紅茶と焼き菓子の会
本日は、初めてのコラボイベント「紅茶と焼き菓子の会」を開催しました。
お菓子教室でお知り合いになったティーインストラクターのNorikoさんと企画したこの会。
3月の寒いころに打ち合わせをして、何度も連絡を取り合って構成を練ってきました。
今回は第一回目ということもあって、とりあえずやってみなくてはわからない部分もあり手探り状態ではありましたが無事紅茶も焼き菓子もおいしく出来上がって今はホッとしています。
まずは、私がお菓子のデモを行いました。
紅茶と相性の良いお菓子としてガレット・ブルトンヌの紹介です。
ブルターニュ地方の郷土菓子で、日本でも人気のガレット・ブルトンヌ。
イギリスからの移民で築かれたブルターニュ。バターたっぷりのこのお菓子はショートブレッドの流れをくんでいるともいわれています。
とてもバターの配合が多い生地なので、生地の温度調整などがポイントになってきます。
サクサク感を出すために、バターを柔らかくしすぎないこと。粉糖や粉はあらかじめ冷蔵庫で冷やしておくことなどちょっとした工夫が必要です。
それから、本場では使っていないかもしれませんが、コクを出すためにアーモンドプードルを粉の1割程度加えています。このやり方は弓田さんの影響を結構受けていて、フランス菓子を日本で作る際、豊かなコクや風味を出したい時にアーモンドの存在は欠かせません。
ガレット・ブルトンヌを焼いている間、Norikoさんによるお茶のレクチャー。
紅茶の歴史や(昔ヨーロッパでは緑茶を飲んでいたことなど知らなかった話も多く新鮮でした。)、種類や製法の違いなどを教えてもらいました。
写真は、緑茶、ウーロン茶、紅茶のそれぞれの紹介。
発酵の具合によって同じ葉がこんなに色も味も風味も異なるのが面白いところですね。
その後は、実際に自分たちで茶葉を計量したり、紅茶を入れてみたり。
思った以上にお湯をしっかり沸騰させないといけないことを知りました。いつもはつい面倒でサボってしまうのですが、茶器をあらかじめあたためたり、砂時計で時間をはかったり…。そんなことをしながらきちんと紅茶を入れると、やっぱり色も香りもとても素晴らしい。
お菓子作りと同様「小さなことも手を抜かず。」ということが大切ですね。
その後焼きあがったガレット・ブルトンヌと紅茶をいただきました。
やっぱり当日焼いたガレットはバターとラムの風味が豊かで、食感がサクサク軽くてとてもおいしい!
こればかりは、お店ではなかなか味わえないので、手作りする甲斐があるというものです。
今日は、みなさんにご自宅でもおいしい紅茶と焼き菓子をということで、紅茶の葉とガレット・ブルトンヌをお土産に差し上げました。私も紅茶の葉をもらったので、今日のお話を参考においしく入れられるようにトライしてみようと思います。
今日参加してくださった皆さんどうもありがとうございました。初回ということで至らない点も多々ありましたが、もっとこうした方がいい!などご意見があればどんどんおっしゃってくださると嬉しいです。
そして、また次回に続けていけるよう頑張りたいと思います!
| 固定リンク
「菓子講習会」カテゴリの記事
- ルーツ貿易主催「焼き菓子勉強会」レポート 講師はシャンドワゾー村山太一シェフ!(2016.08.23)
- 菅又シェフ講習会 cotta主催(2016.06.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント