« お菓子教室 当日 | トップページ | ナッシュカッツェ 秋の会 »

ラ・ヴィエイユ・フランス 〜生菓子〜

10/25に東京世田谷にオープンした「ラ・ヴィエイユ・フランス」ですが、スイーツファンの中でもワクワクしながら待っていた方も多いと思います!
私もその一人で、友人達に会うたびに「オープンもうすぐだねェ。」「どんなお店になるんだろうね?」なんて話していました。

ラ・ヴィエイユ・フランスのシェフ・パティシエは「木村成克さん」です。
フランスのパリ、リヨン、アルザスなどで長年修行し、その後シェ・シーマや福岡のパティスリー・フレなどでシェフを務めていらっしゃいました。その時のお菓子を食べたことがなかったのですが、雑誌等で木村さんのお菓子を見ては食べてみたいな〜とずっと思っていました。

その木村シェフのお店が東京にできると聞いたときには(しかも家からそんなに遠くないんです^^)嬉しかったですね〜。

Photo_2そんな前置きはさておいて、オープン初日には行けなかったのですがオープンの翌日とこの週末に行ってきました。お店は千歳烏山の駅から歩いて10分程度でしょうか。土地勘がなかったのでちょっと不安になりつつ向かいましたが、そんなに迷うような場所でもありません。
ちょうど交差点の角地にあるベージュ色のマンションのテナントにラ・ヴィエイユ・フランスはあります。お店のオープンを祝うたくさんのお花とお客さんに囲まれていました。

以前お台場店に行った際シェフから、「フランスの田舎風のお店にするんだ。」というお話を聞いていてとても楽しみにしていました。
お店に入ってみるとなるほど。フランスの田舎風だわ!と一瞬で感じました。
古くて温かみのある木材、そしてアルザスの陶器が(クグロフ型や鍋など)かわいらしくディスプレイされています。アルザスの大聖堂?をデザインしたイラストなども飾られていますよ^^

お店には焼き菓子、コンフィチュール、生菓子とたくさんの種類のお菓子が並んでいます。
低めのショーケースの中に生菓子がずらっと20数種類並んでいますが、ぱっと見て感じたのは「あ、フランスのお菓子やさんみたい」ということでした。

私はフランスに住んだことがないのでなんとなくのイメージなのですが、昔からフランスで愛され続けているお菓子が並んでいるように感じました。
サヴァランやエクレア、サントノーレにタルトタタン…。
それから、日本人に愛されているシュークリーム、ショートケーキ、スフレフロマージュもあるのが嬉しいところ^^

友人と一緒にシェアしようとお菓子を選んでみると、なんだか茶系のお菓子が多かったかも…。
ま、秋だし、茶色が似合う季節+茶色いお菓子は大抵おいしい(個人的な好み)ですよね。

Photo_3シュアラクレームは、ころんと丸いクッキーシュー。ちょっと意外な感じもしましたが、(しっかり焼き込み系かな〜?と思っていたので。)お店周辺の地域のお客さんには、定番スイーツを親しみやすいタイプに仕上げる事が大切ですよね。
小さいかな?と思いましたが、卵のコクがあるクリームがたっぷり入っていて満足感があります。

Photo_4サヴァランは、ショーケースの一番はしに並んでいますが、個人的に注目したいお菓子の1つ。艶やかなサヴァラン生地の中央においしそうなフルーツが飾られています。
「ラム酒が結構効いていますよ」とのことだったので、即決しました^^
食べてみると、確かにラム酒の風味が強くて大人のためのケーキでした。フォークをいれるとジュワジュワッとシロップがでてくるジューシーさです。


Photo_5タルト オ ショコラ バナンヌは、チョコレートとバナナを使ったタルトです。シナモン風味のタルトに、濃厚なバナナ風味ガナッシュクリームが入っています。シンプルな構成ですが、想像通りおいしかったです。シナモンを使っているのがきっとポイントなんでしょうね。


