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2010年7月

今週の3つ星スイーツ 軽井沢のブルーベリージャム

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今週の3つ星スイーツ。しばらくフランスツアーなどで、ブログ紹介が久しぶりになりましたが今週は「軽井沢のブルーベリージャム」がお題です。

軽井沢と言えば、いろんなフルーツが豊富ですが、中でもブルーベリーは有名ですよね。
甘酸っぱくて爽やかな味は朝食のおともにぴったりです。

個人的にはヨーグルトに入れて食べるのが一番普通ながら好きですね。

今回試食するにあたって、ヨーグルト、パン、クラッカーそれぞれにつけて食べてみましたが、やはりそれぞれ相性のよいジャムのタイプがあるなと感じました。

とろりと柔らかめ、甘さ控えめはヨーグルトに、もったりかため(かたいといってもぺクチンのぷるんっとしたかたさ)で甘さがしっかりしているのはパンに向いているなと思いました。

クラッカーはどちらもおいしいかな。
日経の記者さんがトライしていましたが、クラッカーにヨーグルトをのせて、そこにブルーベリージャムをのせていました。これ、ちょっとしたブルーベリーヨーグルトタルトの様でおいしそうですよね。


軽井沢と言えば8/2から軽井沢スイーツ博が始まります。
軽井沢の食材を活かしたフルーツのフルコースが楽しめるという夏定番のイベントです。

昨年、おととしと参加しましたが、今年は引っ越しのバタバタでちょっといけそうにないなぁ…と思っていましたがどうにか参加できそうで、今から楽しみです。
またその様子も後日ブログやHPで紹介したいと思います。

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来月のお菓子教室ですが、おかげさまで全日程満席になりました。

お申込みいただいた皆さんどうもありがとうございました。
またお久しぶりに皆さんにお会いできるの楽しみにしています!

そして初めてご参加という方もわりと多く、ちょっとドキドキですがまた新たな出会いということで楽しみにしています。

それまでに、ブルターニュのアルバムを整理しなくては!
途中までやりかけているのですが、最近バタバタとしていてそのまま放置しています…。

もう少し落ち着いたら取り掛かりたいと思います!

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キブロンのメゾン・リギデル 

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今回のブルターニュツアーで楽しみにしたお菓子屋さんがこちら「メゾン・リギデル」。
ブルターニュの南部海沿いのキブロンというところにあります。

キブロンといえばルルーさんのお店ですよね。
残念ながらこの日はルルーさんのお店は定休日だったので前を通り過ぎただけでしたが、ルルーさんのお店とリギデルはとても近いので、ぜひはしごすることをお勧めします!

メゾン・リギデルは、以前ブルターニュにいった友人がお勧めしてくれたり、小林かなえさんの本にも紹介されていたりということで気になっていたお店です。

私たちが訪れたのは夜7時くらいかな。
閉店時間間近だったので、小走りでお店に向かいました。

それにしても7時でこんなに空が青いなんてー。
まだまだ気分は3時くらいでした。

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お店の外からはガラス越しにお菓子が並んでいるのが見えます!
わ~っと一気に気分が盛り上がりますね。

これはカトル・カール。
カトル・カールといえば、フランス全土のお菓子かなと思っているのですが、なぜかブルターニュのお菓子の本など見ると結構登場しているのです。ブルターニュだと有塩バターを使っているのでしょうか。
そこ確認しておけばよかった!!

リギデルではプレーンとプルーン入りの2種類がありました。

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お店にはいろうと思い、ふと足元を見るとこんな素敵なタイル。
おもわず写真に撮ってしまいました。

ブルターニュそして海沿いということで青を基調とした素朴なタイル。
1893年創業ですのでかなりの老舗ですね。

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閉店間際でしたが、焼き菓子は一通りそろっていました。
クイニー・アマン、ファーブルトン、カトル・カール、ガレット・リギデルなど。
ブルターニュらしい焼き菓子ばかり!

ファー・ブルトンは型にいれたまま陳列されているのもなかなかいいです。
このくらい欲しい。と量り売りのようにリクエストできますよ。

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私はガレット・リギデルを購入。
珍しく四角いガレットです。

お店オリジナルのクラシカルな包装紙で丁寧に包まれています。
とても素敵な包装紙なので、ブルターニュのアルバムに保存しています!

