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パリセヴェイユ 頒布会 2010年8月

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6月からスタートしたパリセヴェイユの頒布会。6月は桃をたっぷり使ったリンツァー。
7月はビスキュイ・サボワとコンフィチュール(これは食べていませんが。)


8月はガトー・マルセイユ・オ・パスティス。
大きなブリオッシュ型で焼いたケーク生地のお菓子です。

特徴はパスティスというお酒を使っていること。
パスティスはフランス特にマルセイユで作られていて、スターアニスの香りが強いお酒です。
フランス人は好む風味と言われますが、日本だと多分10人中8人は苦手かも。と想像するような薬草の様な香り。

ただ慣れてくると病みつきになるようで、イル・プルの弓田さんの著書では初めてリカールを飲んだ時の(リカールはパスティスの一つのブランド)得も言われぬ嫌悪感を記していました。

そして、その後再びフランスに渡りフランスの食文化、生活に馴染んだ頃に、不思議とおいしく感じられるようになったとありました。


と、脱線しましたが、このお菓子一般的にはトゥルトゥー・ピレネーと呼ばれて、その形はピレネー山脈を表しているのでしょうか。
フランス南部のミディ=ピレネー地方のお菓子です。

3年前そのお隣バスクでも、スーパーで売っているのを見かけました。

都内だとオーボン・ヴュータンでも売られているので、食べたことがありましたが、その他のお店ではなかなか見かけることがありませんでした。

そのお菓子がパリセヴェイユの頒布会で登場したということで友人に一切れ分けていただきました。

しっとりきめの細かい優しい印象の生地に、パスティスの香りが強すぎず弱すぎず香ります。
生地内に入れて焼いたのではなく、焼きあがりにアンビベしたのかな。

確かにこれは癖になる風味です。

最初からパスティスを飲むことはしんどそうですが、お菓子を通じて食べるとなんとなく親しみがわいてくるのは不思議なものですね。

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トゥルトゥー・ピレネー、以前から作りたいと思っていて2年前ほどに型だけ買ったのですが、なかなか作る機会がなく、未だ出番がありません。。
そのうちお菓子教室のデモで、ご紹介したいと思います!

そして、来月のお菓子教室ももうそろそろご案内いたします。
水・土・日の開催です。

月の前半はリクエスト講習で、実習はいちぢくとくるみのキャラメルパウンドケーキ、デモで紅茶のキャラメル。

ケークはキャラメルを練りこんだ生地に、ドライいちぢくとくるみを加えた、深いコクがある秋らしい味です。
キャラメルは、アールグレイの華やかな香りが漂う柔らかいタイプのものです。

どちらも日持ちするのでプレゼントにも重宝するお菓子です。


後半は現在検討中です。
こちらは旬のフレッシュのいちぢくを使ったタルトにしようかと思っています。
ただ、一緒に焼きこみ系か、焼いたタルトにフレッシュのいちぢくをのせる生タイプにするか悩んでいます…。
やはり焼き菓子好きなメンバーには焼きこみ系か?と思いつつ、日本のいちぢくは何とも味が淡いのですよね。

濃厚で実がしっかりした黒いちじくが手に入れば迷わず焼きこみ系なのですが。。

そんなわけで、イチジクをソテーしてから水分を飛ばし焼きこむか、フレッシュのまま使用する生タイプのタルトにするか。
まずは試作をしてから決定したいと思います。

来週前半にはメルマガにてご案内しますね!

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