新作発表会 クリスマスのビュッシュ
本日は都内美術館でジャン=ポール・エヴァン 2010-2011ウインターコレクション新作発表会が開催されました。
今年のクリスマスケーキ、先日銀座三越店でもお目見えした新作マカロンとごぼうびショコラシリーズ、来年の新作が発表されました。
毎年新作を作る際テーマをかかげるエヴァン氏。今年のテーマは「Envie(アンヴィ)」。フランス語で願望という意味です。
願望とは、人が生きていくうえで大きなパワーになるものなので、とても素敵なテーマだと感じました。
さて、今年のノエルのガトーは7種類。その中の新作3種のビュッシュを試食させていただきました。
今回新作の紹介は男性と女性のモデルさんがそれぞれのお菓子を持ってお披露目する形。
二人とも本当に美しくて(美しい方はどの角度から見ても美しいのですね!それからひとつひとつの所作も美しい。)、お菓子はもちろんモデルさんにも見とれてしまいました。
まずは、一番見た目が目立ち意外性のあるビュッシュ。
アンヴィ デートル アイユール。
はっきりした赤と黄色のストライプのガトーにはなんとチョコで作ったヤシの木が!
これはどこか遠くに行きたいという願望。冬の厳しい寒さから逃れて太陽が輝くヤシの木がそよぐ南国に行きたい!という気持ち。そのためガトー全体も南国ムード満載。
そして、こちらはアンヴィ ドゥ ヴォレ
(モデルの男性の笑顔があまりにも素敵で、写真はガトーよりモデルさんメインになってしまっているような…)
メレンゲの翼がついたユニークなビュッシュ。
こちらは空を飛びたいという誰もが一度は抱く願望を表しています。
とってもシンプルな見た目とは裏腹に中の構造はかなり複雑でした。
最後のビュッシュは、写真ではわかりづらいですがホワイトチョコでできた箱の中にビュッシュが隠れています。
こちらはアンヴィ スクレット。秘密の願望ということで、箱に隠されているのです。
中にはクラシカルでショコラそのもののおいしさを味わえるビュッシュとかわいい小人が3人入っています。
それぞれのビュッシュの断面です。
左から、紹介した順。アンヴィ デートル アイユール(ヤシの木のビュッシュ)、アンヴィ ドゥ ヴォレ(翼がついたビュッシュ)、アンヴィ スクレット(ケースにかくされたビュッシュ)。
それぞれ特徴のあるビュッシュです。
アンヴィ デートル アイユールは、見た目の南国のとおり、トロピカルなフルーツとチョコレートを合わせた構成。
赤いジュレ部分はパッション、バナナ、マンゴー、ストロベリー、ライムなどが入った爽やかで柔らかな酸味。黄色い部分はバナナとパッションのクレムー。
周囲はショコラオレのムースで、口どけがよく軽やかな味わい。
アンヴィ ドゥ ヴォレは、面白い断面ですよね。
ロール状の部分はマロンクリームを巻いたビスキュイ。黄色い部分はマンダリンのクレムー。周囲はオレンジ風味のショコラノワールのムース。底は柑橘風味のダックワーズ。
マロン・柑橘・ショコラの組み合わせですね。
アンヴィ スクレットは、最もシンプルにチョコレートのおいしさを味わえるビュッシュ。
ヴェネズエラ産のカカオから作られたショコラアメールのムースとビスキュイの構成。
カカオの風味と味わいがとてもストレートに感じられる大人のビュッシュでした。
その他に、昨日紹介した新作のマカロンやバナナと唐辛子入りのショコラショー!、ノエル限定のボンボンショコラなどを試食させてもらいました。
そちらはまた次回。
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本日は一日スイーツdayでした。
津田さんのサンキャトルヴァンで、アマンディーヌと大学芋のタルト(東京店限定)、川島さんのコーヒーをいただきました。津田さんと川島さんのイベント今月末もあるそうですよ。タルトのデモとコーヒーのハンドドリップの仕方の紹介があるそう。
エヴァンの新作発表会の後は伊勢丹新宿店へ。
マ・パティスリーにでているマテリエルでケーキ2つを購入。
そしてもうすぐ閉店のルコントで焼き菓子を購入しました。
私が最初に修業したお店のシェフが、ルコント出身ということもあり、感慨深いものがあります。
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