長くなりましたので、お菓子の紹介は次回へ・・・

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しばらくブルターニュレポートばかりですが、もう後半戦なので、もうしばらくお付き合いください!
やっぱり気持ちが熱いうちに書かなくては、あっという間に忘れてしまいますのでね。

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アンリ・ルルー ラボ見学

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日本でも大人気のルルーさん。キャラメリエ、ショコラティエの第一人者です。
優しく知的な雰囲気の中にも、少年の様な瞳の輝きが印象的な方ですよね。

ルルーさんはブルターニュのブルターニュの西、つまりフランスで最も西の地域フィニステール県のご出身。実家がパティスリーを営んでいたそうです。ルルーさんはお菓子の道に入り、その当時チョコレートの最新の技術をスイスで学びフランスで本格的なショコラティエとして活躍した第1世代ともいえるのだとか。

帰国後は、父のパティスリーを継ぎますが、その後キブロンに移り1977年お店を構えます。
(キブロンはロレーヌ夫人の出身地です。)

今回訪れたのは2007年にできたばかりという新しいラボです。
ルルーさんのキブロンのお店から少し北上したランテヴァンというところにあります。

そのラボを見学し、キャラメルのデモンストレーションを受けました。

(現在ルルーさんは引退しましたので、今回はベテラン職のスタッフにキャラメルを教えてもらいました。)

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ルルーのキャラメルは定番のCBS(塩バターキャラメル)をはじめ、数種類ありますが、今回は季節に合わせた夏らしいキャラメル「ピナコラーダ」教えてもらいました。

ピナコラーダとはカリブ海生まれのカクテル。
パイナップル、ココナツ、ラムを組み合わせた甘くてフルーティー、そして夏らしい味です。
以前ルルーさんがヴァカンス中にこのカクテルに出会ったことで、誕生したキャラメルです。

そういえば、2年前もルルーさん来日のイベントでピナコラーダのボンボンショコラをいただきました。
それもとてもおいしくて好みの味でした!
※その時のレポートはこちら

日本でも夏限定で販売されているので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
そして、日本で売っているキャラメルも、こうやってランテヴァンのラボで職人さんが少量ずつ仕込んでいるのです。今回デモで作った量は通常の仕込みの量と同じなんだそうです。

材量を鍋に入れて、焦げないようにひたすら混ぜ続けます。
お砂糖やココナツミルク、パイナップルピューレ、生クリームなどが入ります。

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最初はシャバシャバの液体が、だんだんと粘度が出てきてもったりとしてきます。
だんだん重くなるので混ぜるのに力がいるのと、熱でキャラメル生地が飛び跳ねるので、体力気力が必要です。
この混ぜ続ける作業は45分間もかかるので、スタッフの方の額には汗がにじんでいました。

こんな大きなラボでも、こうやって少量ずつ手間をかけて作っているということに驚きました。

キャラメルが煮詰まってきたらレモン汁とラム酒で香りをつけます。甘酸っぱい香りが広がります!

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練りあがったら木枠に流します。
金属だと熱によって形状が変化するので、木の方がいいのだそうです。
きっと余分な蒸気なども逃してくれるのでしょうね。この辺りは和菓子にも通ずるような気がします。

この後は冷ましてカット~包装です。
さすがにこの作業は機械を使っていました。

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そして包装したのがこちらの写真。
黄色い方がピナコラーダのキャラメルです。(茶色いのはそば粉のキャラメル。)

パイナップルのフルーティな風味とココナツの甘い南国の香り、そこにラムの風味があいまって、口の中に南国味が広がります!キャラメルのこういう表現方法もあるんだなぁと感心。


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このピナコラーダの組み合わせとても気に入りました。
以前箱根取材でもあるシェフが「カクテルからヒントを得ることが結構多い」とおっしゃっていましたが、なるほどカクテルにはスイーツの組み合わせのヒントになるものが多いですね。
(確か安食シェフはモヒートからインスピレーションを得てお菓子に仕立てていたし。)


今回、私はこのピナコラーダのおいしさを焼き菓子にできないかな…?とブルターニュ旅行中にずっと考えていました。そこで、来月のお菓子教室のテーマは「ピナコラーダ」がキーワード!

