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世界パティスリー2009 アメリカチームの作品紹介

世界パティスリー2009日本チームフランスチームの作品に続き、今回は第3位のアメリカチームの作品紹介です。

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アメリカチームは、左からフレデリック・モロー、フラニア・メンディヴィル、ナタニエル・レイド。
中央のフラニア・メンディヴィルさんはパティシエール(女性菓子職人)。とても意志の強そうなまなざしが印象的。チョコのピエスモンテを運ぶ際、一人で持ち上げていたのにはびっくり!でした。

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■皿盛りデザート
味覚点4位(320点)
この大会で最初の試食品となったのが、アメリカチームの皿盛りデザートでしたので、このデザートが配られる時は多くの方の興味をひいていました。私もがんばって撮影するも、結局モニター上の写真でしかよく撮れなかったです。。
パッと見、ショコラのタルトとフランボワーズアイスかなという雰囲気。ソースに赤とグリーンがあってフランボワーズとピスタチオ(う~んこの想像は定番すぎるかな?)を使ったものかなと思いました。

とてもかわいらしく洗練されているのでもしレストランでこういうデザートがあれば絶対頼んじゃうな~という1品でいした。


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■アントルメ
やや黄みがかったムースの表面にオレンジ色のジュレ、そこに葉をかたどったショコラが飾られています。
明るく元気なカラーでいてとてもおいしそう。断面はムース、ジュレ、記事が何層にも重なっていてとてもおいしそう。想像だとオレンジとマンゴー、ココナツもしくはライムを合わせたアントルメかな。というところ。
味覚点6位(305点)

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■ボンボンショコラ 2種類
ボンボンショコラは型抜きと上掛けタイプ1種ずつという規定があります。
※解説なし
<型抜き> 左上

<上掛け> 右下

味覚点4位(680点)

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■ガトー・ド・ボワイヤージュ(焼き菓子)
四角いケーク。モカのような色合いの生地の中央に棒状に異なる生地を入れています。
かなりしっとり濃厚な感じに見えます。生地はヘーゼルナッツ、中に柚子ゼリーを入れています。
この大会、柚子や桜などの和素材が何度か登場しました。やはり日本での大会ということを意識してなのか、それとも和素材が国際的にメジャーになってきたのか。
どちらにせよ比較的柚子は取り入れやすい和素材かもしれないですね。
辻口さんが解説してくれましたが、これは生地を焼く時に棒状の金属を中央に入れて、焼きあがったあとにその棒が入っていた空間に生地を絞るらしいです。

その棒ってどうやって固定しているのか・・?気になりました。

そういえば、以前ア・ポワンの栗のパウンドが同じような構造で、中央に栗のペーストが入っていたのですがこれもそういう作り方なのかな・・・?でも違うような。どうなんだろう。


味覚点1位(345点)

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■プティガトー(3種類)
プティ・ガトーとは小さなお菓子という意味。この部門では種類の異なる3種類のプティガトーを作ります。

その3種類とは「チョコをつかったもの」、「生地をつかったもの」、「グラスを使ったもの」。という規定があります。グラスは規定のサイズの細長いものを使用。


左はグラスデザート。デザイン性があります。
中央がびっくりするほど赤いシュー生地。まわりにフランボワーズでぐるっと囲んでいます。その上はフランボワーズのムース

右はショコラを使ったガトー。オレンジとバナナを使ったトロピカルなタイプ。

全体的に色彩の明るさがアメリカらしいなと思いました。特に中央のシュー菓子は日本人にはちょっと抵抗があるかな。

味覚点3位(1050点)


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■アメ細工ピエスモンテ(左)
■チョコレートピエスモンテ(右)

アメ細工は、プティガトーとは一転、全体的にちょっとトーンが低い色使い。花や蝶をモチーフに、海野生物らしきものも見られます。

そして、注目を集めたのがチョコ細工の狼の顔。とてもリアルで、目など本当に透明感があり、本物の剥製の様。
ともにディスプレイされているガトードボヴォワイヤージュとボンボンショコラとの調和も取れています。

■芸術点
2位(2260点)を獲得


■作業審査点
衛生面、時間の厳守、効率性、技術度、チームワーク を評価したもの
3位(2220点)を獲得


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結果発表の際、アメリカチームの名前が呼ばれたとき、選手たちは歓声を上げ本当にうれしそうに喜んで皆で抱き合っていました。見ているこちら側も心から「おめでとう!」と思いました。
自分たちがやってきたことが形になり評価されたことへの喜びがストレートに感じられました。
(やっぱりこういう喜びの表現は素直ですね^^
日本チームは、ちょっと照れがありました。それはそれで日本人らしくていいのですが、もう少しはじけてもよかったかも★)

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受信: 2009年4月 3日 (金) 23時51分

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