未来のシュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ
前回、クラシカル、モダンタイプのキルシュトルテを紹介しました。
クラシカルは過去、そしてモダンタイプは現在という時間軸で表現していたのですが、それに加え、未来のキルシュトルテにはこんな感じなのでは?というのがこのグラスです。
時代とともに、流行や人々の嗜好が変化し技術も発展していくことで一つのお菓子がこういう風に変化していくというのはとても興味深いですね。
大人っぽく都会的なグラスデザートに仕上がったキルシュトルテはどんな構成か・・というと、なかなか複雑ながらきちんと基本を踏まえています。
下になっている部分からパーツを紹介すると
グリオットのゼリー
カカオ分70%のショコラのムーズ(エスプーマーで作る)
グリオットのコンポート
キルシュ風味のムース(エスプーマーで絞る)
カカオのシュトロイゼル
バニラとショコラのアイスクリーム
キルシュとシロップを冷凍したもの(かき氷のように作る)
細長い飾りはココアのメレンゲ
やはり興味深かったのはエスプーマーを使って、あっというまにムースを作るところとキルシュのかき氷を作ったところ。材料を入れてプシュ~っと出すだけで泡状のスイーツが完成するのはいつ見ても楽しいし、自分でもつい欲しくなってしまいます。
※エスプーマーはこんな感じのものです。
ジーフェルトさんは、伝統的なお菓子がなくなってしまわないように、こうやって今の時代にマッチさせたものを作り人々に忘れられないようしているそう。
こうやって新しい形のお菓子に変化させつつ、クラシカルなお菓子も大切に残していくことはとてもすばらしいことですね。
そうそう、この間でたスイーツ王国vol.5はドイツ菓子特集でしたがこちらにもジーフェルトさん登場しています!
大きなキルシュトルテをつくっている写真も掲載されていますよ。(16~17ページ)
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