アナナス(パイナップル)、ココナツ、ラムを使った夏らしい焼き菓子を作ります。
案内が遅くなり皆さんにはお待たせしてしまっていますが、この週末には案内メルマガを送りたいと思います。
写真も完成形ではないのですが、明日大体のイメージをブログで紹介しますね。


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ゲランド塩田

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ブルターニュと言えばやはり「塩」が有名ですが、その塩をつくっているのがブルターニュの南部海岸沿いのゲランド。
フランス料理やフランス菓子によくつかわれ、甘みがあり素材の旨みを引き出してくれることで人気が高い塩です。私自身もお菓子教室ではたいていゲランド塩をつかっています。

そんなこともあり、今回塩田を訪れることは旅の楽しみにしていました。

塩田を訪れると、すでに空気が塩っぽい!
海辺の近くに行くと感じるような塩っぽさをもう少し濃くしたような感じです。

塩田はいくつかの区画に分かれており、その日の朝に集めたという塩が小さな山となっていました。

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ガイドの方にどんな風に塩を集めるのか?をデモでやってもらいました。
トンボの様な道具で手前ではなく向こう側に海水の表面に結晶化した塩を押し出すようにして集めます。

塩田で塩づくりをするのは6月から9月という短い期間。
ちょうど太陽が力強い光と熱を放つ時期ですね。

塩田に引き込んだ海水を太陽や風で濃度を濃くしていきます。
最初の段階では水1リットル中に30グラムの塩が含まれます。
それがいくつかの段階を経て、1リットル中300グラムまでに増えるのだとか。

通常の塩は朝方にとり、日中の強い日差しの中塩田の周囲に結晶化した塩(フルールドセル)は夕方に集めるのだそう。

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こちらは、かなり大きな山状の塩!
集められた塩はこうやって外気にあてて2~3か月ほどおいて乾燥させるのだそう。
これ、日本の夏だったら逆にものすごい湿気そうですよね。
フランスの乾燥した気候だからできることだなと思いました。

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その山の塩を味見させてもらいました。
少しグレーがかっていて、けっこう大粒です!
塩だけ食べたので、すこししょっぱがらい感じがしましたが野菜やフルーツにちょっとふって食べるといいですよね。

余談ですが、この塩田のふちにはいくつか植物が生えていて、その中の一つに同行者のKさんが興味を示していました。そうするとガイドさんがおもむろに草をプチっとちぎって、食べられるんですよ。と紹介してくれました。

そこで、みんなで恐る恐る食べてみると、ぷちっとした食感とゲランドの塩の味がしっかりついてる!!
これは、モンサンミッシェルで塩味の羊がいるように、ゲランド塩田には塩味の草があるんですね~。
ちょっとした発見で、興味深い出来事でした。

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来週自宅を引っ越しします。
そのために、荷造りがんばっているのですが、暑くて暑くて汗だくになりながらの荷造りです…。
一番多いのは本でしょうか。かさばらないので荷造りはしやすいですが重いですね~。

今回フランスでもいくつか本を買ってきました。
ブルターニュのお菓子の本(これは結構簡単なもの)
クレープ&ガレットの本を2冊
エルメのルセット(結構重い!!けどルセットの種類はとても多い)

帰りの飛行機ではエルメの本をずっと見てました。
ちょっとした素材の使い方など参考になりそうです。
もうその本も段ボールに入れてしまいましたが、また引っ越し後ゆっくりと読みたいと思います。


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シードル博物館

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フランスらしい飲み物といえばワインですが、ブルターニュではシードルが定番。
もともとブルターニュの土地が葡萄の栽培に適していないということもあり、ブルターニュ~ノルマンディーでは特産のリンゴを使った発泡酒シードルが造られています。

そのシードルの伝統的な製法や器具を見学にシードル博物館に行ってきました。

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こちらは最初の段階で使うもの。
石で造った溝にリンゴをいれます。そして中央から伸びた木を馬がひっぱり、この円状の石の周りをぐるぐる回りながらリンゴをすり潰すのです。
とても原始的~!