Photo_6ピエモンテは、ショコラの袋のようなもので包まれたお菓子。こういうお菓子は他のお店でも見かけることがありますが、今まで食べたことがなかったので、中がどうなっているのか全く分かりませんでした。
カットしてみると、中には軽いメレンゲとヘーゼルナッツ風味のバタークリーム?が層になっていました。ピエモンテという名前は、イタリアの地名でヘーゼルナッツが有名な場所だということです。だからヘーゼルナッツを使ったお菓子なんですね。
メレンゲとバタークリームというとてもクラシカルな組み合わせのケーキですが、しっかり甘くてこくがありこれこそフランス菓子!という味でした。(コーヒーによく合うっ)

Photo_7秋のお菓子の代表格モンブランも頂きました。
ぱっと見ベーシックなモンブランかな?という印象でしたが、土台はタルトそして生クリーム+マロンペースト(国産+フランス産)でした。食べてみると生クリームの中にメレンゲが入っていてびっくり!
さくっじゅわ〜と溶ける軽いメレンゲで湿気防止にチョコでコーティングしてありました。

Photo_10それからショートケーキもチョイスしました。スポンジにじんわりしみこんだ赤いシロップがどうしても気になって食べたかったんです。ジェノワーズが3段、クリームは表面をあわせると3段。私の好みです!自分の中でショートケーキはクリームとのバランスや口溶けなどを考えるとジェノワーズが2段よりも3段の方がおいしいと思っているんです。
赤い部分は苺風味のアンビベシロップだと思うのですが、素直においしいと思えるショートケーキでした。割と軽い食べ口で、飽きないおいしさです。


Photo_8そして、茶色系代表ともいえるお菓子フォイユ ドトンヌ。飾りのチョコが葉を表しているのかしら?それともお花?フォイユなので葉かな〜?と思いつつ頂きました。
チョコとさくらんぼを使ったお菓子です。最近流行の切れ味すっきりなチョコの味ではなくじんわり温かみのあるチョコの風味+熟成したようなさくらんぼがとても合います!個人的に食べた中で一番のお気に入りでした。このお菓子はアントルメも販売していたので、きっとシェフ自身もお好きなお菓子なんでしょうね。

Photo_11そして、2回目に訪れた時に頂いたのがピエモンテ、フレジェ、オモニエール・ドゥ・マロン。
フレジェは表面が赤く茶色いドットがかわいらしい。
ふんわりした厚みのある生地がおいしく、クリームに苺のフレッシュで華やかな香りが移っていてうっとり。
オモニエール・ドゥ・マロンは、栗の粉入りのクレープで栗風味のクリームを包んでいます。クレープを手でちぎりながらクリームを付けてお行儀悪く?頂くのがおいしいです^^

そんなこんなで、結構食べたような気がします…。
お菓子は普通〜やや大きめのポーションで価格は400円前後のものが多く、最近の高いケーキを見慣れていた私にとっては、お得だな!と感じました。

ただ、お店を出たところで、近所のおばさんが「ここのケーキは小さくて高いわ〜!」と言っていたので、いわゆるスイーツファンと一般の方との間には結構ギャップがあるのね…。と実感。(;^_^A

また近日中に行きたいですが次回は、エクレアやサントノーレそしてチーズを使ったお菓子を食べたいですね。

焼き菓子もお台場店より種類が豊富でした。
生菓子の紹介が長くなったので次回紹介しま〜す。


|

« お菓子教室 当日 | トップページ | ナッシュカッツェ 秋の会 »

パティスリー 東京都」カテゴリの記事

コメント

私も早く行きたいです~(*^^*)/
茶系のケーキ満載なのね♪
木村シェフのお菓子ということで想像していたよりも
大きめで、温かい雰囲気のお菓子のような気が・・・
サヴァランとフォイユ ドトンヌは食べたいかな~

投稿: ユキちゃん | 2007年11月 1日 (木) 18時16分

ユキちゃん>
是非次回上京された際に!
案内もしますよ〜^^
次はいついらっしゃるのかしら?

フォイユドトンヌはユキちゃん好みだと思いますが、サヴァランはお酒が…。ユキちゃん眠っちゃうかも〜。

投稿: masa | 2007年11月 1日 (木) 19時12分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ラ・ヴィエイユ・フランス 〜生菓子〜:

« お菓子教室 当日 | トップページ | ナッシュカッツェ 秋の会 »