果物とスパイスのクランベル
今日は、ちょっと蒸し暑いお天気でしたね。
東京では久しぶりに雨も降らなかったので、(暑いとはいえ)外出しやすい曇り天気でした。
さて、昨日は自分が主催する地方菓子教室でしたが、本日はイル・プルー・シュル・ラ・セーヌの講習会に参加してきました。
本日のテーマは弓田シェフによる「果物とスパイスのクランベル」です。
数年前にドゥニさん(フランスのパティスリー・ミエのオーナーシェフ)が日本の講習会で作ったお菓子の1つです。(それを弓田シェフが少しアレンジしているのかな…?何度か試作したとおっしゃってました。)
弓田シェフとドゥニさんはお互いに信頼しあい、尊敬しあっている間柄で、毎年イル・プルではドゥニさんを招いてフランス料理とフランス菓子の講習会を行っています。
まだこの講習会には行ったことが無いのですが、是非来年には…。と思っています。
さて、今日の講習会のお菓子ですが、名前を聞いただけではちょっと想像しづらいお菓子ですよね。
私もあまり想像できなかったのですが、講習会案内のちらしにお菓子の構造図が掲載されていて、「これは是非食べてみたい!」と思い、講習会の3日前でしたがまだ枠があったので申し込みをしました。
このお菓子の構造は、下からシュクレ生地にココナツ風味のアパレイユ、ソテーしたパインとマンゴー、スパイスのクランブル(そぼろ状のクッキー)となっています。
トロピカルフルーツとスパイスのクランブルの組み合わせにすごく惹かれました!
これは、パインとマンゴーのソテーです。バターとお砂糖でキャラメリゼしています。フルーツの水分をとばしつつ、キャラメルの味をしっかりとフルーツにしみこませます。
これは、お菓子の仕上げに使うクランブル。ウィーン菓子だと「シュトロイゼル」と呼ばれますね。そぼろ状のサブレ生地のようなものです。今回は少しスパイスを加えたクランブルでとてもフルーツに合っていました。
お菓子作りの工程で特に奇をてらった部分は有りませんが、やはり1つ1つの工程に意味がありそれを確実に丁寧に行うことの重要性を感じました。
最後に試食で1つ頂けるのですが、本当に素晴らしくおいしかったです。
作りたてに近いということもあり、それぞれのパーツの食感や風味がはっきりと感じられますし、全てのパーツが1つのお菓子にまとまったおいしさを充分に感じられるお菓子でした。
特に感動したのはシュクレ生地。
シュクレ生地とは、甘い生地でよくタルト生地や型抜きクッキーなどに使われるポピュラーな生地です。
私も今までシュクレ生地は作ったことも食べたことも何度もありますが、今日食べたシュクレ生地は全然味も香りも食感も違う!と感じました。
こういう基本の生地こそ大切な部分なので、本当に勉強になりました。
このお菓子、若干構成が凝っていて家庭で実際に作るには手間がかかりますがせっかく講習会で作り方を見てきましたのでこの夏に作ってみたいと思います!
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