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こちらは樽です。
細長い形ですね。周りをぐるっと結んでいるのは竹の皮の様な繊維。
昔は自然界にあるもので何でも造っていたんだなと感心。

博物館内の一角に、昔ながらのシードル製造法を収めたビデオを見たのですが、かなり素人作りで、編集の仕方がちょっとイマイチでしたが…それはそれでほのぼのしたものでした。

大量のリンゴをすりつぶした後に、わらや布で覆って圧搾し果汁を絞ります。
それがリンゴジュースですね。それを樽の中で発酵させたのがシードルです。
更にシードルを発酵させたものをブルターニュでは「ランビック」、ノルマンディーではカルヴァドスと呼びます。

日本ではカルヴァドスの方がよく知られていて、お菓子にもよくつかわれますよね。
私も今回ランビックという言葉を初めて知りました。

また、ブルターニュにはシュシェンという蜂蜜のお酒もあるんです。蜂蜜のお酒って珍しいですよね。
これは確かアカシエの興野さんが使っていましたよね~。


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見学し終えた後は、シードルとクレープの試食です。
こんなにおいしそうなのに、この時はランチで満腹の後だったので皆若干胃腸が疲れ気味。。
薄いクレープを1枚食べるのがやっとでした。

でもこのクレープ少しもっちりしていてほのかな甘さでとてもおいしかったんですよ。
もちろんシードルもおいしかった。甘口、辛口の2種がありましたが辛口の方がきりっとしていて食事に合わせやすいかんじ。

シードルは日本でも飲む機会があるでしょうから、これからシードルを飲むたびにブルターニュの旅行を思い出すのだと思います。

そしてランビック!
日本でも探してみようかな。秋にリンゴのお菓子を作るときに使ってみたいものです。

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博物館の敷地内にはリンゴの木があります。
まだ時期ではないので実はなっていませんが思ったよりも小ぶりな木。
そういえばフランスのリンゴ自体、日本のものに比べるととても小さい(半分くらいかな。)ので木も小さいのでしょうか。

木の向こう側にあるのはブルターニュの旗。
白に濃紺。ブルターニュの堅実で潔い雰囲気が出ているように感じられました。


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毎日暑いですね。
むわっと空気が蒸して、まるでサウナにいるみたい。。

先日所用で等々力に行った帰りに尾山台まで足を伸ばしオーボンヴュータンに行ってきました。
そうしたらこんなに暑いのに、プティガトーはあと2種類くらいしか残っていない!!
暑い時期のパティスリーは暇だとおもっていたのに、甘かった。。

その後奥の地方菓子コーナーを見てにんまりして帰ってきました。
やっぱり地方菓子はいいですね。

ついついブルターニュのお菓子ファーブルトンをのぞきこんじゃいました。


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グラン・ド・ヴァニーユ カンカルにて

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サンマロからほど近いカンカルへ移動し向かったのは「グラン・ド・ヴァニーユ」というお菓子屋さん。
以前日本のテレビ番組ウルルン滞在記でかとうかずこさんが塩スイーツを作るということで紹介されました。

私は、偶然その番組を見ていたのですが、かとうさんとパティシエのヤニックさんの奥さんが妙に意気投合していたのが印象深いですね~。

その時はまさか自分がブルターニュに行くとも思っていなかったわけですが…。それでもこうやってグラン・ド・ヴァニーユにいけたことに縁を感じます。

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こちらのお店は焼き菓子がメイン!ショーケースの中には素朴かつ香ばしそうなお菓子が行儀よく並んでいます。
私の大好きな焼き菓子がずらっと並びます。マカロン、フィナンシェ、ヴィエノワズリーなどもあります。

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フランス定番のお菓子パンデピスは大きな型で焼いて量り売り。
ナチュールとピスターシュシトロン、ジャンジャンブルオランジェの3種類。1KGあたり15~18ユーロ。

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お店と厨房はつながっていて、オープンキッチンの様な造り。
私たちが訪問した時は、お店の看板商品ガレット・カンカルを箱詰めしている最中でした。
シェフのヤニックさんとお手伝いの若い男の子が二人で作業をしているところをのぞいていると、男の子が試食を出してくれました(merci!)
この男の子は日本に来たことがあるようで、日本語でも挨拶してくれてビックリ!

