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クリスマスケーキ 断面や感想などその2

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■アカシエ トレマロ 
唯一ドーム状のケーキで、中がとっても気になっていた一品です。
アカシエ興野シェフとスタッフさん達が今年はアルザスとブルターニュを訪れたということで、アルザスをイメージしたケーキはフォレノワールのビュッシュ、ブルターニュをイメージしたケーキはこのトレマロでした。

どちらも食べてみたかったのですが、フォレノワールは今後プティガトーで登場するらしいという噂を聞いていたし、きっと作ってくれるだろうという期待を込めて、今回はトレマロ!

塩、キャラメル、バター、リンゴを使ったまさにブルターニュらしい素材構成。

まず半分にカットした瞬間、リンゴがこういう風にはいっているんだ~とびっくり。
キャラメリゼしたリンゴがドームの表面近くに敷き詰められています。

キャラメルの香ばしい風味、旨みを感じるしょっぱさ、フレッシュ感もあるリンゴがとてもバランスが良くておいしい。
底に敷いているサブレもバターリッチで、サクッとした食感がガレット・ブルトンヌを髣髴させよかったです。

そういえば、以前館林のル・コントントモンでもブルターニュをイメージしたクリスマスケーキを食べました。(帯津シェフがブルターニュを訪れた年に登場しました。)そちらもおいしかったのでまた食べたい~!


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■カカオエット・パリ パリ モード

偶然にもアカシエのトレマロと構成要素がとても似ていて、リンゴのキャラメリゼ、キャラメル、ショコラのビュッシュ。ですが、当然味の印象はかなり異なります。

一番印象にのこるのは、ビターなショコラのねっとり濃厚なムース。
チョコをしっかり味わいながらキャラメルのまろやかな風味、リンゴのコクのある酸味を楽しめます。

いろんな生地、味を組み合わせていますが、全体として一体感があります。
そして食べ応えのあるケーキなので、しっかり濃い目のコーヒーといただきたいところ。

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■パリセヴェイユ フレジエピスターシュ 

まず表面の質感がとても美しくて、パリセヴェイユらしいな~っと感じました。
まろやかで濃厚なピスタチオクリーム、濃い目のフレーズコンフィチュール。ピスタチオ部分にはバニラも入っていて、とても優しく穏やかでいて濃厚。
ピスタチオとフレーズの組み合わせに、キャラメリゼしたナッツを合わせているので、食感としての変化も面白かったです。

金子シェフのピスタチオ使い好きです!

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パリセヴェイユ ルヴィエスーブニール
今回のケーキの中で、一番味が気になっていた1品です。
グレープフルーツ、紅茶風味のミルクチョコ、レモンのダックワーズ、アーモンドキャラメルの組み合わせって。。
食べたらどんな感じになるんだろう~?とクリスマスのパンフを見たときから気になっていました。

ダックワーズ生地の上には、グレープフルーツの果肉。これがとても濃い。水分を飛ばして果肉の味がしっかり。
そしてアーモンドのキャラメリゼ。ねっとり濃厚なミルクチョコ(紅茶風味。)グレープフルーツの爽やかさが際立つクレームシャンティ。

想像以上にグレープフルーツの味がしっかり出ているのと、果肉とクレームそれぞれのパーツで異なるグレープフルーツの表情を感じました。

これプティガトーでも出してほしいなぁ。


以上今年のクリスマスケーキでした!
ごちそうさました。

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パティスリーの皆さま、クリスマスお疲れ様です。
休む間もなく、年末年始のための仕込みに大忙しだと思います。

もうすぐやってくる、1/6のガレット・デ・ロワもありますしね。

そうそう、来年はセブンイレブンからもガレット・デ・ロワが出るらしい!

いつの間にか日本でもメジャー級のお菓子の仲間入り!?

フェーブが入っていて、お祭り的要素のあるガレット・デ・ロワは日本でも浸透しそうですよね。


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