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そば粉と栗のケーク

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昨年秋に、せっせと仕込んだ栗の渋皮煮。
初めての挑戦ということで鬼皮むきに相当な苦戦をしながらも達成感のあるお仕事でした。
その時にはガトー・バスク・オ・マロンをお菓子教室で作り、あっという間にたくさんの栗は旅立ってしまったのですがほんの少しだけ我が家の冷蔵庫に待機していました。

せっかく自分で仕込んだ渋皮煮。今年の秋に向けての試食も兼ねその栗をつかって何を作ろうか?マロンのフィナンシェはどうかな~と思っていましたが、ふと「そば粉のケークに入れてみよう!」と思いました。

以前箱根スイーツコレクションの取材をした際に写真美術館のカフェでそば粉とマロンを使った富士山型のケークを食べさせてもらいこれがとても気に入っていたのです。

カトルカールに近い生地で、薄力粉を全てそば粉に置き換えました。そこにアーモンドプードルと水分をきったヨーグルトを加えています。
中央には栗を丸ごと入れてみました。小さくカットするよりこの方が栗を存分に味わえるのと、カットした時の断面が楽しいですよね。

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初めてのそば粉ケーク。しかも栗丸ごとケークも初めて。
早く断面を見たくて、本当は一日ねかせるべきものを温かいうちにカットしてみました。
そうすると、大きな栗の断面が見えて、とてもおいしそう。

栗好きにはたまらない断面ですよね(笑)

翌日の方が味が馴染んでおいしいのでしょうが我慢できず何枚か食べてしまいました。
そば粉は思ったより強すぎずふわりと香る程度。そば粉の種類や製粉してからの時間にも影響されるのでしょうが、もうすこしそばが強くてもいいかな。
でも、そばの風味と栗の相性はやっぱりいいです。滋味深くてほっとする味わいで、万人に好まれそう。

今日はそのまま焼きましたが、表面にクランブルとそばの実をまぶして焼いても香ばしさや食感の変化がありいいかな?と思いました。

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パウンドケーキってあまりいろんな道具を必要としない、日持ちするのでお土産になる、カットしやすいなどなど、家庭で作るお菓子としてはかなり実用性のあるお菓子だと思います。

私自身も、プレゼントによくパウンドを焼くことがあります。
形はシンプルながら、使う素材や仕込み方でいろんな食感や味が表現できるのが面白いですよね。

今は地方菓子お菓子教室をやっていますが、もっと身近で親しみやすいお菓子ということで地方菓子とは別にパウンドケーキコースも設けたいなと思っている今日この頃です。

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