ガレット・ナンテの試作
今月のお菓子教室でガレット・ナンテという焼き菓子を作ります。
ガレット・ナンテはロワール地方の焼き菓子です。
ロワール地方の都市「ナント」発祥のお菓子なので、ガレット・ナンテ。
ロワール地方はブルターニュ地方の南方にあります。そのため、ブルターニュ地方のガレット・ブルトンヌと似ています。
ガレットブルトンヌほどバターリッチではありませんが、サクサクとした軽い歯ごたえのサブレです。
ほんとに素朴なおやつ的なお菓子で食べ飽きないおいしさ。
今回は菊型で抜いてドレしてフォークで格子模様を付けました。
ただ、このガレット・ナンテあまりポピュラーじゃないこともあり、レシピが紹介されている書籍があまりないっ!自分がもっている書籍の中ではレシピが紹介されているのは1冊だけでした。
そこでネットで探してみると…。まあまあ出てくる。でも自分がイメージするのとなんか違うなぁ〜っと感じたので、本場フランスのサイトを検索!
いくつかヒットしましたが、なんとなく勘でよさそうなルセットをチェック。
フランス語ほとんど分からないのですが、素材の単語くらいはどうにか分かるものもあるのと辞書で調べて配合だけチェック(作り方までは翻訳できず…)しました。
そのルセットと今まで自分が作ってきた焼き菓子の配合を参考にしつつ若干アレンジしてみました。
そこで最初に作ったものは、生地がかなり柔らかい。。これ大丈夫?と不安になりつつ焼いてみるとかなりサクサクと香ばしくて美味しいっ!ただすこし甘さが足りないかな〜?という感じ。あと生地が柔らかすぎて扱いづらい。
2回目(写真は2回目のもの)は砂糖と粉を若干増やしてみて、生地の厚さを増してみました。そしてバニラビーンズも加えて見ました。見た目はそれらしくていいのですが、食感がんんーー。少し粉っぽい重さが出てきたような気がしました。
で、今日は3回目の試作です。粉を減らして、若干塩を増やし(塩気がほしいので)、ラムを増やし…という感じで微調整をして仕込みました。
1晩生地を寝かせるので明日焼いてみるまではちょっと分からないのですが、美味しくできるといいなぁ〜。
それから生地の厚みを4ミリにしてみようかと思案中。(1回目は3ミリ、2回目は5ミリ厚でした。)
お菓子作りって、ほんと微調整の積み重ねだわ。
でもそうやって、自分の理想のお菓子ができたときはすごく「やったね!」という気分です!
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コメント
かわいいですね♪
ほんと、お菓子って微調整で全然味が変わりますよね。自分で作るときは、それが手作りの味って事にしちゃいますが(笑
投稿: わしくま | 2008年3月23日 (日) 22時01分
お菓子作りの上手な方でもさらに色々と研究してレシピを改善してオリジナルのものを作り出しているんですね。
私はナントは食べたことがありませんがブルトンぬは大好きです。
自分でやるといつも焦がしぎみになってしまい難しい焼き菓子です。。。
焼き菓子大好き!
投稿: Sue | 2008年3月24日 (月) 22時40分
わしくまさん>
そうね。自分の味にしちゃえばいいのよね~。でも教室で人に教えるとなるとなかなかそういうわけにもいかず試作の日々です・・。
Sueさん>
こんばんは!
焼き菓子おいしいですよね。私もガレットブルトンヌ大好き。自分でつくると焼きたてのいい香りを楽しめて幸せです^^
投稿: masa | 2008年3月25日 (火) 23時42分