ガレット・カンカルはものすごく繊細な食感。つながりがあまりなくほろほろっと崩れていきます。
グルテンがほとんどないというかんじ。今まで食べたガレット・ブルトンヌとはまた異なるお菓子でした。

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ケーク類は、ふっくら中央が膨らんだ愛嬌ある形。とってもおいしそうだったので、この中からジャンジャンブルカネル(ショウガとシナモン)を1本買いました。(その他フルーツケーキやナチュールがありました。)

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帰国後早速食べてみると、とてもフランス的な味で買って正解!
すこしぽそっとするような粉の力強さがあり、ショウガとシナモンの風味がふわっと広がります。


こちらでは、ガレットカンカルとこのケークの2つを購入。
ここに来る前にオリヴィエ・ロランジェさんのレストラン「シャトー・リシュー」でたっぷりランチとデセールを食べた後だったのでおなかいっぱになったこともあり、あまり買わなかったんですよね。。

今思えば、ここのお菓子もっともっと食べたかったなぁ~。
そんなのばっかりですが(笑)

とにかくブルターニュツアーでとても気に入ったお店の一つです!

Grain de vanille(グラン・ド・ヴァニーユ)
12, place de la Victoire, 35260 Cancale

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レンヌのパティスリー ル・ダニエル

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レンヌのパティスリーと言えばル・ダニエル。
M.O.F.のパティシエダニエルさんのお店です。

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お店はシックで高級感のあるつくり。
種類豊富で丁寧な作りのプティガトーがずらっと並んでいます。
(本来はは撮影禁止です。今回どうにかお願いして2枚だけ撮影させてもらいました。)

この日は午後にレンヌから離れたところにあるアトリエでダニエルさんのデモ講習を受ける予定だったので、生菓子はその時食べればいいか~とおもっていました。
実際は講習会後には時間が夕方で、お店はクローズして生菓子はしまっていたので結局食べられなかった!

やはりこういう旅のときには食べたい!と思ったときに食べるべし。ですね~。
(アルザスのときもそうだったのに。油断してました。)

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そんなわけで、レンヌの店舗で買ったのは見事に焼き菓子系ばかり!
皆周りの方も焼き菓子が好きということもあって、茶色いお菓子だらけですね。
ガレット・ブルトンヌ、マンディアン、マドレーヌ、パルルモンタンなどなど

お店の前にオープンテラスがあるので、ここでイートインできます。
皆でわいわい囲みながら写真を撮っては一口ずついただくいつものスタイル(笑)


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右はパルルモンタンという焼き菓子。レンヌのお菓子を作ろうということでダニエルさんが考案した焼き菓子。
アーモンドとりんご、シードルを使った濃厚な味わいのお菓子です。
パリセヴェイユではバールドールという名前で出ていますよね。(金子シェフはダニエルさんとこで働いていた経験があるので。)

そして何気ない存在のマドレーヌ。これが一番好みでした!
すこしざくっとした粗めの生地であま~い香りがふわっとします。ブールノワゼット(焦がしバター)を使っているのかな?普通のマドレーヌよりも主張が強いです。

お店に行ったときにはまだ包装されていなく、レジの奥にあったのですが、「おいしそう勘」が働いて「あれください!」って頼んだのは間違えじゃなかった~。

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この後、ダニエルさんのラボではクール・ド・ブルターニュというチョコとキャラメルのアントルメ、ガレット・ブルトンヌ2種、キャラメルのタルティネを教えてもらいました。

仕事が早くて美しいダニエルさん。ラボもとても清潔で整理整頓されていました。さすが仕事ができる方は違います。私も部屋の掃除をしなくては…。

デモの様子は今後HPで紹介予定です。


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レンヌのガレット

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ブルターニュの郷土食の代表格ガレット。
土地の痩せたブルターニュで栽培されたそば粉を使った料理です。

レンヌにきて一日目のランチはガレットをたべようということで、あるお店を目指しましたがそちらはお休みでした…。ですが、レンヌにはいろいろとガレット屋さんはあるので、むかったのがこちら。たくさんのお客さんで賑わっていました。

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メニューはかなり豊富。
なんといっても、そば粉の生地に、いろんな具をあわせていくので組み合わせは無限大ですからね。
日本でいうとお好み焼きのような感覚かな。

私が選んだのはこちら。「ペイザンヌ」というメニュー名。
中にはエメンタールチーズ、ジャガイモ、鶏肉。

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こちらは、同行者の方がえらんだもの。こちらの方がおいしく見えてしまう。。
ニソワーズというメニュー名で、エメンタールチーズ、ラタトゥユ、チョリソーの組み合わせ。

サラダが一緒に盛られていますが、葉っぱ一玉使っているんじゃないか?というくらいのボリュームで食べても食べても減りません(笑)
野菜不足になりがちなフランス旅行なので、こういうサラダ系は体が欲するもののあまりのボリュームにビックリ!

