« クリスマスケーキ 断面や感想などその2 | トップページ | 冬の箱根で幸せチャージ  »

エピファニーのお菓子 ガレット・デ・ロワ

60
世間では、クリスマスが終わった途端というより25日クリスマス当日からすっかりお正月モードに突入という雰囲気。
私も来年のお菓子教室に向けて、準備を始めなくては!とガレット・デ・ロワの試作をしました。
ガレット・デ・ロワはフランスでエピファニーをお祝いして1/6に食べられるお菓子。

エピファニーはイエスキリストの誕生を祝いに東方の三賢人が訪れ、公にキリストが神の子だと認められた日とされています。

その日に食べるのがこのお菓子ガレット・デ・ロワ。
フィユタージュ生地でクレームダマンドを包んだ焼き菓子です。

日本のパティスリーでもここ10年くらいで作るお店が増えてきたなぁという印象です。
私もガレット・デ・ロワの存在を知ったのは10~12年前くらいかもしれません。

6


ガレット・デ・ロワの特徴は、お菓子の中にフェーブと呼ばれる陶器を入れること。
フェーブはそらまめの意で、昔はそらまめを入れていた名残で、名前だけが今でも残っているそう。
現在では、陶器製の人形を入れ、切り分けた際フェーブが当たった人はその日一日王様になれるというお楽しみのあるお菓子です。

フェーブは3cmくらいの小さな陶器で、コレクターも多く、フードジャーナリストの並木先生は数えきれいくらいた~くさんのフェーブをお持ちでした!
私はコレクターではないものの、やはりかわいいフェーブを見つけると思わず買わずにはおれないときもたまにあります。

いつか、お菓子教室で使うだろうから。という言い訳をしながら、結局フェーブは50個くらい集まってしまいました。


そして、そのいつかを来年の1月のお教室で実現させよう!と試作をしました。
62


実はガレット・デ・ロワを作るのは初めて。
講習会などで作るところは何度も見ていたのですが、なにせフィユタージュの仕込みを設備の整っていない家で、しかも手折りでやることが億劫で。それに、教室で教えるにはパイの休ませる時間などを考えると何かと大変だなぁと感じていました。

でも大変とばかり言っていたら作るお菓子の幅が狭くなってしまうので、自分への課題という意味も含め今回トライすることにしました。

フィユタージュは、教室の生徒さんが作りやすいようフィユタージュ・ラピッドというバターを包まないタイプのフィユタージュを使用しました。思ったよりもしっかり層もでき、まずまず。

成形は、先月パリセヴェイユのお菓子教室で作り方を近くで見れたのがとても参考になりました。
クープを入れるときはさすがに緊張して、う~ん。これでいいのだろうか?と不安になりながらの作業でしたが、出来上がって遠くからみると、まあまあガレットらしくできています。

実際はクープの深さも足りず、角度の変化もあまりないので、もう少し練習しなくてはですが。

それより、焼成時間がとても長くかかったのにびっくり。
直径18cmのガレットですが80-90分もかかりました。それでもまだフィユタージュが焼き切れていなかったです。
どのくらい焼きこむかは好みにも左右されますが、あと7~8分は焼いた方がよい状態。
こういうお菓子は、外側からだと中の焼け具合が分からないところが難しいですね。

それでも、焼きすぎると今度はクレームダマンドに火が入りすぎてしまうし。
いろんなところで改良の余地があります。


家庭で作るには、ちょっと準備が大変なお菓子だと思いますが、お教室でこんなお菓子もあるんだ。ということを知ってもらい、家族や友人と楽しく食べてもらえるとうれしいなと思います。

シンプルなお菓子なのですが、成形の仕方は結構たくさんのポイントがあって、これはレシピ本を見るだけでは難しいので、そのあたりもうまく伝えていけたらと思っています。

ただ、フランスのガレット・デ・ロワはもっとラフ(カジュアル?)な仕上げで、日本のものは日本人気質が出ているからか?クープの入れ方などはとても美しかったり繊細なものが多いようです。

というわけで、家庭で作るときにはそこまで気を配らなくてもフィユタージュでクレームダマンドを包み、香ばしく焼かれていればOkなのかもしれませんね。

...................................

お教室の日程は後日ブログで紹介しますね。
いつもお教室に来ている方は近々メールします。

来月から日曜日は予定が入り、教室の開催は基本的に土曜日になる予定です。
平日開催も検討していますが、平日なら参加できます。という方ご連絡いただけると嬉しいです。


|

« クリスマスケーキ 断面や感想などその2 | トップページ | 冬の箱根で幸せチャージ  »

地方菓子お菓子教室」カテゴリの記事

コメント

クリスマスが終わると今度はこっちが始まりますね。売るお店も大変そうな気がしますが、こういうのが普及していくのも嬉しいなぁと思ったりします。

来年のガレット・デ・ロワ、最も期待している某店に今日行っていたんですが、シェフは今日からフランスに帰国しているとか。
ちょうどあっちも本番最中なので、たくさんガレットを見て来るんでは?と話してきましたが、来年作る気になったきっかけは僕のリクエストがあったかららしく、自分にもプレッシャーがかかってきました(笑)
予約入れようとしたら、既に僕の名前がシェフのノートに記されていたとかで(笑)

あ~、不安と期待が同居しますね~!クープどういう風に入れるのかとか、フェーブは何にしよう?中に入れるのどうしよう?とか未確定なところがまだたくさんでした。

投稿: masaki | 2009年12月28日 (月) 19時59分

masakiさん>
クリスマスが終わるとあっという間にお正月そしてエピファニーですね!

来年は、ガレット・デ・ロワがさらに普及浸透するのではないかな?と思っています。

先日ビゴの藤森さんの著書(10年前の)を見ていたら、日本でもガレット・デ・ロワが浸透するといいなという意味のコメントがあって、現在日本の状況がまさにそうなってきていることに感慨深いものがありました。

masakiさんお目当てのシェフは、どんなガレットを作り出すかしら?プレーンなタイプにするのかそれともアレンジ系にするのか?もしくは両タイプ出すのか?気になりますねー。
プティガトーにならって、カシスと餡のガレットなども楽しそう♪

投稿: masa | 2009年12月29日 (火) 18時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/426396/32758837

この記事へのトラックバック一覧です: エピファニーのお菓子 ガレット・デ・ロワ:

« クリスマスケーキ 断面や感想などその2 | トップページ | 冬の箱根で幸せチャージ  »