オーボンヴュータン ガトー21世紀
オーボンヴュータンは、フランス菓子店の先駆者的存在。ここで修行して現在活躍される方もとても多いですよね。私が初めて訪れたのは大学生の頃。
街の洋菓子店とはまったく異なる、雰囲気(当時はそういうお店とは無縁だったのでちょっとビビリました…)にちょっとドキドキしたのを覚えています。
ちょっと照明を落とした店内にはたくさんの生菓子、コンフィズリー、ヴィエノワズリー、コンフィチュール、焼き菓子等々が並んでいます。あまりにも商品数が多いのでその1つ1つを見ていると多分2時間くらいは滞在できるのではないでしょうか…?
オーボンといえば、やっぱり地方菓子や焼き菓子が印象的ですよね。
特にホールサイズの焼き菓子は一度は食べてみたいけどなかなか手のでない商品です。
以前友人とガトー・ピレネーやコロンビエを食べましたが、まだまだ食べてみたい焼き菓子はたくさんあって。
そんな中今回の会に登場したのが「ガトー21世紀」。
このお菓子雑誌で何度が見たことはありましたが、まだ食べたことが無かったのですごく楽しみ!
変わった名前なので、結構インパクト有りますよね。
どうしてこの名前なのか詳細は分からないのですが、21世紀を迎える時期にそれを記念して作られたアントルメだとかなんだとか。
河田シェフの著書「ベーシックは美味しい」にも紹介されているそうなのでチェックしてみたいと思います。
ガトー21世紀はお店のモチーフにもなっている洋梨型の焼き菓子です。
2枚の生地の間にキャラメルクリームをサンドしたお菓子でダックワーズに構成は似ているかな。
大きさは分かりづらいですけど、セルクル型で換算すると5〜6号くらいかな。
表面の生地はしっかり中まで火が入っているので甘いけどサクサク軽い歯ごたえ。表面にはくるみやヘーゼルナッツ、ピスタチオなどナッツがゴロゴロ。
土台の生地は、しっとりとした食感。ナッツの濃厚な味わい。
そして間にはバタークリームベースだと思われるキャラメルクリームをサンド。
ここにたっぷりラムが効いたレーズンが入っています。
ナッツ、キャラメルクリーム、ラムレーズンのこの3つの味わいの組み合わせがたまらなく美味しい!
お菓子を食べ慣れている方なら絶対好きな味ですよ。
(一般の人にはちょっと個性が強いかも…しれない。)
このお菓子は河田シェフオリジナルのお菓子ですが、食べながら「あ〜フランス地方菓子の典型って感じがするなぁ〜っ!!」と感じました。ナッツの旨味やバタークリームのこく、そしてしっかりお酒が効いたレーズン。旨味、甘み、苦み、そしていろんな風味が口の中で混じり合っていきます。
この「ガトー21世紀」、またもう一度食べてみたいお菓子の1つになりました。
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コメント
焼き菓子のアントルメっていうのも素敵ね。
郷土菓子や古典菓子って本とに奥深い・・・
知れば知るほどその魅力の虜になっちゃいます。
でも、このお菓子を作れるのって
オーボンさんだからこそ!っていう気がするね。
私の東京スイーツツアーの記念すべき第一店舗目も、
オーボンビュータンさんだったのよ~♪
投稿: ユキちゃん | 2008年4月29日 (火) 23時42分
ユキちゃん>
東京のパティスリーの代表格ですものね。
きっとスイーツファンなら必ず一度は行くお店ですよね~。
まだまだ食べてみたい焼き菓子はたくさんあるんですよね~。こうやってみんなで集まる時に少しずつ食べていきたいわ^^
がとー21世紀たぶんユキちゃんも好きな味ですよ!
投稿: masa | 2008年4月30日 (水) 00時11分