ガレットは、蕎麦の香りが思ったよりマイルドでとてもおいしい。
香ばしさとすこしもっちりした食感が後をひきます。
そして薄い割に結構おなかいっぱいになります!

甘いクレープも食べたかったけど、おなかいっぱいでこの時はお食事のみで我慢。

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合わせたドリンクはもちろんシードル。
リンゴを原料としたお酒です。
ビールと同じくらいのアルコール度数なので、ガレットの様な軽い食事にぴったりです。

ここで飲んだシードルは地ビールの様な力強い風味と後味でした。
もちろん陶器のシードルカップで乾杯です!


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またガレットが食べたくなってきました。
学芸大のポポットに行こうかな~。

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レンヌの朝市


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フランスでの大きな楽しみの一つが朝市!
特に地方の朝市には、その土地の特産物に出会えるのが魅力的です。

今回はレンヌの朝市に出かけました。
やはり目が行くのはフルーツ。
サクランボや杏、桃、ブルーベリーなど初夏のフルーツが並びます。

あれもこれも食べたい…。と誘惑にまけそうです。
もしキッチン付きのホテルに泊まるなら、このフルーツをジャムにして持って帰りたいですね。

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こちらはブルターニュの北部で栽培が盛んなアーティチョーク。
日本では見慣れないので、この大きさと迫力に圧倒されます。

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ブルターニュ特有なのは、新鮮な魚介類が豊富なこと。
フランスと言えば肉。ですがブルターニュは海に囲まれているので、市場でも魚介類が豊富に並んでいます。
魚、カニ、えび、カキなどなど。

同じく魚介が豊富な南仏にくらべ、ブルターニュ周辺は海水温が低いため身がひきしまっているそう。

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こちらはガレット&クレープ屋さん。
やはりブルターニュらしく、ガレットとクレープは欠かせません。
4~5軒ほど出店していました。

この後ランチでガレットを食べる予定だったので、ここではいただきませんでしたがとってもおいしそうでした。甘いクレープは1ユーロ、お食事系のガレットは3~4ユーロとお値段も安かったです。


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お菓子系はすくなかったのですが、こちらは屋内の市場でみつけたコンフィチュール屋さん。
かなりの種類のコンフィチュールが並んでいました。それからガトー・ブルトンやクイニーアマンなどのお菓子、そして蜂蜜。
今回もその土地の蜂蜜を、ということでブルターニュの蜂蜜を買ってきました。これをどうやって使おうかな~。と楽しみです。

やっぱりどこに行っても朝市は楽しい。
ブルターニュ初日でやや時差ボケしてましたが、いっきにテンションが上がりました。

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今月のお菓子教室はお休みしていますが、すでに来月のお菓子を試作しなくては!と本日取り掛かりました。
ブルターニュツアー中に出会ったお菓子にヒントを得たものを、と考えていましたが、どうにか形になりそうです。

ブルターニュのトラディショナルなお菓子達、いわゆるガレット・ブルトンヌやガトー・ブルトンなどはバターたっぷりで夏には食べるのも作るのも不向き。こちらは秋に回したいと思います。

ブルターニュのお菓子ではありませんが、今回ルルーさんのアトリエでのデモンストレーションでピナコラーダをイメージしたトロピカルなキャラメルを教えてもらいました。

以前ルルーさんがヴァカンス中にカクテルのピナコラーダに感銘を受けて作ったキャラメルです。
ピナコラーダはカリブ海うまれのフルーティな南国のカクテル。

それをイメージしたキャラメルはパイナップル、ココナツ、レモン、ラム酒を使ったとてもフルーティーでトロピカルな味わいがとても夏らしくておいしい!(日本でも売られているので、気になる方はたべてみてくださいね。)

