アルカイクのピテヴィエ・フォンダン
先日友人とのケーク会(ケークをはじめスイーツを食べる会)で、埼玉県のパティスリーアルカイクの「ピティヴィエ・フォンダン」をいただきました。
ピティヴィエ・フォンダンについては、こちらで詳しく紹介してます。
フランスサントル地方の都市「ピティヴィエ」市発祥の古いお菓子です。
現在ピティビエというと、フィユタージュとクレームダマンドで作るガレット・デ・ロワに似たお菓子の方が有名ですが、このタイプはバターが普及してきてから誕生したお菓子だとか。
なので、元来のピティヴィエはこのケークタイプ。
あまり日本のパティスリーでは売っていないので(というかフランスでもほとんど見かけないのかも)、あまり食べる機会がありません。
東京だと焼き菓子が有名なメゾン・ド・プティ・フールで販売されていてます。
こちらまだ食べたことがないのですが、大森由紀子先生がよく講習会で絶賛してるので、いつか食べてみたいお菓子のひとつ。
大森先生が編集長を務める雑誌スイーツ王国vol.2では、西野シェフがピティヴィエフォンダンの作り方を紹介しています。
アルカイクで販売されているのは知らなかったのですが、友人が発見して買ってきてくれたのです。(感謝!!)
ベースの生地はパンドジェーヌに近くて、卵、粉、バター、アーモンド、砂糖。
バターと砂糖を合わせて底に卵や粉類を加えるので、製法はパウンドケーキと同じです。
最後表面にアプリコットジャムとフォンダンをかけ、ドレンチェリーやアンゼリカを飾るクラシカルな雰囲気に仕上げます。
地方菓子らしくベーシックな素材、製法、そしてクラシカルな仕上げのお菓子ですが、見た目以上に味が素晴らしいんです。
アルカイクのピティヴィエは、ふんわりしっとりとしていて、バニラの風味、そしてアーモンドのこく豊かな香りとともにビター臭がふんわり漂います。
※日本でいえばカステラの感覚に近いのかも。なので、大抵の日本人が好むお菓子だと思います。ただアーモンドのビター臭(アンニンの様な香り)に好き嫌いがあるかもしれませんね。
このお菓子、以前からお菓子教室でトライしてみたいと思っていました。今回アルカイクのものを頂いて、やっぱり絶対つくろう〜♪と決心。
美味しいお菓子との出会いに感謝した1日でしたっ。
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