ブルターニュのお菓子そのものではありませんが、ブルターニュでルルーさんが考案したお菓子を教わった経験を生かしたお菓子を作ります。

私が作るのは、ピナコラーダをイメージした焼き菓子。
ココナツ風味のしっとりしたパウンドケーキにキルシュとレモン果汁でマリネしたジューシーなアナナス(パイナップル)をたっぷり加え仕上げにはラム酒をアンビベ。濃厚な中にもトロピカルな爽やかさが広がる焼き菓子を作りたいと思います。

ココナツが苦手という方でも、パイナップルの甘くてジューシーな風味と合わせると新たなおいしさを感じてもらえると思います。実は私自身ココナツ自体は苦手分野。でもパイナップルやマンゴー、パッションなどのトロピカルフルーツと合わせるととてもおいしさを感じるのです。
やはり産地が同じ素材と言うのは相性がよく、お互いのおいしさを引き立てますね。

普通のパウンド型ではちょっとさみしいので、プティング型という立体的なリング状の型で焼きあげる予定です。形になったら写真も紹介したいと思います。

お土産にはダニエルさんに教わったガレット・ブルトンヌ(私作)もしくはブルターニュで買ってきたそば粉を使ったガレットを予定しています!

次回お教室の予定でお問い合わせもいくつかいただいておりますが、お知らせは7月の最終週の予定ですのでもう少々おまちくださいませ。
※教室日程としては第2~4の土日と第3、4水曜を予定してます。

教室の案内をご希望される方はこちらからメールマガジンのご登録をお願いします。また登録できないという方は個別にメールを送りますので、masa@sweet-cafeまでご連絡ください。

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ブルターニュで訪れた都市

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ブルターニュはフランスの北西部に位置し、東西に長い土地です。
今回ブルターニュに滞在したのは5日間。

ブルターニュの全てを回ることはできませんでしたがレンヌと南部海岸沿いを中心にお菓子巡りの旅をしてきました。
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スタートはブルターニュの中心地レンヌ。朝市とダニエルさんのデモンストレーション。

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その後北に向かい立派な城壁のサンマロ~カンカルを訪問。
スパイス使いが絶妙なオリヴィエ・ロランジェさんのレストランで魚料理とデザートを堪能。

そして南部に向かいゲランドの塩田見学。ここは空気も塩っぽかった!

その後は西へ進み、かつての古都ヴァンヌ、謎の多いカルナック巨石群、海沿いのキブロンを訪問。

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キブロンのルルーさんのお店は定休日でしたが翌日はアトリエのあるランデヴァンでキャラメルのデモンストレーション。45分間もキャラメルを練り続ける作業は体力勝負!これだけ大きくなっても手作業で少ない量を仕込むのにビックリ。

更に西に進み、カンペールでは特産品のカンペール焼きを鑑賞。

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そして西の果てラ岬では、美しい大西洋の光景が広がりました。

その後やや内陸に戻りクイニーアマン発祥の地ドゥアルヌネ、フランスの美しい村に指定されているロクロナンの観光。ここも紫陽花が美しかったのが印象的です。


駆け足での説明ですが、あっという間に過ぎ去ったブルターニュ滞在。
今後ブログでは簡単ではありますが各都市での印象深い出来事やお菓子を紹介していきたいと思います。

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フランスより帰国しました

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Bonsoir!
本日フランスより帰国しました。

ブルターニュツアーはかなり濃厚な内容になりました。
今まで知らなかったブルターニュの光景や食を堪能しました。
写真はカンカルのレストランでみた紫陽花。

どうやらブルターニュは紫陽花が美しい土地のようで、行く先々で見かけました。
旅行中はお天気に恵まれたので、その色彩がとても美しかったです。

食の面では、まだまだ食べ足りないくらい(実際には食べ過ぎなのですが。。)ですが、郷土食はきっちりいただいてきました。

お料理では海の幸(お魚やエビなど)、蕎麦粉のガレット、お菓子ではクイニー・アマン、ガレット・ブルトンヌ、ガトー・ブルトン、ファーブルトン、塩キャラメル等など。

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写真はドゥアルヌネのパン屋さんのガトー・ブルトンです。
大きく焼いたものを四角にカットして積み重ねている様子がとても雰囲気あってよかったです。
こちらはプルーンのペースト入り。隣にはフランボワーズジャムのタイプが並んでいました。

自分が今まで作ってきたブルターニュのお菓子と、今回本場で食べた味を確認すると同時に新たな発見もありとても貴重な経験になりました。


ブルターニュは東西に長いので、内陸側と海沿いや西の方では全く違った雰囲気をもっているのも興味深いところでした。

後半パリのお菓子屋さん巡りの日は30度を超すような真夏日で途中くらっときましたが、朝から夕方まで気になるお店を食べ歩きました。途中ジャック・ジュナンで日本の知り合いに会うという偶然があったり、夜は添乗員さんお勧めの中華にいったり、初めてマレ地区のユダヤ人街に行ったり。と一日でたくさんのことがありました!

それも少しずつ紹介していきたいと思います。
まずは帰国の報告まで!

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ブルターニュ行ってきます!

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明日からフランスに行ってきます!
日か近づいてもあまり実感はなかったのですが、今日はたくさんの友人やお菓子教室の生徒さんに「行ってらっしゃいメール」をいただいてようやく実感がわいてきました。

昨年のアルザス同様ブルーエコーツアーズの藤本さんと一緒なのでとっても心強い!
藤本さんは先日ノルマンディー地方を巡っていたばかりなので、ノルマンディーのお話も伺いつつ、ブルターニュの魅力を満喫してきたいと思います。

最初の一日目はレンヌの朝市やル・ダニエルでのお菓子のデモンストレーションなど、最初からかなり楽しい内容で期待が高まります!


今回は女性ばかりのメンバーで行ってきます!
実は今回ツアー参加を予定していた友人がつい先日交通事故で足を骨折し参加できなくなってしまいました。
彼女は前々からこのツアーを本当に楽しみにしていたのでとても残念でたまりませんが、彼女にブルターニュの報告をするためにもいろんなものを見て、たくさん写真もとってこようと思います。

そして、今回のツアー告知にもたくさんの方に協力してもらいました。
パナデリアさん、パリセヴェイユの金子シェフ、ニフティースイーツ部さん、それからたくさんの友人に感謝したいと思います。どうもありがとうございました!

帰国後楽しい旅の報告ができるようめいいっぱい満喫してきたいと思います。

Au revoir!
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今朝のあさイチ、すこしドキドキしながら見ていたのですが、私の名前は飛ばされちゃいましたねー。残念☆
わりと時間がない雰囲気だったのでアナウンサーの方が言いそびれたみたい。。
生放送なのでしょうがないかな~っ。

それから今日のぐるナイには、日経3つ星スイーツでご一緒しているスイーツ番長が出ていましたね~。
どうもお疲れ様です!私なら絶品スイーツ何を選ぶかなぁ~っと考えながら見ました。

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プロヴァンス風ケーク・サレ レシピ

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以前お菓子教室でも紹介したケーク・サレ。ケーク型でやいた一種のお総菜です。
フランスでは冷蔵庫にある素材をつかって家庭でちゃちゃっと作るものらしいです。
それなので、日本で言うとチャーハンの感覚に近いのでしょうか。

日本でも数年前から人気で、最近ではケーク・サレの専門書などもよく見かけますよね。

お菓子教室で紹介するにあたって何度か試作しましたが、濃すぎず薄すぎない生地を目指しました。
油とチーズ、そして卵と粉のバランスでその濃さは変わってきますが、程よくコクがあるけどしつこすぎない味にするために微妙な調整をしながら完成したルセットです。

お教室の生徒さんにも好評で、私自身も好きで何度も作っています。ホームパーティやお友達へのお土産にも重宝しています。

そのルセットをniftyスイーツ部のレポートで紹介しました。

基本的には混ぜるだけなのでとても簡単です。
ただ混ぜ方や材料の温度など細かなところにポイントがありますので、それに気をつけていただければおいしく作れるはずです!

今回紹介するのはプロヴァンス風ということでエルブ・ド・プロヴァンスを使っているので夏らしい味で、これからの季節にもぴったりです。
よかったら参考にしてくださいね。

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